ラオスの障がい児ケアを一歩前へ！心に寄り添う人材を育てたい

『学生と個別に家庭訪問をして、その厳しい環境の中でたくましく生きる人たちにたくさん出会うことができました。しかしそんな家族の誰かが障害を持っていた、または障害が起こってしまった時に、その家族全体の生きることの厳しさには想像を絶するものがあります。』

東京女子医科大学国際環境・熱帯医学講座 教授/講座主任の杉下智彦先生よりプロジェクトへの応援メッセージを頂きました！

********************************************************

和美さんに初めてお会いしたのは、いまから19年前のカンボジア、まだ開院したばかりのアンコール小児病院でした。私は小児外科の診療を担当し、和美さんは看護師として病院を切り盛りし、中島秀さんは病院のあらゆる場所でメインテナンスをして、3人で深夜を共にして、まるで合宿所のように24時間を共に過ごして病院の立ち上げを手伝っていました。和美さんの真っ黒になった顔（今でも・・）がほころんで笑顔になる瞬間が、私たちの仕事がうまくいっているサインでした。いやいや、毎日挑戦して、失敗して、後悔して、本当に働いた、働いた・・。その後、和美さんはさらに厳しいラオスで仕事を継続しているなんて、本当にミラクルなことです。やっぱり現場が大好きな和美さんだな～って驚嘆しています。

​

そんな和美さんの新しい挑戦、『ラオスの障がい児ケアを一歩前へ！心に寄り添う人材を育てたい』。ラオ・フレンズ小児病院（LFHC）に2年前にできた『障がい児クリニック』では、小児の障がいを総合的に診療することを目的に障害認定ができるように機能を改善してきました。

次のステップは治療とケア！障害の程度と家庭や環境をアセスメントしたうえで、一辺倒ではなく、個別最適な対応をするための人材育成です。これによって、家族や社会、医療の支援を受けながら、継続的に障がい者を支援することが可能になります。

私も今年の2月に東京女子医科大学医学部6年生8名をラオスにスタディツアーに連れて行きました。学生と個別に家庭訪問をして、その厳しい環境の中でたくましく生きる人たちにたくさん出会うことができました。しかしそんな家族の誰かが障害を持っていた、または障害が起こってしまった時に、その家族全体の生きることの厳しさには想像を絶するものがあります。

ぜひ和美さんの挑戦『ラオスの障がい児ケアを一歩前へ！』を、応援していきたいと思っています！！

​

杉下 智彦

********************************************************

カンボジアのアンコール小児病院（AHC）が繋いだ中島秀さんと杉下先生、そして赤尾の関係。今でも連絡を取り合い、当時のことを懐かしく、楽しく話してくださり、最強の3人コンビだな～と羨ましく感じます。

杉下先生、いつも赤尾を、そしてフレンズの活動を応援して下さり、ありがとうございます。

★現在目標金額66%通過中。達成まで残り34%（84万円）！★