あと6日【職員の想い】アフガニスタンの仲間たちと

わたしは緊急人道支援担当としてCWS Japanに入職してから、初めて携わった事業がアフガニスタン・バーミヤン県での緊急食料支援事業でした。

 

それ以来、訪れたことがなかったアフガニスタンという遠い国が身近に感じるようになりました。

 

同じ事業に一緒に取り組むアフガニスタンの仲間はとても気さくで、すぐに打ち解けることができました。「バーミヤンは素晴らしい場所で、サイクリングが気持ちいい場所だよ。いつか来てね。」「事務所の庭のリンゴの木に大きな実ができたよ。」と写真を送ってくれます。

 

ある仲間が現地事務所をしばらく離れるのを知った時、寂しくなるよと連絡すると「アフガニスタンのあなたの家はいつもあるから」と返信をくれます。

 

コロナが世界中で猛威を振るう中、わたしたちはアフガニスタンでも緊急コロナ対策支援を実施しました。今回のクラウドファンディングの対象事業のように、通信会社のモバイル送金サービスを使って支援金を配布しました（写真はコロナ感染対策に関する啓発セッションの様子）。

 

 

アフガニスタンの状況も大変な中、同じくコロナの勢いが日に日に増していた当時の日本の医療施設や介護施設で毎日働くわたしの家族に「君の家族は真のヒーローだよ。大事にするんだよ」と労ってくれます。

 

アフガニスタンの仲間たちはとても志に溢れ、希望やエネルギーを常に持ち、新米のわたしをいつも鼓舞してくれます。「日本から来る支援の一円のお金だってとても価値があって、重要だよ」「私たちのために奔走してくれてありがとう」と。

 

そんな彼らの今後の生活に対する不安を想像すると、なんと声をかけてよいかわからなくなります。身の危険を感じながら暮らしている仲間達もいます。

 

 

それでも、アフガニスタンの厳しい冬を前に、彼らは自分たちよりもさらに切迫したニーズを抱える人々のために勇気を出し、知恵を絞り、奔走しています。

 

アフガニスタンという遠い国が、身近に感じられるのは、その彼らのおかげであり、このような仲間に出会えたことは幸いだと思います。

 

今回のクラウドファンディングで支援してくださる皆さまの多くの温かい言葉は一つ一つ彼らに伝えています。その頂いた言葉にもあるように、少しでも多くの人のため、厳しい冬を無事に乗り越え、希望のオーラを絶やさないための支援へと、現地の仲間と共に繋げてまいりたいと思います。

 

支援募集期間も残りわずかとなりましたが、どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。