ガーナカカオ生産地で大人が健康的に働けるように健康診断を実施

みなさん、こんにちは、ACEの近藤です。

今日までに約25万円のご支援が集まりました！ご支援くださったみなさん、本当にありがとうございます。あと49日、達成まで175万円です。どうか共有、拡散、よろしくお願いいたします。

支援を募るだけではなく、ガーナのカカオ生産地域の様子をもっとよく知っていただけるように、児童労働や活動内容をQ&A形式でご紹介したいと思います。

Q1.ガーナではどんな人が活動しているの？

今回は、ガーナでの活動を支えてくれるパートナーをご紹介します。

「健康診断をやろう！」と提案してくれたパートナーNGOのリーダー

彼の名はナナ・ブレンポン（43）。ACEと一緒に児童労働を無くすため、ガーナで活動してくれている現地側のリーダーです。彼は2009年にACEがガーナで支援活動を始めた頃からずっと、私たちの活動を支えてくれています。

ACEは、ガーナのカカオ生産地域でこれまでに、2000人以上の子どもの就学を支援し、250人の子どもを児童労働から解放してきました。彼の熱い気持ちと、彼の力なしには達成できなかったと思います。

彼は「児童労働を無くすためには原因となる様々な要素を考えて行動する必要がある」といいます。働いている子どもの親を注意するだけでなく、児童労働の原因である貧困を解決するため、農業トレーニングや住民グループの組織化、学校環境の改善、学用品の支給などを通じて、児童労働の問題に取り組んできました。これらはいずれも子どもたちの就学率を向上につながっています。

そんな彼は、以前から「健康と医療環境の問題は、児童労働とは切っても切り離せない」と考えていました。学校に子どもが通っていない家庭は、家族の誰かが病気やケガで亡くなっていることがとても多いからです。

そんな現状を改善するため、彼は村の人々に健康や栄養に関するアドバイスをしたり、国民皆保険に入るよう説得したりしています。

健康問題の改善に取り組むきっかけ

実は、数年前に大切な同僚を心臓の病気で亡くしたという悲しいできごとがありました。健康で多くの人々が苦しむのを何とかしなければという思いが、彼を動かしているのかもしれません。

今回のプロジェクトで呼びかけている健康診断と健康ワークショップの実施は、そんな彼が提案してくれました。健康について知識を持つことが健康的に暮らせる第一歩となり、健康の重要性について知った人たちが、さらに周りの人へ広めることを期待しています。

「ガーナの人々の手で児童労働を生み出さない社会をつくる」というのが、彼が描く理想の社会です。健康診断と健康ワークショップの実施は、人々が健康に安心して働けるようになり、子どもたちが安心して教育を受けられるようになるために、とても大切なことなのです。みなさん、どうかご協力をよろしくお願いいたします。