プロジェクト概要

骨が弱くて立てない私が大学まで行けたから

次は他の障がい者達に自信と心の支えを与えたい

安心できる居場所(カフェ)を作ります

 

ナマステ!私はアンジャナです。私はネパールで、骨が弱い障害(骨形成不全)を持ち、生まれました。一人で歩くことができず、お母さんや友達の助けがなければ生きていくことも、学ぶこともできませんでした。でも、私は色々な助けを借りて大学まで行き、日本にも訪れ、障害でも関係なく生き生きと暮らせる場所をネパールに作りたいと考えました。

 

それが、障害のある人もない人も、子どもも老人も、どんな人でも同じようにお茶を飲みながら話すことができるカフェです。私がいるネパールのポカラは、首都から西に200km、バスで6時間のところにあります。お米を作ったり牛や山羊と一緒に暮らしているのんびりした田舎で、自然を楽しみたい人やトレッキングをする観光客が宿泊する町です。

 

そこに、みんなが楽しめるカフェをつくりたいと思い、2年前から少しずつ情報を集め、協力してくれる人を探しました。障害を持って生まれ、差別され、夢なんて持てなかった私が願った夢の場所。協力をよろしくお願いします。

 

働く場所を求めて

 

母は幼い頃に勉強ができず、姉が同じ障害で亡くなりました
その想いを背負い、私は負けないで勉強します

 

私は、生まれたときから骨が弱い障害(骨形成不全)なので、一人で歩くことはできません。お母さんが毎日私を背負って往復2時間の山道を朝夕往復してくれたおかげで、大学まで行くことができました。お母さんは朝起きて牛と家族の世話を終えてから私を学校まで連れていきました。

 

学校では一人でトイレに行くことができないので、トイレに行かなくてもすむよう、何も飲まず食べずにお母さんの迎えを待ちました。

 

小さい頃の私
立つことでせいいっぱい


お母さんは私のためにとても苦労しました。村の人から差別されることもたくさんありました。それでもお母さんは私が学校に行けるように努力してくれました。お母さんは小さい頃、学校で勉強したかったけど、昔のネパールでは女の子に勉強する必要がないと思われていたので、早くに結婚して勉強できなかったからです。

 

また、私のお姉さんも私と同じ障害があり、中学生のときに亡くなりました。私が生まれたとき、お姉さんと同じ障害だと知って、お母さんも家族も悲しかったと思います。でも私は少しだけ強かったので、お母さんはお姉さんの分まで生きてほしいと思っていたみたいです。私はお母さんの背中でよくその話を聞いていたので、お母さん、そしてお姉さんの分まで一生懸命勉強しました。

 

私とお母さん
私とお母さん

 

中学・高校・大学で広がった友情
そして日本への初めての訪問

 

ただ学校に行っても、友達も少なく、人に頼ることや人から頼られることはありませんでした。学校で男の子たちからいじめられることもありました。でも、何人かの友達が助けてくれるようになりました。おしゃれをしたり、好きな本の話をすることで、自分ひとりの世界では味わえなかったことをたくさん経験しました。何人かの友達とは、秘密を共有して親友になりました。いまでも彼女たちとは友情が続いています。

 

中学生の小さい私(左前)

 

高校では、初めて障害のある友達ができました。最初は障害の人が集まることが嫌でしたが、障害があることで感じることを共有し、私たちは辛いときも前を向いて過ごすことができるようになりました。頑張って奨学金をもらい入学した大学で車椅子の存在を知り、サポートしてくれる人もだんだん増えてきました。

 

卒業後は、人権擁護団体で働き始めました。ここでは大学生ボランティアたちと一緒に困っている人を助けたり、貧困女性のサポートをしました。そんなとき、日本の会社ダスキンがアジアの障がい者リーダーを育成するために募集していることを知り、10か月日本で勉強するチャンスに恵まれました。

 

親友
今も続く友情

 

自立支援団体との交流で生まれた夢
ポカラで皆が交流できる場所を作ってみせる

 

自立生活を支援する団体の人たちと交流したことで、私だけでなくもっと多くの人の自立ができるように活動したいと思うようになりました。ポカラには障がい者、特に女性が交流する場所がとても少ないのです。そして、2015年4月25日に起きた大地震で障がい者が増え、その思いはもっと強くなりました。

 

また、ポカラのレイクサイドにはヨーロッパやアジアから観光客が遊びに来て、カフェもたくさんあります。しかしバリアが多く、障害のある人はカフェに入ることさえ難しいです。働きたいと応募しても、障害があるために雇ってもらえません。雑貨をつくりたくても、障がい者は材料を高く売りつけられます。

 

そんな状況を変えていくためにも、私は自分のカフェを作ろうと思うようになりました。家に閉じ込められている障害ある女性が集まって話したり、ものづくりできるカフェ。喉の渇きを満たすためではなく、空腹を満たすためでもなく、心に安心と自信を満たすカフェです。

 

ものづくりの女性
ものづくりの練習

 

カフェメニューの紹介

 

カフェでは、チャイ、コーヒーを用意する予定です。看板は「ちっちゃいチャイ」というメニューで、何杯でも温かいチャイを飲み放題です。チャイの茶葉はポカラから離れた郊外で栽培されたもので、貧困家庭を救済することにつながります。コーヒーはネパール産コーヒー豆を使ったもので、私の家族が栽培しています。

 

夜のメニューはダルバート、チキンカレー、野菜のつけ合わせです。チキンは日本の支援で障害を持った方が養鶏しています。野菜の一部はカフェで栽培します。その他にも日本で作り方を覚えたパンケーキも出す予定です。

 

人気のカレーです

 

みんなが違っていることを認められる場所を
今まで与えてもらった分を、今度は私が返していくから

 

私は学校に行けたから、たくさんの人と知り合うことができました。日本で勉強できて、自分の世界を広げることができました。でも私のような経験はほんの一握りの人しかできません。私は、もっと多く障がい者が自立できるように、安全な生活を送ることができるようにしたいのです。

 

お母さんや親友が私に与えてくれた心の支えと自信を、今度は私がほかの人に与える番です。カフェは障害のある女性が安心して交流できる場所となり、自分に自信をもつことができます。ポカラを訪れた人々にとって、多様性ある社会にいることを感じ、誰もが価値ある存在だと気づくスタート地点にもなります。

 

このプロジェクトをPokharaSunrise(ポカラの日の出)と名付けました。多様な人が共に生きて、共に幸せになるための象徴です。昨日よりもっと多様な新しい一日がポカラから始まるのです。ぜひその一歩を応援してください。

 

ポカラからの日の出

 

9月末より来日して講演会を随時行っています。

関心を持って頂いた方は、ぜひ来ていただき、お話しましょう。
講演会やイベントについては下記もしくは新着情報でお知らせします。

 

*10/10  としまスポーツまつり
(Kestesコーナーにいます)
*10/19  東京コレクション
(観覧希望者はメッセージをお願いします)

*10/29 お茶の水女子大 

*11/1   Peace Project

 

 

 


最新の新着情報