こんにちは。須原です。
突然ですが、この歌をご存知ですか?


「花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた
人それぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね」


そう、SMAPの「世界に一つだけの花」です。


花は確かにどれもみんなきれいですが、
僕は店頭に並ぶことができなかった花について考えることがあります。


この写真は、1990年代後半、ADRA Japanがネパールへの
医療チームの派遣を始めた頃のものです。この3人の男の子たちは、
それぞれ別々の地域から来ていて、ほぼ同じタイミングで手術を受けました。
その3人の男の子が、病院の中庭に集まってなにやら熱心に
話をしていたのだそうです。


先生が、あとになって何を話していたのか聞いてみたところ、

「お互いに今まで、唇が裂けていたおかげでいろいろと辛い思いをしていたよな。
でも、これでやっと『普通』になれるよな、と話していたんです」

という返事が返ってきたそうです。


「普通になれることがうれしい」と言うのは、 他の患者さんからもよく聞かれることです。




この女の子は、プンマちゃん。

100以上もある言われるネパールの民族のひとつ、リンブー族の女の子です。
プンマとは、彼らの言葉で「花」という意味だそうです。

「口唇裂と口蓋裂をもって生まれたとしても、花のように可愛らしく、
やさしい女の子になって欲しい」プンマという名前には、
そのような願いが込められているのだと思います。



プンマちゃんの手術は約3時間かかりました。
形成外科の先生方の神業的な仕事で、ぽこっと浮いていた皮膚がつながり
きれいな口元になりました。




「普通になる」ということは、SMAPの歌で言ったら
他のみんなと一緒に店先に並べるようになることだと思います。


花屋さんに並べずにいたプンマちゃんという花も、
手術を受けたことで、ほかの花の仲間入りをすることができました。
プンマちゃんという個性の花は、今はどんな咲き方をしているかな。
SMAPの歌を聞くと、いつも思い出します。


今年も、約50人の手術を予定しています。
「みんなと同じになりたい」という願いをかなえるため、
どうかご支援よろしくお願いします。
 

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