殺処分にしないで。猫たちの里親探しの継続にご支援お願いします

今回の保護にあたり、伏線があったこともお伝えしたいと思います。

 

2019年春

 

かあちゃん（当時推定3歳）は近隣ＡさんとＢさんからエサをもらっていたようです。

Ａさん宅の裏庭側、通気口の金網の腐食した部分から床下に入り込み、かあちゃんは子猫を5匹生みました。

乳離れが始まり、子猫たちが出入りするところを見かけ微笑ましく思っていました。

ある日、主人の出勤時に駅まで車で送って帰ると私の駐車場にじっとしている子猫が1匹。

もうすでに息絶えた状態でした。

状況的に、私が轢いてしまったと思われました。

本当にかわいそうなことをしてしまったと後悔、懺悔の気持ちでいっぱい。

手厚く葬りました。

 

2019年夏

 

徐々に衰えを見せていた我が家の飼い犬。

夜中に吠えることもしばしば。

外で飼っていたため、ご近所の迷惑かと思い、その都度玄関に入れたりしました。

しかし13年間、トイレ等のトレーニングをしていなかったことや

年齢的にもスペース的にもずっと室内で飼うという余裕はありませんでした。

そして、たびたびお伝えしていた通り野良猫たちにご飯を横取りされていたことが発覚。

夜中に吠えていたのも、夜行性のネコたちの気配に対してだったのでしょう。

（認知症だと勘違いしてごめんね）

 

保護してから知ったことですが、同じ頃Ｃさん宅が野良猫のトイレにされており、エサやりをしていたＢさんとトラブルになっていたそうです。

Ｃさんは保護団体、町内会に苦情を訴えＢさんにエサやりをやめるよう求め、Ｂさんはそれを拒否されたそう。Ａさんと交流はあまりなく、エサやりしてたことは知らなかったようです。

保護団体からはＴＮＲの提案をし、Ｂさんは協力をお約束されましたがＣさんはＴＮＲに対し、ネコがいる以上自身の被害はなくならない！と強く反対され駆除してほしいと望まれました。

Ｂさんはご高齢で、体調を崩され入退院を繰り返すようになり話し合いも進まなくなっていた状況。

急にネコがエサを求めてくるようになったのは、Ｂさんからご飯がもらえなくなり、我が家の犬のご飯にたどり着いたからなんですね。

 

2019年秋

 

かあちゃん一家の子猫は3匹まで減少。しかし、いつの間にか行動を共にする少し月齢の若い子猫が2匹増えていました。

相変わらず、犬のご飯に神経を尖らせないといけないことに疲れた私は保護団体に、何とかならないか相談メールをしました。

すると、そのお返事が「自分で保護できるなら、避妊、去勢手術を受けさせてください。費用は補助が出ます」ということのみ。

そこでプロジェクト開始となりました。

まずは3匹の保護。手術を済ませ、補助金を頂こうといそいそと出かける私。

そこで待っていたのは「TNRじゃないと補助はありません」という残念なお言葉・・・

（先に知っていたら、耳カットしてもらってTNRしたのに。。。)

 

「ワクチン接種、血液検査をしたら譲渡会に参加して里親さんを探しましょう」と新たなご提案を受け、実施。

まだ3匹外に残っているけど、目の前でかあちゃんが捕まるのを見ていた子たちはとても警戒心が強かったので、捕獲器をお借りしました。

その時のご注意が、「近隣の方に保護する日時を事前にお伝えください。エサやりさんがあげている以上、捕まりにくいです」と。

また、場所について詳しく聞かれ答えるとＣさん、町内会からもご相談があったと何とも歯切れの悪い感じ。

帰宅後Cさんにこの話をすると、「助かったわー」と一言。そして私にしてくれた話の内容が保護してから知ったこととなります。負担した費用についてお伝えしても、「そうなんだ。すごいね」他人事と言わんばかりの反応にとても悲しく思いました。

 

②へつづく