経済危機のスリランカ:紅茶農園の子供達に制服・学用品と食料を贈る

経済危機のスリランカ:紅茶農園の子供達に制服・学用品と食料を贈る

支援総額

2,409,200

目標金額 1,900,000円

支援者
201人
募集終了日
2022年8月21日

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2022年07月24日 01:22

共同主宰者チャンドラボース先生のこと

ご支援、また温かい応援の言葉、ご友人へのシェア等、本当にありがとうございます!

クラウドファンディング終了まで1カ月を切りましたが、チラシをもってさらに多くの方の目にとまるように広報していきたいと思っています。

 

現在わたしは愛知県在住ですが、県内のスリランカ料理屋さんと、紅茶専門店をGoogleマップで検索したところ合わせて20店舗ほどみつかりました。

協力隊から帰って来た2016年当時にはこんなになかったような…いずれもここ数年ですごく増えた印象です。

ネットで見た限りでも、収穫した地域(ウヴァ、キャンディ、ヌワラエリヤ等)だけでなく農園や季節まで細かくこだわった茶葉を用意している紅茶専門店もあって驚きました。(スリランカにある紅茶専門店みたいです。)

 

チラシが納品されたら、まずはスリランカや紅茶に興味をもっている方々の目に留まるように、これらのお店に回っていきたいと思います。

 

みなさまお住まいの街にもスリランカ料理屋さんや紅茶専門店(ティーハウス)などなどありましたら、チラシを送りますのでぜひ教えてください!

 

そして今回は共同主宰者のチャンドラボース先生のことについて少し書きたいと思います。

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チャンドラボース先生と親しく付き合いが始まったのは2018年6月、わたしの当時の指導教員の招聘で来日された時に遡ります。

 

来日中、わたしはチャンドラボース先生の京都・大阪の観光をアテンドしたり、京都から愛知の用務先に行くのに、愛知に実家があるという理由で付き添ったりしたんですが、アテンドなんて全く慣れてないし、暑い中で沢山歩かせてしまって全然スマートなアテンドではなかった訳です。

(大阪城までお連れしようとしたら先生は疲れ切ってしまって、大阪城公園駅から見える小さな城を眺めただけで「もう十分!」と言われてしまいました。二条城の石垣に興味を持たれていたので、大阪城もせめて石垣まではお連れしたかったなぁ、と今もちょっと後悔…。)
 

にもかかわらずチャンドラボース先生は滞在中、喜びや感謝を表す言葉を沢山かけてくれました。

愛知から関東へ移動される日に名古屋駅でお見送りした際、改めて「感謝している」、「今回あなたがしてくれたことは忘れない」と言って下さったので、わたしは「スリランカの方にはお世話になってきましたから」と答えたんですが、先生は間髪入れずに「私は、“日本人”にではなくてあなたに感謝しているんだ」という趣旨のことを言われました。

 

時間が経てば経つほど、先生の言葉の意味と、あの時間髪入れずに言ってくれたことの重みを感じています。

わたしは以前から「スリランカ人」とひとまとまりに語ることや、自分が「日本人」と括られて語られることに違和感を抱いてきたんですが(スリランカ人、日本人にも実に色々な人がいます)、それでもその時、先生からの感謝の言葉への応答として咄嗟に出たのは「スリランカ人へのお返し」という意味合いの言葉でした。先生はそれを流すこともできただろうに、そうしなかった。

「日本人」と「スリランカ人」としてではなく、人間として付き合ってくれ、その縁に感謝をしてくれたことは、忘れられません。

 

***

その後もスリランカに行けばお世話になり、2020年3月~4月のコロナ禍のロックダウンでわたしがキャンディで動けなかった時期も電話やメールで様子を気にかけてくださいました。

 

ちなみに、コロナがなければこの期間に、今回支援するコタガラにも数か月滞在する予定でした。

わたしが研究している人々は紅茶農園の労働者と同様、主に植民地期以降にスリランカに移住してきたタミルの方々ですが、都市部に住んでおり、紅茶農園の方々とその境遇に共通点も多くありながらも違うところがあるようです。「あるようです」という言い方をするのは、その違いをわたしはまだ肌で感じていないからです。

紅茶農園の労働者の生活を、文献や伝聞で知るだけでなく、実際にそこで過ごして少しでも感じたいと今も思っています。

当時チャンドラボース先生に「1ヶ月くらい滞在したい」とお話ししたところ「最低でも数ヵ月は居ないと分からないよ」と言われたのをよくおぼえています。

(プロジェクトが成立した暁には、念願のコタガラを訪れることができます!今年は短い滞在になると思いますが、これから定期的に訪れてプロジェクトの「その後」を支援者のみなさんに伝えていきたいとも考えています。)

 

***

今回のクラウドファンディングは自分ひとりだったらとてもやれていないところですが、チャンドラボース先生が居るからやろうと思えました。
先生がやりたいことに対してならば、わたしもできることをしたいと思ったのです。

 

先生が出身地の子供達が学校で勉強を続ける支援をしたいのはご自身が苦学してきたことがあるからかと思うと、少しでも学校に通いやすくすることが、本当にひとりの人間の可能性を拓くかもしれないと思えてきます。

 

スリランカは大学に至るまで学費は無料ですが、そのかわり厳しい進学試験があり、些細なことで子供が学校教育をドロップアウトすることはありえるだろうと感じます。居ずらくてつまらないからと、よく学校に行かずに遊んでいる子供をわたし自身の調査集落で見かけました。

学用品がない、制服が揃っていなくてみんなと違うなどが、その居ずらさにつながるならば、制服や学用品を支援することの意義は、ただ物を渡すということに留まりません。

 

また、遠くに住んでいて顔も知らないしこの先出会うこともないかもしれない人(支援してくれる日本人のみなさま)が、このプロジェクトを通じて自分を応援してくれたということが、子供ひとりひとりのこの先の人生の中でさらに困難にみまわれたときの「闇の中の微かな光」になるかもしれない、などと思っております。

 

***

今回の記事を書いていて、チャンドラボース先生に言われた言葉をもう一つ思い出しました。

「今度はあなたが教員になって、わたしを日本に招聘できるように」と言われたのでした。期待される喜びと重みを感じますが、先がよく見えず、どこに向かっているかよく分からないような中では、この言葉はチカチカと明滅する誘導灯のようでもあります。

 

いつか思い出す「闇の中のかすかな光」。わたし自身がその微かな光を頼りになんとか前に進もうとしている人間の一人なので、その大事さを思います。

リターン

4,600+システム利用料


紅茶25g・感謝のメール

紅茶25g・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
79
在庫数
完売
発送完了予定月
2022年12月

7,500+システム利用料


紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品・栄養のある食料3ヵ月分がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎スリランカのポストカード
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
20
在庫数
29
発送完了予定月
2022年12月

4,600+システム利用料


紅茶25g・感謝のメール

紅茶25g・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
79
在庫数
完売
発送完了予定月
2022年12月

7,500+システム利用料


紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

紅茶25g・ポストカード・感謝のメール

およそ子供ひとりの制服・学用品・栄養のある食料3ヵ月分がまかなえる金額です。
◎スリランカ産紅茶葉25g
◎スリランカのポストカード
◎ 感謝のメールをお送りします。
◎ 学校へ物資を届けた様子を写真でお伝えします。

申込数
20
在庫数
29
発送完了予定月
2022年12月
1 ~ 1/ 6

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