世界遺産白川郷で休耕田に桑を植えて、桑畑を再生させたい!
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 3人
- 募集終了日
- 2015年12月28日
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- 35人
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- 現在
- 5,755,000円
- 支援者
- 297人
- 残り
- 30日
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- 現在
- 2,579,000円
- 支援者
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- 残り
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- 総計
- 33人
プロジェクト本文
白川郷で始まった養蚕復活の取り組みを支えるべく、白川郷内の休耕田に桑を植えて桑畑を再生させたい!
皆様、はじめまして。私たちは、三島敏樹(白川郷田島家養蚕展示館館長)を中心に、世界遺産・白川郷で旧田島家を拠点とし、観光を活用し「養蚕」を産業として再生するべく、「養蚕再生プロジェクト」に取り組んでいます。私は、当プロジェクトの企画・現場担当の青野朋晃と申します。現在、ガイドによる説明だけでなく、自分で触れて体験することができるプログラムづくりと、それをいかに継続したしくみとするかに取り組んでいます。
その一環として、来年の春の雪解けとともに、館長や地元有志の方々と、休耕田を利用した桑畑の再生を行いたいと考えています。桑の葉は蚕のエサとなるとともに、桑の実はコンフィチュールなど地場産品の原料に活用することができ、さらに桑畑が再生されることは世界遺産・白川郷の景観保全に効果があります。
しかし現在の計画としては、休耕田3か所に合計340本の桑の木の苗を植える予定ですが、購入費用が不足しています。 皆様のお力を私たちにお貸しいただけないでしょうか!
(お蚕様 繭づくり)
観光を活用し「養蚕」を産業として再生する「養蚕再生プロジェクト」
私たちは、現在世界遺産・白川郷で旧田島家を拠点に、三島敏樹が中心となって地元有志が観光を活用し「養蚕」を産業として再生する「養蚕再生プロジェクト」に取り組んでいます。ここでいう「養蚕」とは、蚕の飼育や繭の生産以外に、桑摘みや糸取りなどの過程を見学・体験できるプログラムを住民や観光客の方に提供することを意味しています。
このプログラムを提供することにより、白川郷がいかに形成され、そこでどのようなライフスタイルが展開されてきたかについて、住民や観光客が容易により深く理解し、白川郷のファンづくりに貢献できると期待しています。
(展示館二階)
世界遺産登録20周年を迎えるにもかかわらず、本当の意味での住民による伝統文化の継承、あるいは文化観光の実現が困難となっています
白川郷と養蚕の関係を不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、かつての白川郷では、山深い土地柄にもかかわらず農家が安定的な現金収入を得る手段として、合掌造り民家の屋根部分を大型に発達させ、その空間を利用した養蚕を盛んにおこなってきました。しかし現在の白川郷では、産業としての養蚕は全く行われていないのが現状です。そのため、今年は世界遺産登録20周年であるにもかかわらず、合掌造り民家や集落景観が成立した本来の経緯を容易に理解できるしくみはありません。本当の意味での住民による伝統文化の継承、あるいは文化観光の実現が困難であると言えます。
私たちは、このような状況に問題意識をもち、合掌造りの暮らしともっとも関係の深かった養蚕を再生するため、今年6月に「養蚕再生プロジェクト」を立ち上げました。そして、村内唯一の養蚕をテーマとした白川郷田島家養蚕展示館を開館しました。当館では、パネル展示や映像放映、蚕の飼育・見学を行い、住民・観光客の方に白川郷の養蚕文化やかつてのライフスタイルを体感する機会を提供しています。
(白川郷展望台から)
「養蚕」を伝える上で一番理解していただきやすく、興味を引き出せていると感じるのは、自分で触れて楽しみながら「養蚕」を体験した時
当館では、私たちが観光客の方へガイドを行います。しかし、観光客の方にとって馴染みのない「養蚕」について、単に説明をするだけで十分に理解してもらえているのか。楽しんでもらえているのかと感じていました。私たちは、観光客の方が「養蚕」に興味をもち、深く理解していただいていると感じる瞬間は、パネル展示やガイドの説明だけの時ではなく、自分で触れて楽しみながら「養蚕」を体験した時だと感じています。そのため、私たちは「養蚕」を観光客の方が、容易に、より深く理解し、白川郷のファンとなって貰うために体験プログラムづくりに取り組もうと考えました。
