こんにちは!Standbyの緒方です。

 

舘野さんに続き、今日も都市部で生活されている方の声を紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

 

吉本涼さん(被災地支援ドキュメンタリー映画『手のなかの武器』監督)

 

 

 

ーまず最初に、東日本大震災発生時のことについて教えてください。

 

そのときはフィリピンに滞在中でした。リアルタイムで地震のことを知りました。

 

ーフィリピンから帰国された後は、地域に変化などはみられましたか?

 

葛西に住んでいるのですが、近隣で目に見えた変化はそこまで感じませんでした。しかし、隣町が浦安市で液状化現象があったので、変化を身近には感じていました。

 

ー被災地をテーマにした映画を撮られる中で、様々な被災地を回られたと聞きました。私も復興支援で被災地を回った際に、地域コミュニティでまとまりがあった地域とそうでなかった地域に、防災や復興過程で違いがあると感じましたが、どのように思われますか?

 

象徴的な例として、石巻市の牡鹿半島と亘理町で違いを感じました。石巻では家がほとんど倒壊してしまった一方、住民の死亡率は亘理に比べると低かった。一方、亘理町は一面沿岸地帯であり、周りに山もなかったため、家は壊れていなくても死亡率が高かった。地域の地形によって被害に違いがあったと感じており、防災も地域の地形に合わせなければいけないと思っています。

 

ーお住まいの江戸川区の防災に問題意識をお持ちであると伺いました。

 

江戸川区はほぼ全域が海抜ゼロメートル地帯です。それを踏まえたうえで区の防災の避難場所が指定されているかというとそうではなく、ほとんどが河川敷に避難場所が指定されています。そこに気づき、区に問い合わせたところ、現在調査中であるとのことでした。

 

この問題は、そもそも海抜ゼロメートル地帯に人間が住んで大丈夫なのか?という話にも繋がると考えています。

 

ーとはいえ、区の避難場所はすぐには変わらないですよね。行政主導でなく、行政と連携しつつ民間主導で震災時に対応できるコミュニティを作り、避難場所も含めて震災時の体制を整えるべきだと考えますが。

 

そうですね。あとは情報をしっかり共有し、津波からの避難ができる建物がはっきりわかる、標識のようなものがあればいいなと思います。

 

それと、都心から江戸川区へ帰宅するとなると、川を越える必要があるため、なかなか帰り着かず、体力的に帰宅困難になると思います。

 

ー地域の地形に合わせた避難体制を作ることが重要なのですね。貴重なお話、ありがとうございました。

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