みなさんこんにちは。AMDA-MINDSホンジュラス事務所の陰山亮子です。

 

11月16日、フロール・デル・カンポ地区にて、地区創立記念祭が開催されました。

 

地区の創立記念日が「発覚」したのは一昨年のこと。コミュニティ・グループの中心となって地域を動かしてきたフェリックスおじさんが地区の古い文書をめくっていて、たまたま見つけた「1980年11月11日創立」の文字。

 

是非、初の創立記念祭をやりたい!と意気込んでいたグループのメンバーですが、昨年2017年11月は大統領選挙が行われる予定であったため、選挙の混乱を懸念して、あえなく開催を断念しました。懸念は現実のものとなり、選挙後には夜間外出禁止令が出るほどの大混乱が起こりました。選挙で疑われた不正に対し国民がデモを起こし、飲食店や銀行の破壊、略奪などが行われ、死者も多数出る事態となりました。

 

ふるまわれた軽食を受け取る子どもたち

 

2年越しの想いとともに、気を取り直して今年、念願の第1回創立記念祭が開催されました。住民の地域に対する愛着を高め、地域のために活動したいという気持ちを鼓舞することを目的として、歌や踊りを楽しんだり、子どもの日に合わせて開催して大好評だった保健所による診察ブースが設けられたりしました。また、活動の趣旨に賛同した現地の財団「Fundación CHITO y NENA」からお祝いのケーキが届けられるなど、様々な機関からの協力も得られました。その結果、平日にも関わらず、総勢200人以上の住民が参加して、みんなで地区の創立記念日を祝うことができました。

 

現地の財団から送られたお祝いのケーキ

 

ところが、コミュニティメンバーに感想を聞くと、「様々な事情から金曜日を選ばざるを得なかったが、平日にも関わらず、これだけの参加者があるということは、地区内に仕事の無い人が多いことの表れだ。地域で仕事を作り出すなど、まだまだ我々がやらなければならないことがたくさんある。」とのこと。イベントの成功だけに満足せず、さらなる住みやすい地域の在り方をさっそく模索し始めています。

 

この地域ではかねてより、仕事をしている親は何かにつけ、子どもを祖父母や親戚に預けてきました。それにより、幼児期に十分な愛情と必要な教育を受けられていないことが、その後の子どもたちの発達、成長に影響を与えていることが問題視されており、解決策の1つとして、地区内に保育園を設置することを長年の夢として検討してきています。

 

地区から感謝状をいただきました(左:フェリックスさん)

 

今回のイベントが地域の発展のさらなる糧となったことは間違いありません。

保育園設置の夢も、やがて叶うことを祈っています。

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