投薬の過程④　3月前半

3/8

どちらも元気でしたが、相変わらず食事には興味がないようでした。

しかし、ヂュンペイは日ごろから大好きなドライササミ単体であればつまむようになっていました。

 

二人とも3日ほど、ほとんど食事をしていなかったので排便もありませんでしたが、ドライササミを摂った刺激で、ようやくヂュンペイには久しぶりの排便がありました。 

 

この日の投薬は20分ほどかかり、前日までよりは大分マシだったものの、まったく思い通りに投薬ができないこと、ヂュンペイのみならずナツキまで体調不良が出ていたことで、精神的にかなり追い詰められていました。

 

錠剤をペッと吐き出されるたびに涙は出るし、ヂュンペイはますます身を固くしてしまう、という悪循環。

この頃は近所の神社にお参りしたり、先代猫たちの遺影に愚痴ったりと、あさってな方向の努力ばかりしていた気がします。

 

体を押さえると、口を開けて投薬する、を一人で行うことが困難だったので、最悪に場合は毎日、車で30分ほどの距離にある実家に連れて行って押さえてもらう？などの非現実的なことまで考えていました。

 

 

3/9

この日を境に突然、ヂュンペイは投薬を従順に受けるようになりました。

それは3/22現在まで変わりません。

 

投薬前には「いやだな～」という顔をしますが、抱っこして背中を丁寧にさすってあげると、自ら段ボールや座椅子の上などに移動し、ほとんど抵抗せずに服用しています。