【致死率99%超】FIP(猫伝染性腹膜炎)治療のため助けてください

【致死率99%超】FIP(猫伝染性腹膜炎)治療のため助けてください

支援総額

720,500

目標金額 700,000円

支援者
174人
募集終了日
2021年4月23日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

初めまして。ご覧いただきありがとうございます。オトヒメの飼い主の齋田幸立と申します。

私は静岡県磐田市在住で、妻と娘2人(8才と5才です)、そして今年3月で満一才になるメス猫のオトヒメと共に暮らしています。

我が家に2020年9月23日にやってきて、大切な家族になってくれた『オトヒメ』が不治の病【猫伝染性腹膜炎(FIP)】に罹ってしまいました。

 

FIPと診断された書類(2021年1月16日時点)

 

▼プロジェクトの目的

 

 このプロジェクトの目的は、オトヒメに猫伝染性腹膜炎(FIP)を治すために必要な治療費を集めることです。

 

 本プロジェクトはAll or Nothing方式となります。支援総額が目標金額に1円でも満たない場合、全額支援者に返金される方式です。

 

 通常、猫の体内には『猫コロナウイルス』というものが大抵存在します。(この猫コロナウイルスというのは、今大変な問題になっている新型コロナウイルスとは全くの別物です。)

 この猫コロナウイルスは、基本的に宿主の健康を害するものではありません。しかし、猫コロナウイルスが何らかの影響で突然変異してしまうことがあります。そしてその突然変異したウイルスに免疫力が追い付かないと宿主である猫はFIPを発症してしまいます。FIPの発症例は1才未満の猫に多く、免疫力が整っていなかったりストレスなどで免疫力が低下していると発症しやすいとされています。

 

 FIPはFeline Infectious Peritonitisの略で、発症すれば致死率はほぼ100%と言われ、今までは治療方法が確立されず不治の病とされてきました。そしてこのFIPは、非常に進行の早い病気です。発症してから数日で命を落とすケースも少なくなく、長く持っても数ヶ月で命を落とすのが大半です

 これまでの治療は延命のための対処治療しかなく、完治はほぼ不可能と言われてきました。

 

FIPの主な症状は、食欲低下、元気減退、体重の減少、発熱等の症状とともに、お腹や胸周りに水がたまり(お腹にたまると腹水、胸にたまると胸水と呼ばれます)、腹水や胸水が肺を圧迫することにより呼吸困難などの症状が起きます。他に肝臓や腎臓、腸などにも影響が出て、進行具合によってさまざまな症状が表れます。

 

 

 しかし近年、新薬が誕生しその実証例が、世界で3000例以上もの治療報告がされてきました。ただ、まだ非常に新しい薬なので日本では未認可です。その為、今現在の日本では大変希少かつ高額な薬となっています。

 

 またこのプロジェクトには、おこがましいと思われるかもしれませんが、FIPのという病気の存在を出来るだけたくさんの人に知ってもらいたいという意味も込めさせてもらっています。

 この先同じような辛い思いをする飼い主様や、FIPで死んでしまう猫を少しでも減らしたい、自分たちの行動が他の飼い主様の希望になれたらそういった様々な思いがありプロジェクトを立ち上げさせていただきました。

 

 

▼プロジェクトを始めた経緯

 

 2020年秋、愛知に住む私の父が、前飼い主様が亡くなり野良猫になりかけていた生後半年の子猫を保護しました。そして我が家に譲られたのがオトヒメです。妻や娘達は動物が好きで、特に猫が大好きでずっと飼いたいと言っていたので、オトヒメが家族の一員になり皆大変喜びました。

 

 

 オトヒメはとても大胆で人懐っこく、初めて家に来たその日の夜私に寄り添ってきたほど甘えん坊です。誰かが何処に行くにも付いて行き、直ぐに”撫でて”とアピールするしてきます。また、とても活発な面もあり娘達の良い遊び相手にもなっています。

 他の特徴としてはのど鳴らしが独特で、『クルルルクルッポクルッポ』と聞え、鳩のようで面白いです。

 

 そんな何でもないしかし幸せいっぱいの中、2020年12月中旬のある日、ふとオトヒメの横腹が少しポコッと出ている事に気が付きました。最初は、

”室内飼いなので少し太ったかな?”

