ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議で臨床美術展を開催!

支援総額

1,188,000

目標金額 900,000円

支援者
112人
募集終了日
2016年10月25日

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2017年12月30日 13:56

臨床美術作品展 プロジェクト終了報告


 多くの皆様にご支援をいただきました、「ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議で臨床美術作品展を開催しよう!」プロジェクトは、このたび無事に作品展とシンポジウムの開催を実現し、プロジェクトを終了いたしました。皆様に寄せていただきましたあたたかいお気持ちに、あらためて御礼を申し上げます。


 作品展は4月27日〜29日の3日間、国際会議会場である国立京都国際会館のイベントホールにて開催いたしました。たいへん大きな会場でしたが、私たちはREADYFORのおかげでいち早くエントリーできましたので、ブースナンバーは「01」。1番乗りで最も良い場所を確保できました。会議そのものの来場者数は、本日終了したばかりでまだ未確認ですが、事前の登録だけでも1300人は超えていましたので、おそらく2000人に迫る参加者数だったことと拝察します。その中で、私たちの作品展はひときわ注目を集めることになりました。

 

 

 認知症であっても「今」まさに、対象とする何かに触れて感じとり、感じている「今」の自分を表現することはできます。そのことを「『今』触れる、『今』生きる。」の展示タイトルに込めました。そしてそれはどんな表現でも大切なことであり、美術本来の姿であり、芸術の根幹に通じるものです。作品展には全国から23人の臨床美術士が、認知症ケアクラスからの出品協力の募集に応えてくれました。北は北海道から南は沖縄まで、実に30を超える講座から認知症患者と予防のために通う高齢者の作品が寄せられました。内容は琉球瓦に描かれたハイビスカスや、雪化粧の樹木を描いた作品。新聞紙や和紙を素材に制作されたカボチャや筍、大根の和紙の絵などです。出品者リストには講座名や性別と年齢を記載させていただき、日常どのように取り組まれている講座なのか、リアリティのある展示となるように工夫しました。また会場には出品者の講座のある都道府県を日本地図に落とし、一目瞭然で臨床美術の広がりが感じられるような展示としました。

 

 

 同時に会場ではハガキサイズの作品制作体験をしていただけるように、常時5名のスタッフが待機してワークショップに取り組みました。通算約350名ほどの方々に制作をお楽しみいただけました。

 会議参加の様々な国からのお客様、イングランド、スコットランド、ルーマニア、フィンランド、イスラエル、韓国、ドバイ、台湾、カナダ・・・本当に多くの方々が、臨床美術に共感し、ワークショップでの制作体験に感動し、感謝と感激の言葉を残してくださいました。英語でのワークショップをしなければと事前練習を積んだスタッフが、緊張しながらもデモンストレーションを交えてセッションを行い、言葉の壁を越えたアートによる交流が実現しました。それぞれのスタッフにもとても貴重な体験となりました。また認知症のご本人、介護家族の参加もあり、作品の作者もたくさん来場し会場での交流が叶いました。このことには国際会議事務局からも特別に感謝を伝えられました。

 

 

 28日にはシンポジウムを開催し、約400名の来場でした。京都府立医科大学の水野敏樹教授の基調講演「認知症と美術」に始まり、日本臨床美術協会の蜂谷和郎先生が臨床美術のアプローチについて話され、続いてフルイミエコが京都府立医科大学神経内科の講座報告を行い、介護家族である岩本みどり氏が介護者にとって臨床美術の魅力を語りました。来場者は作品展を見て興味を持ちシンポジウムに参加したという方もあれば、シンポジウムを聞いてから最終日にあらためて作品展を見に来たという方もあり、ふたつの取り組みが相乗的に働き、全体として認知症ケアとしての臨床美術に関心を高める結果となりました。

 

 

 以上がプロジェクト全体のスケッチです。私たちのプロジェクトはほぼ完全に目標達成されたことを皆様にご報告いたします。


【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、京都<臨床美術>をすすめる会が独自に法人や会員からいただいた寄付に合わせて、全額を国際会議の展示ブースエントリーとシンポジウムエントリーのために使用させて頂きました。

 

【リターンの発送状況】
 リターンの中で10万円のご支援に対してのリターングッズである「活動記録集」が完成しておらず、6月完成と発送の予定になっています。支援者の方々には申し訳ございません。速やかにお届けできますように、努力いたします。
 その他のリターングッズについては発送を終了しています。

 

 尚、プロジェクトの実施団体である京都<臨床美術>をすすめる会は、会の発足趣旨と規約に示された任務を完了し、明日4月30日をもって組織を解消します。今後の活動母体は京都<臨床美術>をすすめるネットワークとして、WEB上での活動交流を中心としたネットワークに移行します。

 今回のプロジェクトの成功が新たな臨床美術の普及につながり、認知症患者の方と介護家族に新しく笑顔が広がっていく機会となることを確信しています。あらためて皆様からいただいたプロジェクトへの応援に感謝申し上げます。ご理解とご協力をありがとうございました!私たちは引き続き臨床美術の普及と発展に尽くして参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

                        京都<臨床美術>をすすめる会

                             代表 フルイミエコ

 

【追記】2017年12月30日

10万円のリターンである「活動記録集」ですが、ADI企画準備と並行しての記録集製作が難しく、企画本番が終了後の製作となり完成が遅れておりました。しかしようやく12月29日に完成し、30日に発送を完了しました。ご支援を下さった方々にはお待たせして申し訳ありませんでした。これをもちまして全てのリターンの発送を終了しました。改めてご報告申し上げます。たくさんのご支援をありがとうございました!

 


 

リターン

3,000


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サンクスメール

ご支援いただいた皆様に事務局よりお礼のメールを送らせていただきます。

支援者
28人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年12月

5,000


クリアファイル (カリフラワー)

クリアファイル (カリフラワー)

・サンクスメール
・認知症の方の作品をデザインに使用したクリアファイル(作品名:「カリフラワーを描く」)を1枚お届け

支援者
42人
在庫数
20
発送完了予定月
2016年12月

10,000


ポストカードセット A 

ポストカードセット A 

・サンクスメール
・認知症の方の作品をデザインに使用したポストカード5枚を1セットでお届け

支援者
10人
在庫数
85
発送完了予定月
2016年12月

10,000


クリアファイル (セコガニ、カリフラワー)

クリアファイル (セコガニ、カリフラワー)

・サンクスメール
・認知症の方の作品をデザインに使用したクリアファイル(作品名:「カリフラワーを描く」「セコガニを描く」)を2枚セットでお届け

支援者
36人
在庫数
26
発送完了予定月
2016年12月

50,000


ポストカードセット B

ポストカードセット B

・サンクスメール
・認知症の方の作品をデザインに使用したポストカード10枚(AセットとBセット)をお届け

支援者
1人
在庫数
99
発送完了予定月
2016年12月

100,000


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京都<臨床美術>をすすめる会活動記録&作品写真集

・サンクスメール
・京都<臨床美術>をすすめる会の活動記録を兼ねた、臨床美術講座で描かれた参加者作品の作品写真集を1冊お届け

支援者
2人
在庫数
28
発送完了予定月
2017年3月

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