学生フォーミュラフォーミュラ日本大会2019 大会結果報告
2019年度プロジェクトリーダー 北野です.
すでに寄付者の皆様にはリターン品とともに報告書で詳細を
ご連絡させて頂いておりますが,
支援いただいた資金の利用明細並びに
8月27日~31日に静岡県小笠山総合運動公園で行われた
学生フォーミュラ日本大会2019の大会結果について報告をさせていただたきます.
【収支報告】
皆様にご支援いただいた646,000円のうち手数料を差し引いた509,048円で
1ピースマグネシウムホイール(2セット+送料)約336,000円
タイヤ(1セット+送料)108,000円
備品(高精度重量計×4,空気入れ,消火器等,ピット用ブルーシート)64,600円
を購入させていただきました.
皆様からの多大なご支援改めて御礼申し上げます.
【大会結果報告】
【静的審査】
デザイン 2位
コスト・マニュファクチャリング 1位
プレゼンテーション 18位
【動的審査】
アクセラレーション 7位
スキッドパッド 13位
オートクロス 13位
エンデュランス リタイア
【特別賞】
袋井市長賞(静的審査総合1位)
総合13位
以上の結果のように目標の総合優勝を成し遂げることができませんでしたが,
マシンとしてはパッケージ変更やマグネシウムホイール,CFRPサスペンションアームの導入による大幅な軽量化(-22kg)を果たし,昨年の優勝マシンから着実にレベルアップできました.
エンデュランスリタイアの原因はサスペンションアームのCFRPとアルミの接着が剥離したことによるものでした.
接着材の疲労強度が足りていなかったのか,そもそも接着が欠陥があったのかは今後究明していきます.
19年度プロジェクトの構想は18か月前から,チーフエンジニアの岡田と二人三脚で練ってきました.
18年大会総合優勝という結果に慢心することなく,
ストイックに「総合優勝」を意識してチームマネジメント,車両開発,審査書類作成に取り組んだ結果,
気持ちがついていかないメンバーの脱退もありましたが,OFRAC史上最高レベルの車両を作り上げることができました.
大会5日目朝の暫定総合順位でも2位に30点以上を差をつけて1位でした.
それだけに今回のエンデュランスリタイアはただただ無念です.
もちろん涙を落とすメンバーが何人もいました.左フロントタイヤが脱落したOF-19を目の当たりにしたとき,
私もこみ上げてくるものがありました.
最後は「笑って大会を終える」を目標に,表彰式ではメンバー全員で思いっきり叫びました.
リタイアした大会ではありますが,いい思い出として記憶に残せそうです.
残念ながら結果を出すことはできませんでしたが,この1年間本気で優勝を目指してメンバーと歩んできた経験は
私にとっても大変貴重なものですし,下の代のメンバーの糧になるでしょう.
すでに20年度プロジェクトは始動しており,新リーダー小林を筆頭に優勝奪還に向けて
動き出しております.引き続き我々大阪大学フォーミュラレーシングクラブを応援いただけますと幸いです.
最後になりますがご支援と理解がなければ,この1年間本気で取り組むことができませんでした.本当にありがとうございました.
2019年度プロジェクトリーダー
北野 裕太郎