終了報告とお礼
この度はQDレーザの「世界初、レーザ視覚支援機器を盲学校に届けたい!」に多大なるご支援を頂きましてありがとうございました。終了時期となりましたのでご報告をいたします。
このプロジェクトの目標は、盲学校に通う子供たちに網膜投影技術を知らせて「見る」体験の積み重ねを支援し、その結果をサポータの皆様と共有してロービジョン者への支援の輪を広げることです。
皆様からの応援コメントとご支援を励みに、私たちQDレーザは張り切ってプロジェクトを進めてまいりました。
【結果のご報告】
支援金を使ってRETISSA SUPER CAPTUREの試作品を10台製作し、うち9台を8か所の子供たちに使っていただく運びとなりました。1台は予備とします。8か所うちの1校である筑波技術大学は、協力してくださる学生さんが多いので2台お届けしました。また、日本国内だけでなく、ドイツのエッセン大学病院内の子供たちにも試していただくことになっています。
お届けの手順として、各学校にRETISSA SUPER CAPTUERを持って私共がお伺いし、ご説明と体験談作成のお願いをしています。感染症の影響で学校への立ち入りが制限されていたため、予定が後ろ倒しになっている学校もありますが、これまでに7台を既にお届けし、使用されています。
使って下さった子供たちにお話を伺うのは、これからになります。第1回は5月17日を予定しています。体験談集の完成とQDレーザ公式サイトでの概要公開は9月を予定しています。
お届けした際に、先生方や生徒さんたちが早速試してくださいました。新しい体験に驚き喜んで、どんなシーンで使えるか様々な提案をしてくださいました。理科の授業での観察や校外学習や課外活動、趣味などの場で利用できそうだというお話でした。機器のデザインの見た目が普通のカメラであることにもご好評をいただきました。
RETISSA SUPER CAPTUREを多くの人に届けることへの意義を、再確認することができました。使っていただいた後の体験談からどのような気付きを得られるのか、とても楽しみにしているところです。
【収支のご報告】
皆様からご支援いただいた資金525万円は全額を本プロジェクトに使わせていただきます。(体験談の取材費用はこれから支出します。)
支出の内訳の概算は次の通りです。
レディフォーへの支払い \693,264
試作品製造費用 \2,543,508
返礼品購入・送付 \1,622,201
体験談取材・編集・送付(今後) \393,027
計 \5,252,000
体験談取材費用は足りなくなる予定です。赤字分はQDレーザが負担します。
【リターンの発送状況】
リターンにつきましては、「子供たちの体験談」以外の品物はすべて発送しました。
「子供たちの体験談」は9月中に完成し、9月末までにお届けします。2月19日の新着情報でご報告した通りです。お待ちいただきますように重ねてお願いいたします。
【今後について】
今月17日から生徒児童の皆さんのご体験の聞き取りが始まりますが、体験談集の予告編として、新着情報に載せていけたらと考えているところです。
引き続きよろしくお願いいたします。