くらいにしか思っていませんでした。

 しかし、日に日にお腹は膨らみを増し、それに加えて食欲がだんだん落ちていきました。私達もこの頃にはさすがにおかしいと感じ出していました。

 子猫らしくあんなに毎日元気に走り回っていたのに、おなかが重いせいか歩くのが精一杯な状態になっていき、どんどん元気が無くなり、しんどいのかクローゼットの物陰でジッとしていることがほとんどになりました。

 そして何も食べず何も飲まなくなっていって、しかし辛うじてトイレにはよろけながらも行っていました。   

 食べないせいで顔はやせ細っていき、お腹だけは大きくなっていきました

 急ぎ病院へ連れて行きたいと思いましたが、その頃にはちょうど年末年始に掛かってしまい、病院も軒並みお休みに入っていたので、2021年年明けにやっと病院へ連れて行く事が出来ました。

 

・病院へ行く前日のおなかの様子です。腹囲が47㎝になっていました(通常時は30㎝くらいです) 

 

 

病院の先生は、お腹を見るなり「少し詳しく調べた方がいいですね」とおっしゃり、様々な検査をすることになりました。1時間ほど検査に掛かり、”随分時間がかかってるけど大丈夫かな?”と不安になってきた中、先生から呼ばれて処置室に入りました。そして、先生から衝撃の診断が告げられました。

 

オトヒメちゃんはFIP、猫伝染性腹膜炎という病気に罹っているかもしれません

 

 最初はどんな病気かよく分かりませんでしたが、先生の説明を聞き、FIPが致死率99%超えの『不治の病』だという事、治療の方法は無く延命治療しかない事を知ると、あまりのショックに頭が真っ白になっていき、その後の先生の説明もまともに耳に入ってこなくなってしまいました。ただ断定は出来ないとのことで、専門の検査機関に検体を送り調べてもらうことになりました。

 

血液検査では、FIPの特徴が幾つか出ています。

 

 

後日、専門機関からFIP確定の通知が届きました。(1月9日時点)

 

 家に帰り、子供たちには内緒にし、妻に病院での結果とFIPについて伝えると、その場に泣き崩れました。私の顔も血の気が引いていて真っ青だったと思います。誰が悪いわけではないですが、妻はオトヒメを撫でながら「ごめんね、ごめんね…」と言っていました。

 

 その夜、自分も覚悟を決めようとFIPについてよく知ろうと思い、同時に何か打つ手はないか、1%でも助かる方法はないかと調べていました。すると、近年新薬が開発されたことを見つけ、詳しく調べていったところ、新薬が誕生したことを知りました。”助かるかもしれない!”そう思った矢先、その薬は日本でまだ認可されておらず、そのため非常に高額な薬であることを知りました。正直、あまりの高額に”これでは自分たちの生活が苦しくなってしまうし、ちょっと無理だ…”と諦めかけました。

 しかし、さらに調べていくうちに、クラウドファンディングに挑戦されている方々を見つけ、”もしかしたらオトヒメも助けられるかもしれない”と思い、翌朝、妻に病気の詳しい内容、新薬があるが非常に高額な事、クラウドファンディングで支援を受けている方がいること、しかしたとえクラウドファンディングを始めたとしても成功しなければ1円たりとも支援を受けることは出来ず、経済的な窮地は免れない事などを伝え、今後どうするか相談しました。

 

 そして、

助かる可能性が僅かにでもがあるなら、金銭を理由には、諦めたくない。たとえ他人には小さな命に見えても、絶対に助けたい!

 

 それが我が家の答え、命を繋ぐ選択をしました。

 

 誕生した新薬は、国内では扱いのある動物病院が非常に少なく、2020年9月時点で日本全国に8件しか取り扱いがありません。一番近い病院でも自宅から300㎞も離れた横浜の病院になります。しかし”絶対に助ける”と決めたので、すぐその病院に電話で問い合わせをし、「直ぐにでも連れてきてください」と言っていただいたので、専門機関での検査結果と共に1月11日に横浜の病院を訪ねました。

 横浜の病院でも血液検査等を行い、オトヒメはFIPの中でもウェットタイプの中期と診断されました。エコー検査で、腸の状態もほとんど動いておらず”これでは食べたくならないよね”と言われました。そして医師から、病状が静かに、しかし確実に進行していることを告げられ、一刻の猶予もなかったため1月11日時点より薬の投与を開始しました。

