こんにちは。
ボストンにて、Action Inquiryワークショップ2日目午後の研修を終えた世羅です。



前回予告させていただいた通り、本日の更新は番外編です。
このワークショップのまさに最中に、何かしら気づきや私自身の感情の動きなどが一番大きくなった時に、何かみなさんに共有したいなと思っておりました。そして、「いまだ!」という瞬間がやってきたのでこちらを書かせて頂いております。

内容は、1. 参加者について2. 私がAction Inquiryを選んだ理由について書きたいと思います。

1. みんなどんな目的で参加しているの?
まず始めに、今回のワークショップは、Action Inquiryメソッドを実際にお仕事で使いたい人が対象なので、企業のコンサルタント、組織変革に携わるお仕事をされている人でかつポジションも上の方の方々が多いです。年齢でわけると二層あり、上層が55〜70代、下層が40〜55代、そして私ともう1人カリフォルニアから来た学生を合わせ20代が2名、といったところです。

ただ、Action Inquiryというものを、参加者の皆様が、ビジネス(におけるクライアントの教育、改革支援)という観点ではなく個人として見たときには、「じぶん」という人間のステージを、ひとつひとつ殻を破る事で、ひとつひとつステップアップしていくメソッドとして捉えています。

米国で「リーダーシップ」というと、「リード・ザ・セルフ」(「リーダーシップの旅」の著者、野田さんのお言葉をお借りしています。)の概念が基本にあります。自分自身を、導くということです。まさにAction Inquiryのメソッドもそうで、これは、「リーダーシップ」のトレーニングメソッドですが、決して、組織マネジメントのための戦略を勉強するためのものではありません

つまり、
・何かしらの対象(じぶん、だれか、なにか)に対して
・特定の望み(「こうなったらいいな」「こうしたいな」)があり、
・自分がアクションを起こして行く事で望の実現に向かいたい(リーダーシップをとりたい)
と思っているすべての人に役に立つメソッドです。

私は本文で、明確な定義をもって、これを「リーダー」に届けたいと書かせて頂きました。定義は、もう一度こちらへ載せさせて頂くと、「誰かや何か、または自分自身のために、どんな瞬間瞬間も、ほんとうの愛情に根ざした決断・行動を導きたい」方々のことです。

Action Inquiryを学ぶのに、「組織の代表」など、わかりやすいポジションに着いている必要は全くありませんし、そういった人たちだけのためのセオリーではないのです。例えば友人との関係性において、例えば仕事場での小さなグループにおいて、例えば家族において、はたまた自分自身の人生において、なにか、心から望んでいるものがあり、つまり何かしらの愛情が湧いており、それを自分の足を一歩動かしてみる事に寄って実現に向かいたいとしたら、そんな方に是非、自分なりの目的に誇りを持って、Action Inquiryに触れて頂きたいなと、思うのです!^^


2. 私がAction Inquiryを選んだ理由
このワークショップに来て、またこれがとっても明確になりました。

Action Inquiryというメソッドがもつ、ほかにない魅力は、


★東洋的な、空間やアーティスティックな感覚、イメージ、こころの動きや意識などを中心に核に置きながら、それを、

★まさに西洋的な、精密なデータ化とステップ化、言語化、構造化によって理論化し、美しい程に明解であること


です。両者の統合で何が良いかというと、本質的な、でも抽象的で形のない技術に対して、精密にステップ化されていることで、実際に一段階、一段階向上して行くための「訓練ができる」からです。通常は、西洋的なロジックによりステップ化やフレーム化されると、その東洋的な空間的な深さが削ぎ落されてしまうということがよく起こり得ますが、Action Inquiryがすごいのは、その両方を絶妙に保っているところです。どちらの面から見ても、非常に優れています。

このワークショップが始まる前に、実は事前に全員テスト(診断)があるのですが、そのテストによって、現在の自分自身のリーダーシップのフェーズ(段階)を測られるのです。ちなみにA4で15枚ほどに及ぶ判定が届きます。面白いのは、これで何を測っているかというと、私の言葉になりますが、まさに「マインドフル度」=いかに、どこまで(どれくらいの範囲まで)マインドフルで居られているかということが明らかになります。きちんと段階ごとに名前があり、自分が、「いま」という空間において、現在どのくらいの範囲の事にどれだけ深く気付けているのかという、気づき(awareness)の広さと深さを明確に判定されることにより、自分自身の現在地がわかります

数ある段階の中の自分がどこに居るかという現在地がわかることで、いままで自分は人生の中でどんな段階をいつ踏んで来て、そしてこれから踏みたいステップ(これから気付いていくべき範囲やより深み)はどこなのかということがよくわかります。そのことにより、自分に必要なトレーニングが何かも見えてきます。

本文の方でも触れましたが、Action Inquiryリーダーシップトレーニングというのは、つまり行動(リーダーシップ)におけるマインドフルネスを高める訓練です。リーダーシップなので、行動の最中であるという前提、そして次の行動をより良く、より愛情に根ざした行動にしたいという目的のもとの、マインドフルネス・トレーニングです。明らかにしたいのは、いま・ここに存在する事、心を安らかに保つことそのものを目的としたマインドフルネス・トレーニングではなく、愛情に根ざしたうごきを「つくる」ための、マインドフルネス・イン・アクションであるということです。

Action Inquiryほど、マインドフルネスのレベルがクリアに段階化され、それを査定(評価)するための仕組みも整っており、判定後のステップアップの仕方におけるメソッドも含まれ、かつそのメソッドが知識によるものではなくむしろ身体や実践を用いたアーティスティックな方法である、という、もう、、、

綺麗な文章に納まりきりませんがそんなメソッドほんとうになかなかありません。

AIについて、本文でも、とてもいいものですと自信満々に切り出しておきながら、いま私はここへ来て、さらにAIを学び、改めて、感動しております!このメソッドならほんとうに、人々の愛情がより循環していくための手助けができるなと感じております。

愛を伝えるには、意志がいる。その意志は、十分に育てられる。つまりは、愛する力というのは育てられる。ひとりひとりの愛する力が少しずつ育てば、この地球で起こっている愛情の循環は少しずつエネルギーを増していく。

そのための、実践的な、とってもクリアな、筋トレみたいなトレーニング方法をずっとずっと探していたのですが、ほんとうに、それは、Action Inquiryだなと感じています。

今日はちょっと、ワークショップ最中という事もあり、勝手に熱くなってしまいましたが、番外編ということでどうか許して下さい!笑 次回はまた、正規のトラックに戻ります。お楽しみに!

少し、伝えたい事が一方的に長くなってしまいましたが、最後までおつき合いくださり、有難うございました。


世羅 侑未 (HP:http://serayumi.wordpress.com/)


次回の更新は、こちらです*
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3. Action Inquiryの秘密:「あっ。」をつくる法則
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