経済危機のスリランカ:紅茶農園の子供達に制服・学用品と食料を贈る

経済危機のスリランカ:紅茶農園の子供達に制服・学用品と食料を贈る

支援総額

2,409,200

目標金額 1,900,000円

支援者
201人
募集終了日
2022年8月21日

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2022年07月09日 10:27

ストーリーに書ききれなかった話③:支援について

ご支援、そして応援のメッセージ、シェアなど、本当にありがとうございます!

 

お会いしたことのない方からのご支援、本当に心強く、スリランカのことを気にかけている方が多くいらっしゃることに勇気をいただきます。そうした事実もチャンドラボース先生はじめ、スリランカの友人達に伝えていきたいと思います。

また、懐かしい方からのご支援とメッセージがあったこともとても嬉しいです。改めて、いただいた支援が無駄にならないように、達成を目指していこうと決意を新たにしてます。

 

今回は、「支援」の話です。

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2022年3月からスリランカ現地メディアで経済危機、物資不足、物価高騰の報道が頻繁になされるようになり、スリランカに居る友人達に連絡しました。

 

私が関わってきた友人で連絡が取れる人々――色々な場所に住む色々な方々に声を掛けました。

口々に厳しい状況を教えてくれるのですが、「何かできることがあれば言ってほしい。食べ物や日用品を送ることもできるから」というと皆一様に「ありがとう。もしも何かあった時は必ず言うわ」と言いながら、今に至るまで、自分のために何かが欲しいという連絡はありません。

 

連絡をくれたのは2人、ドライバーをしてくれたAさんと、チャンドラボース先生だけでした。

 

Aさんは、妹さんと知り合いが学校の先生をしており、医療品の不足で学校の救急箱が空になってしまったので、日本から送ってくれないかということでした。これに対しては、Aさんに必要な物品を挙げてもらい、大きな金額にならなかったので、個人的にお送りしました。
Aさんは「今回の経済危機で最も悪影響を受けているのは子供達だ」として、他もできることがないかと考え続けています。

そしてチャンドラボース先生も、「学校の子供達が最も脆弱な立場に居る」として今回のプロジェクトを提案してくださいました。

2人の、自分のことよりも子供達のために支援を、と考える姿に心を揺さぶられました。

 

スリランカに関わってきた日本人の方から、今般の経済危機にあって、スリランカに「何かできることはないか」と思っている、という話をよく聞きます。私もそう思っている一人です。

自分達のことよりも子供のことを、と考えるAさんやチャンドラボース先生も、自分自身が経済危機の当事者で困難な生活がありながらも、他者のために「何かできることはないか」と思いながらそれを模索されているんではないかと連想します。

 

「何かできることはないか」と思いながらも、その「何か」が見つからない無力感の中でたたずむことが多い中で、「何か」があることは驚くほどの僥倖です。

私自身も、チャンドラボース先生から話をいただいた時に「できることがある」ことが嬉しく、身体の底から力が湧くような思いがしました。

 

***

ただし「支援」は、「何かしたい」という個人に希望をもたらしてくれると同時に、「自己満足」で終わってしまうかもしれないという怖い面ももっています。これは完全に善意からの支援もそうなってしまう可能性があるという意味でとても「怖い」ことです。

 

国際支援のセカイでは、現場で大して役に立たない物を一方的に贈り、寄付された側には逆に負担となったり、あるいは元々あった経済・社会構造を壊す結果となるようなことが、実はしばしば起こってきました。


なので、私自身もこれまで「物資を贈る」国際支援には慎重に距離をとってきました。

しかし、現在のスリランカの物資不足は深刻であり、現地の学校と緊密に連絡をとっている信頼できるカウンターパートが居ることなどから、今回の支援が上述のような「自己満足」で終わることはきっとないだろうと考えています。
また、今後、支援した学校と子供達と関りを続ける中でしっかりそれを確認することが重要だと考えています。


***

スリランカには(シンハラの文化ではありますが)「ダーナヤ」という文化があります。これは「施し」と訳すことができます。

通常思い浮かべる施しやチャリティーが、贈る方は「してあげている」、受け取る方は「してもらっている」というような序列が生じるものであるのに対して、この「ダーナヤ」は、贈る方は施すことで徳を積むことができるので、贈る方も「させてもらえる」という立場になり、贈る方と受け取る方に序列が生じないと解釈されます。

「徳を積む」というとなんだか結局、贈る方は自分のためにしているようにも聞こえますが、そうではなくて、自分がどちらに立つか分からない中で、偶然その時に「贈る方」か「受け取る方」になって、お互いに感謝と尊重をもってやりとりをする、ということなんだと思います。

 

先ほど「何かできないか」と思っているところに、その「何か」があることは驚くほどの僥倖、と書きましたが、この感覚は少しダーナヤに似ていると思います。

皆さまと、わたしと、チャンドラボース先生の「何かできることはないか」という思いが、形となって届くように引き続き頑張ってまいります。

リターン

4,600+システム利用料


紅茶25g・感謝のメール

紅茶25g・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
79
在庫数
完売
発送完了予定月
2022年12月

7,500+システム利用料


紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品・栄養のある食料3ヵ月分がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎スリランカのポストカード
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
20
在庫数
29
発送完了予定月
2022年12月

4,600+システム利用料


紅茶25g・感謝のメール

紅茶25g・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
79
在庫数
完売
発送完了予定月
2022年12月

7,500+システム利用料


紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品・栄養のある食料3ヵ月分がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎スリランカのポストカード
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
20
在庫数
29
発送完了予定月
2022年12月
1 ~ 1/ 6

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