プロジェクト概要

 

保護犬からの病気伝染を防ぐため

衛生的な隔離室を設置したい!

 

認定NPO法人日本レスキュー協会には、行き場を失った犬たちを保護し、セラピードッグへの育成を行う「セラピードッグメディカルセンター」があります。

 

野良や遺棄された犬や猫たちは「感染症」や「寄生虫」などを持つことが多く、保護した際に当協会にいる災害救助犬やセラピードッグたちを含む人と動物への二次感染を防ぐため、「隔離室」の設置を行います。

 

今の私たちにはどうしても隔離室が必要です。

その理由を以下に綴らせて頂きました。

どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します。

 

殺処分される犬や猫を無くし、人間と共存できる社会を目指しています。

 

改めまして、認定NPO法人日本レスキュー協会の安隨尚之と申します。私たちは1995年から兵庫県で災害救助犬セラピードッグの育成・派遣、そして動物福祉(愛護・保護)活動の3つの活動を行っています。

 

虐待や飼育放棄などで不幸になる犬や猫などを1頭でも多く救うと共に、殺処分される犬や猫を生まない人間社会を目指しています。

 

その活動の一つとして12年前から、セラピードッグメディカルセンターを建設し、主に殺処分直前の犬たちを保護し、セラピードッグへ育成し、児童・老人施設への無償譲渡を行っています。

 

多くの方のご協力もあり、12年間で300頭以上の犬を保護し、セラピードッグへの育成を行いました。この保護した犬の中から、セラピードッグになることが出来たのは約30頭。

 

その中の一頭の犬のお話をさせてください。

 

ネパール地震に出動した安隨尚之と救助犬の写真。

 

山梨県に「犬捨て山」と呼ばれた山がありました。

 

20年以上前に、ある男性が次々と自宅に犬を拾い集め、結果1年間で40頭以上になりました。

そして、不妊手術をしていなかったことで、あっという間に増えてしまい、自宅で管理することができなくなり、男性は山奥の土地に犬たちを連れて引っ越しました。

 

しかし、ここでも男性一人では管理はできず、「悪臭」や「犬が出す騒音」により、近隣より多くのクレームが殺到し、マスメディアにも取り上げられました。

 

その後、男性はマスメディアの前で「もっと犬を連れてこい」と発言し、それが原因で場所も特定され、日本全国から犬を捨てに来る人が急増しました。

 

そして最終的に「犬捨て山」400頭以上の犬が集まりました。

 

犬捨て山。参考元:http://www.animalweb.jp/bokuiki/tatou_hp/maruko.html

 

そんな犬捨て山から保護した一頭の犬「まるこ」

 

2005年、私たちはこの「犬捨て山」で保護活動を行った動物愛護家から、ある一頭の白い犬を譲り受けました。私たちはその動物愛護家より名をもらい「まるこ」と名付けました。

 

殺処分になってしまう可能性もある劣悪な環境より保護した「まるこ」。

 

私たちはそんな「まるこ」をセラピードッグへ育成することに決めました。

 

野生の様に生まれたので無理もありませんが、

訓練当初はなかなか人に懐こうとせず大変怖がりな性格でした。

 

 

当協会が保護した犬からセラピードッグになれる確率は10頭に1頭未満。

 

そんななか「まるこ」は見事に訓練を乗り越え、立派なセラピードッグになり、2006年から特別養護老人ホームたじま荘(兵庫県豊岡市日高町)に迎え入れて頂きました。

 

それから10年間、利用者のお年寄りや来訪者にとっての「癒やしの存在」として活躍し、老人ホームで週1回開かれる喫茶店「まるこカフェ」の名前の由来にもなったほどです。

 

そして「まるこ」は、2016年10月に兵庫県動物愛護協会から「社会に貢献したり、多くの人たちに親しまれたりしている犬などに贈くられる」功労動物の表彰を受ける事ができました。

 

「犬捨て山」で生まれた犬が、今ではかけがえのない存在となり、自らの手で生きる道を掴み取ったそんな瞬間でした。

 

「まるこ」の頑張りに私たちは本当に誇らしく思います。

 

 

もちろん、「まるこ」の様に活躍出来る犬はほんのごく一部で、セラピードッグや災害救助犬などに適性がないと判断された犬たちは、温かい家庭に譲渡させて頂き、幸せに暮らします。

 

こうした保護活動と育成活動を12年間続けてきました。

 

