増える高齢者による多頭飼育崩壊や飼育放棄された猫を救いたい！

3日間、静脈への大量点滴をしてもらいましたが腎臓の数値は改善せず、チャコちゃんは昨日退院しました。

チャコちゃんは前歯が数本残っているだけで、その他の歯はありません。一体何歳なのか…本当のことは誰にもわかりません。

誰かがチャコちゃんの飼い主さんを知っているのではないかと調べてもらったら、6〜7年前、公園にチワワを連れてよく散歩していたおばあちゃんがいて、その時から確かに猫を２匹飼っていたというのです。2匹とも同じような柄だったというので姉妹猫だったのかもしれません。飼い主さんは2匹にきちんと不妊手術をしていて、外に自由に出していたそうです。

まだ若くて無邪気なチャコちゃんが、姉妹猫と一緒に外を自由に飛び回っていたのだとしたら、飼い主さんに可愛がられて…そんな幸せな時期があったのだとしたら…今の私たちは救われる思いです。

退院したチャコちゃんはYさんのおうちの子になりました。飼い主さんはすでに一人で暮らせるような状態ではなく、もうチャコちゃんの事もわからないそうです。

夜９時前、Yさんからメールがありました。突然チャコちゃんの元気がなくなってしまったそうです。呼んでも返事ができず、声なしのニャアと。口を開けるだけで声を出す元気もなさそう…と。明日にはもしかしたら、と。

ただ祈る事しかできません。

飼い主さんはチャコちゃんを忘れても、チャコちゃんは飼い主さんを忘れてはいないのでしょうか。そう思うと目頭が熱くなり、小さな魂が、ただ安らかにと願うばかりです。Yさん、こんなにつらい事を頼んでしまってごめんなさい。チャコちゃん、Yさんのおうちで幸せだね。今はあなたはもうYさんの子だよ。