義経と天狗の絵馬修復プロジェクト終了報告
ご支援者様へ
義経の天狗の絵馬の修復プロジェクトにご支援頂きましてありがとうございました。
皆様からの温かいご支援・ご協力により93名の方から総額125万円のご支援をいただくことができました。
12月2日に無事修復が完成し、山武市雨坪の不動尊堂に届けられましたので
このプロジェクトの終了報告をさせていただきます。
絵馬は東京湯島の上田墨縄堂さんにより落ち着いた色彩になり美しくよみがえりました。
剥落しかかっていた箇所も今回の修復で50年は保つとのことです。
12月18日、山武市文化財審議会委員の方々が文化財申請した義経の絵馬の調査に入りました。以前、文化財申請をした東源寺の鎌倉時代の仏像と共に調査いたしました。
絵馬が飾られていた不動尊堂など約1時間、調査をしました。
2022年1月か2月に審議会が開かれるそうです。
義経と天狗の絵馬が山武市の文化財に指定されればいいのですが、期待して待ちたいと思います。
絵馬を保管する条件として湿気や直射日光を避けるようにとのアドバイスを受けました。不動尊堂はかなりの湿気でこのまま置くと絵馬には良くないので、
東源寺の跡に建てられた雨坪コミュニティセンターの床の間に飾ることになりました。
また、絵馬を入れるためのケースを作りました。
周りが木製の額で、絵馬正面にアクリル板を入れて収納した状態で鑑賞できるようになっております。(上左写真参照)
高額支援者の芳名板は約70cm×約137cmで作成しました。
絵馬に近いサイズで、額を伴う大きな杉の一枚板のものでとても立派に仕上がっています。
あいにく名前を書いてくださる方が見つかっておらず、
こちらの最終報告に間に合いませんでしたができるだけ早く見つけ、作成を進めて参ります。
また、希望する方へのリターンは12月28日までにはすべて発送を完了いたしました。
以下、収支報告となります。
支援総額 1250,000円
絵馬修復代 800,000円
レディフォー手数料 165,000円
リターン・送料 100,000円
チラシ 20,000円
アルバイト・謝礼・他 30,000円
絵馬の保管箱 30,000円
芳名板 30,000円
合計 1,175,000円
残金 75,000円
残金は絵馬を置く台の費用に使わせていただきます。
また、お披露目会を開催しました時の費用にも使わせていただきたいと思います。
迎春にあたり、新たな力を得た絵馬が皆様に幸せを運ぶことを願っています。
皆様からのご厚情を糧に、この地域の歴史に光をあてる事を目指して、引き続き活動を続けていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
義経絵馬保存会
会長 中嶋久雄
事務局 田野圭子