「まるこ」が生まれた犬捨て山の400頭達の事も説明させて頂きます。

 

今から17年前、地元行政、愛護団体、学生ボランティアが協働され、現在に至るまでの長

年に渡る支援により飢えを満たし犬舎が作られ、大半が温かい家庭に譲渡され新たな犬生

を得ることが出来ました。

 

この犬捨て山を支援されたマルコ・ブルーノ氏は、「行政とボランティア、愛護団体が互

いに協力し合うことでこの悲惨な状況を改善することが出来た。日本で人間にも動物にも

優しい社会への一歩だった」と話されました。

 

当協会も行政やボランティアと協働しより多くの命を助けるための活動を目指しています。

 

しかし、現在、当センターは大きな問題を抱えているのです。

 

安全に活動をつづけるため、保護直後の犬からの感染を防ぎ、すでにセンターにいるすべての犬たちを守る使命があります。

 

当センターには23の犬舎と2部屋の動物を収容する場所があり、犬たちは普段ここで生活しています。当協会が保護した犬や猫たちもここに入るのですが、すぐに他の犬たちと一緒に生活できるわけではありません。

 

それは野良や遺棄された犬や猫たちは、何らかの「感染症」や「寄生虫」を持っているからです。今年も、当協会が保護した犬から「回虫」や「コクシジュウム」という寄生虫が見つかりました。

 

犬や猫を保護する時には必ず獣医師の診察を受けますが、「感染症」は潜伏する事もあり判明しないこともあります。感染症の中には大変危険な「人畜共通感染症」もあります。

 

感染した犬と当協会が飼養する犬を同一の場所に入れ、誤って二次感染させてしまうと災害救助犬やセラピードッグの活動停止を余儀なくされ、場合によっては命の危険も伴うことも予想されます。

 

一頭の感染が大きな問題となってしまうのです。

 

保護された犬。これから温かい家庭を探します。

 

これまではやむを得ず会議室等を使ってきましたが、保護が必要な犬たちは突然やってきます。

 

通常、私たちは保護数を調整しながら無理のない範囲で保護活動を続けているのですが、保護が必要な案件は突然やってきます。

 

「歩道橋に犬が括り付けられているから助けてほしい」

「引っ越しするから、老人ホームに入居するから、引き取って欲しい」

 

また当協会の施設内に括り付け、遺棄された犬もいます。

 

当協会に捨てられた犬たち。

 

こうして保護が必要な犬たちは突然やってきます。そうなるとスペースも必要となり、やむを得ず会議室を使うほどギリギリの中で活動をしているのです。

 

「セラピードッグに向かないから保護はできない」「スペースがないから保護できない」では済みません。私たちが見捨ててしまえば、この子たちはほとんどが殺処分の対象になってしまうからです。

 

そのため当センターはそういった犬たちも緊急で保護するのですが、捨てられる犬は大抵、人間社会において問題行動(吠える・噛むなど)とされる行為を行う犬か高齢犬、また何らかの病気を持っている可能性が高いです。

 

そうなれば、既に施設にいる犬たちと同じスペースで保護することは出来ません。

 

そのため一刻も早く「空調が整った隔離室」を必要としています。

 

 

そこで今回「プレハブ隔離室」を作ることに決めました。

 

私たち日本レスキュー協会は災害時にいち早く対応できるために、郊外ではなく大阪空港の真隣の都市部に所在を置いています。

 

当センターは大阪府池田市や新関西国際空港株式会社が所有する土地に建設し、今現在も貸借料を支払い施設維持を行っています。

 

この土地柄、新築や増設に必要な基礎工事を行う事が出来ず、現在使用するスペースにプレハブを置くことが最良と判断し、今回はプレハブ隔離室を設置することにしたのです。

 

 

ぜひ皆様にご協力いただき、これからも動物たちのために活動を続けていきます。

どうか皆様の温かいご支援をお願い致します。

 

ご支援金の使途について

 

内訳(予定)

隔離室

・プレハブ本体(3坪):¥985,000-

・資材運搬費:¥30,000-

・設置費:¥5,000-

・クレーン代:¥60,000-

・キャスター代:¥10,000-

・エアコン代:¥72,000-

・電源引込工事:¥95,000-

・消費税:¥86,400-

 

隔離室内物品

・物品(ケージ・サークル等):¥50,000-

・消耗品(消毒液・シーツ等):¥10,000-

 

諸経費

・諸経費(リターン・手数料)¥496,600-

 

計1,900,000円

 


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