(青野ガイド中)
体験プログラムは「養蚕」を伝える上で一番理解して貰いやすいと考えており、この取り組みは本当の意味での伝統文化の継承に繋がると考えています。
単に「養蚕」についての体験プログラムづくりと一言では言っても、繭から実際に糸を取る糸取り、染めの体験など様々なプログラムが考えられました。しかし、これらを行う事は養蚕についての理解を深めることは出来ても、観光客にとって手軽な手段だとは思えませんでした。そこで、普段からガイド中に「蚕って何を食べるんですか。」と質問があった時は、私たちの説明だけでなく、桑の葉を渡して観光客自身で蚕にエサをあげてもらっていた事から、「桑」を切り口にすることが一番手軽に「養蚕」について体感する事が出来る方法なのでは、と考え今回の桑畑再生事業に取り組み始めました。
かつて養蚕が盛んだったころは蚕の餌を大量かつ安定的に確保するための桑だけを育てる桑畑がありました。しかし、養蚕が行われなくなるとともに白川郷の桑畑は無くなっていきました。そのため「桑」切り口にした体験プログラムづくりを行うためには、桑畑の再生が欠かせません。桑畑を再生させた後、桑摘み体験や草刈り体験、桑の実摘み体験など観光客が「桑」というものを通じて、楽しみながら「養蚕」を自分で体験できるように桑畑の環境整備と体験プログラムづくりと継続していくためのしくみづくりを行います。
(蚕さま)
住民や一度訪れてもらった観光客にも関わってもらえるような仕組みづくりを行っていくことで継続性を持った取り組みにしていきたい
この桑畑再生を行うことは、体験プログラムを通じて観光客が白川郷の「養蚕」について、容易に、より深く理解する機会を提供するという意味合いだけではありません。今後白川郷は住民の高齢化が進み、後継者不足などによって耕作放棄地が増えると考えられます。これらを桑畑として再生することは、土地の有効利用であるとともに、世界遺産白川郷が養蚕が盛んだった頃の伝統的な景観を再現させるとも言えます。また、桑畑が再生されると、そこで育てた桑の葉は蚕のエサになりますが、希少な白川郷産の桑の実はコンフィチュールに使用するなど、新たな白川郷ブランド商品の原料として活用し地域経済に貢献する計画もしています。さらに、住民や一度訪れてもらった観光客にも関わってもらえるような仕組みづくりを行っていくことで継続性を持った取り組みにしていきたいと思います。
最後に、白川郷は世界遺産という事もあり、日本各地から本当にたくさんの観光客が訪れます。観光客の方のなかには、かつて実家で養蚕をしていたといったお話しをお伺いすることが多々あり、かつては日本各地で養蚕文化があったにも関わらず、今では多くの地域で白川郷同様に失われつつあるという事を実感します。そういった地域で養蚕文化に再び「光」が当てられるための一つのモデルに、この「養蚕再生プロジェクト」がなることが出来ればと思います。
(田島家外観)
白川郷の本当の意味での文化伝承のために、私たちにお力添えいただけないでしょうか。暖かいご支援の程どうぞ宜しくお願い致します。
【引換券について】
・サンクスレター
・桑の実のコンフィチュール
・白川郷産ニホンミツバチの蜂蜜
・木に名前を付ける権利
・ガイド付白川郷ツアー
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プロフィール
地域づくりについて勉強している大学三年生です。 白川郷養蚕再生プロジェクトの桑畑再生事業の企画・現場担当です。
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リターン
1,000円
・サンクスレター
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
・サンクスレター
・コクーンマグネット
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 制限なし
1,000円
・サンクスレター
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
・サンクスレター
・コクーンマグネット
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- 2
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プロフィール
地域づくりについて勉強している大学三年生です。 白川郷養蚕再生プロジェクトの桑畑再生事業の企画・現場担当です。