支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 211人
- 募集終了日
- 2022年2月12日
ロービジョンの方々がどのように物を見ているのか、のイメージ
ロービジョンの方々がどのように物を見ているのかイメージするのは簡単ではありません。ひとつには、眼疾患には様々な要因とその組み合わせがあって、各人で症状が異なっているためであり、かつ、我々は他人の見え方を知る術をもっていないからでしょう。
レーザ網膜投影で見え方の状態を定量化し(実際、QDレーザの網膜投影技術で、白内障によるコントラスト感度低下、緑内障による視野欠損の程度、水晶体の屈折力等は、1分以下で簡便に評価できるところまで来ています)、その見え方に応じた処理を施して画像を網膜に直接投影すれば、健常者でもロービジョン者の見え方を疑似体験、共感できるはずです。その技術開発も今後進めてみたいと思っています。
現在、QDレーザは網膜投影技術を試してくださったロービジョンの方々にお願いして、ご感想を語っていただく体験者インタビューを続けています。どのように日常生活を送っているか、RETISSAがどのように生活の役に立ちそうか、あるいは日常的に使って役にたっているかのインタビュー集です。「あっ、これは私と同じだ!」と思ってくださる方、是非ご当社に一報ください。まずはレンタル等で製品をお使い頂き、体験者の方と同じ体験をして頂ければ嬉しいです。
そんな中、興味深い記事を見つけましたので、紹介します。
「視力0.1以下のヤツが裸眼で街に出るとありがちなこと30連発 」です。
筆者は裸眼視力が0.1なので眼鏡をかけていますが、ある日眼鏡を修理に出さなければならなくなります。修理している40分間、眼鏡がないまま街を歩いてみたら...というレポートです。
「視力0.1以下のヤツが裸眼で街に出るとありがちなこと30連発 」
メガネっ子にとってメガネは生命線である。これなくして生活はできない。スマホも大事だけど、スマホよりもはるかに大事だ。
先日私(佐藤)は、サウナに長時間入って汗から塩を生成することに挑んだ。その時うかつにも、メガネをつけてサウナに入ってしまい、レンズのコーティングが溶けてしまったのだ。すぐにメガネ屋に行きレンズ交換したのだが、40分間メガネなしで街に出ることになってしまった。メガネなしで街に立つ恐怖……。おわかり頂けるだろうか?
・視力0.1以下のヤツが裸眼で街に出るとありがちなこと
1.何も見えない
2.いや、割と見えている
3.しかし何も判別できない
4.自分の半径1.5メートル以上は全部ぼやけている
5.世の中と自分との間に、分厚い膜ができたように感じる
6.とりあえず喫茶店にでも行こうかと思うけど、看板が見えない
7.巨大な看板は見える
8.喫茶店に入ってもメニューが読めない
9.かなり顔に近づけてようやくメニューが読める
10.会計の時に小銭が見えない
11.ビックカメラやヨドバシのようなデカい電器屋に入っても、フロアガイドが読めない
12.目当ての商品の売り場がわからない
13.商品が多すぎて、目当ての商品の棚までたどり着ける気がしない
14.郊外型のイオンなどに行ったら、建物から出られないんじゃないかという気さえする
15.書店は地獄
16.本のバックカバーの色の違いくらいしかわからない
17.立ち読みする気が起きない
18.絵本くらいなら読めるんじゃないかと思う
19.CD屋に入ったかと思ったら、DVD屋だった
20.メガネがないのに、メガネを直すしぐさをしてしまう
21.スマホのカメラを通して周りを見ると、良く見える!
22.スマホがメガネ代わりになるかも! と一瞬思うけど、怪しいからやめる
23.スマホの利便性に気づいた時に、この先にさらなる地獄が待っていることに気づく
24.スマホの充電がなくなったら……
25.明るいうちは、勘を頼りにそこそこ動き回れる
26.日が落ちたらまずい……
27.電柱にぶつかって、「すみません」と言いかねない事態になる
28.モノを間違えるのはまだマシ
29.ヤバいのは、顔見知りに「久しぶり」とか声をかけられても、誰だか全然わからない
30.冗談ではなくメガネなしでは生きていけない
結論、メガネ最高! メガネがあるからこそ、メガネっ子は生きていけるのである。メガネは生活を助ける利器であって、ただのファッションアイテムではないと、私は考えている。したがって私は、伊達メガネがあんまり好きじゃない。こっちは命かかってんだよ(涙)。なくても見えるなら、なくていいだろ!
執筆:佐藤英典
▼裸眼0.1以下の目には、街はこんな風に見えている
▼商品数多すぎて、探す気が起きない……
▼これが1番困る! 「久しぶり」とか言われても、顔見えん
この筆者のように裸眼視力が0.1程度の人は日本人の30パーセントを占めていて、たいてい眼鏡またはコンタクトレンズという優秀なツールを使っています。
これに対しロービジョン、弱視の人は眼鏡やコンタクトレンズを使った上で、このレポートにあるような見え方になっていると考えられます(さらに、視野が欠けてくる場合もあります)。体験者インタビューでは、矯正しきれないので眼鏡やコンタクトレンズは使わないという方もおられました。
0.1の視力で見た風景のイメージ写真が掲載されていますが、ぼやけているので、店の看板や店内のフロアガイド、本の背表紙、メニューはよく見えなくて読めません。知り合いが手を振ってくれても誰だかわからず、地面に段差などの障害物があっても気付けないのです。
また、私はこの30連発の中で、
21. スマホのカメラを通して周りを見ると、よく見える!(注)
22. スマホがメガネ代わりになるかも! と一瞬思うけど、怪しいからやめる
に注目しました。スマホのカメラで前方を映して、スマホの画面に顔を近づけるとよく見えるけど、他の人の眼が気になるので、やめたということでしょう。その点RETISSA SUPER CATUREは普通のデジタルカメラですから、街中で看板を探したいときに使っても、珍しい光景にはなりません。このことは誰にとっても大事なことだと再確認しました。
注:スマホやタブレットで撮影画像を拡大し、眼を画面に近づけると見えるとは言っても、画像の一部しか見えません。そのため、全体の中から何かを探し出すのは簡単ではありません。RETISSA SUPER CATUREは「探し出す」を可能にするツールです。
リターン
3,000円
お礼のメール
QDレーザより、お礼のメールをお送りさせて頂きます。
- 申込数
- 164
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
お礼のメール+子供たちの体験談+ロービジョン者への理解を深める書籍
お礼のメール、子供たちの体験談と「視力0.06の世界~見えにくさのある眼で見るということ」をお送りします。※私たちの参考文献の一つです。
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年4月
3,000円
お礼のメール
QDレーザより、お礼のメールをお送りさせて頂きます。
- 申込数
- 164
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
お礼のメール+子供たちの体験談+ロービジョン者への理解を深める書籍
お礼のメール、子供たちの体験談と「視力0.06の世界~見えにくさのある眼で見るということ」をお送りします。※私たちの参考文献の一つです。
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年4月
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