 

 

1月9日時点よりも、血液検査の結果が悪化していました。

 

▼集まった資金の使い道

皆様から頂いた支援金は、全てオトヒメの治療の為、薬代と、病院での治療費に充てさせていただきます。

新薬は、

 

100mg=2,400円

 

掛かります。投与量は体重に比例して増え、一日あたり、

 

体重 2.3Kg~2.8Kg=250mg

   2.8Kg~3.3Kg=300mg

   3.3Kg~3.8Kg=350mg

   3.8Kg~4.3Kg=400mg

 

必要になります。そして、投薬は84日間行わなければなりません。今回、オトヒメの投与開始時の体重が2.56kgでしたので、投与量は250mgからスタートしました。また、投与開始から投与完了までに体重を1kg以上増やさなければならず、

 

開始~18日目

250mg(6,000円)×18日=108,000円

 

19日目(19日時点で体重が2.8kgを超えました)~40日目(これ以降は体重増加は仮定です)

300mg(7,200円)×21日=151,200円

 

41日目~60日目(体重~3.8kgまでと仮定)

350mg(8,400円)×20日=168,000円

 

61日目~84日目(体重3.8kgを超えると仮定)

400mg(9,600円)×24日=230,400円

 

となり、薬代と消費税10%(65,760円)を合わせると総額723,360円になります。また、病院での診察料、検査料、病院までの交通費(東海道新幹線『浜松』・『新横浜』間1回往復16,000円、最低4回通院します)、クラウドファンディングへの手数料と消費税、リターン作成費を合わせると、総額120万円以上になります。今回、どうしても自己資金で工面できない金額を目標金額に設定させていただきました。

 

1月11日の診察料、検査料、薬代です。

 

1月11日の交通費です。記載はないですが、ペットを連れているため別途手荷物料として片道290円掛かっています。

 

1月16日の薬代です。遠方のため頻繁には通えず、薬は郵送していただいています。

 

 

1月24日の薬代です。

 

 

2月1日の薬代です。

 

 

2月10日の定期検診費と薬代です。

 

 

▼投薬開始後の様子

 1月11日より投与を開始しました。最初は薬の効果が表れるかの様子見も兼ねて、10日分処方していただきました。

 

 病状がウェットタイプ中期だった為、薬の効果が表れるのに5~6日くらい掛かると言われていました。しかし、あんなに1日中ジッと動かなかった状態から処方開始3日目の夜に僅かに改善が見られ始め、トイレ以外で歩き回るようになりました。4日目には何も食べなかった状態からちゅーるを1本食べられるようになりました。

 

投与開始7日目には食欲がかなり戻り始め、通常時の2/3くらいまで食べられるようになりました。お腹の方も、腹水が減り始めたのか見た目で少し縮んだのが分かるくらいでした。薬の効果が期待できるとされ、このまま継続して投与をする事になりました。

 

 投与開始14日目(1月24日時点)には、病気になる前と変わらない走り回る姿や、食欲も完全に戻ってきました。私達としてはもう少し安静にしていて欲しいほどの回復ぶりでした。

 

 

・投与開始14日目の姿です。投与前の弱っている頃に比べ、目に力が戻ってきています。これほどまでに効果が表れるとは思っておらず非常に嬉しく思います。お腹の腹水もだいぶ抜けてきました。

 

▼リターンについて

 

 支援していただいた方には、心を込めてリターンをお送りさせていただきます。

心ばかりではありますが、皆様に感謝の気持ちが伝わるように画像や手作りのヘアゴム、手作りの首輪や長女の描いた『水兵さんオトヒメ』の絵をトートバッグやTシャツにしたグッズなどをご用意させていただきます。

 なお、コロナウイルスの影響によりリターン品の送付は、プロジェクト終了後よりリターン品の作成に入りますので、リターン品完成後より順次発送させていただきますが、手作りの品もある為、発送完了を最大2021年5月末日までを予定しております。

 

 本プロジェクトはAll or Nothing 方式となります。支援総額が目標金額に1円でも満たない場合、全額支援者に返金される方式です。

 

▼最後に

 

 最初はこの治療費が高額で経済的な面で諦めかけていましたが、クラウドファンディングの存在を知り、家族と話し合いました。これが本当にいい方法なのか?他の方に支援をお願いするのは間違っているのではないか?本当に本当に悩みました。そして私たちがたどり着いた答えは、

 

経済的な理由だけで諦めたくはない。新薬がある事、クラウドファンディングの事、いろんな方法や可能性があるのに、オトヒメの命が消えていくのをただじっと待つ事は出来ない。どんな小さな命でも命を繋げたい

 

でした。

 

 私の娘の一方には、自閉症スペクトラムと多動性障害の複合型の発達障害があります。些細なことをきっかけに、時には機嫌を損ね閉じこもったり、暴れたり、抜毛症などの自傷行為が起こります。そのような発達障害の子供にはアニマルセラピーが効果があると知り、いつかは動物を飼いたいと思っていました。

 私の父が保護したことがきっかけで予定より早く猫を飼うことになりましたが、オトヒメがやってきて娘達も大変喜び、実際にオトヒメが居る事で心が落ち着きやすくなったり、気持ちの切り替えがしやすくなったりと、アニマルセラピーの効果もはっきりと表れました。

 

 そんな風に、オトヒメはただ居るだけで本当に様々な幸せをくれます。オトヒメは猫ですが、私達家族の大事な一員です。大切な家族を失いたくないです。もっと沢山の時間を一緒に過ごしたいです。色んな季節を、景色を見せてやりたいです。美味しい物も、もっと沢山食べさせてあげたいです。

 とにかく今は、オトヒメに出来ることを毎日必死に考えて取り組んでいます。

 

自分勝手なお願いなのは承知していますが、どうか皆様のお力をお貸し頂き、オトヒメを救ってください。

 

最後までお読みいただき、心から感謝申し上げます。

ありがとうございます。

 

 

※万が一、治療期間中に亡くなってしまった場合でも、返金は致しかねます。
またその場合は、資金を掛かった薬代、通院費、治療費にあてさせていただきます。

 


【プロジェクト終了要項】

●治療・手術対象    
オトヒメ(猫、メス、10ヶ月)

●治療・手術内容    
FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療の為の投薬治療

●治療・手術完了予定日    
2021年04月04日

 

 

 

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プロフィール

初めまして。オトヒメの飼い主のザッハトルテと申します。妻と2人の娘の4人暮らしです。猫伝染性腹膜炎(FIP)に罹ったオトヒメを助けるために初めてのクラウドファンディングに挑戦します。 命を繋ぐため、治療費の支援をどうぞよろしくお願い致します。 ツイッター https://twitter.com/zahhatorute2

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リターン

3,000


オリジナルヘアゴム

オリジナルヘアゴム

感謝の気持ちを込めて、妻の手作りのヘアゴムを1点お送りさせていただきます。女性だけでなく男性のご支援もお待ちしております。

申込数
22
在庫数
8
発送完了予定月
2021年6月

5,000


手作りの首輪

手作りの首輪

感謝の気持ちを込めて、手作りの首輪をお送りさせていただきます。
※首輪のサイズは首回り18cm~32cm対応となっております。
※指定のご住所に送付させていただきます。
※送付以外の目的で使用することはありません。

申込数
9
在庫数
21
発送完了予定月
2021年6月

3,000


オリジナルヘアゴム

オリジナルヘアゴム

感謝の気持ちを込めて、妻の手作りのヘアゴムを1点お送りさせていただきます。女性だけでなく男性のご支援もお待ちしております。

申込数
22
在庫数
8
発送完了予定月
2021年6月

5,000


手作りの首輪

手作りの首輪

感謝の気持ちを込めて、手作りの首輪をお送りさせていただきます。
※首輪のサイズは首回り18cm~32cm対応となっております。
※指定のご住所に送付させていただきます。
※送付以外の目的で使用することはありません。

申込数
9
在庫数
21
発送完了予定月
2021年6月
1 ~ 1/ 15

プロフィール

初めまして。オトヒメの飼い主のザッハトルテと申します。妻と2人の娘の4人暮らしです。猫伝染性腹膜炎(FIP)に罹ったオトヒメを助けるために初めてのクラウドファンディングに挑戦します。 命を繋ぐため、治療費の支援をどうぞよろしくお願い致します。 ツイッター https://twitter.com/zahhatorute2

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