プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

地元産のお米で握る「あいとうむすび」で、若者が挑戦できる場づくりを。

 

初めまして。島村恒平と申します。私は滋賀県東近江市にある「あいとうふくしモール」の農場で、社会に出ることに不安を感じている若者たちといっしょに季節に合わせた野菜づくりをしています。

 

2016年4月、あいとうふくしモールは集落内にある空家だった古民家を確保し、新しい拠点「ほんなら屋」をつくりました。あいとうふくしモールと地域がより身近になるように 、また地域の方々が気軽に集えるような場づくりをしています。

 

高齢化の進む地域を盛り上げ、働くことへの不安を抱える若者が挑戦できる場所として、「ほんなら屋」のキッチンを活用し、地元産のお米で握るおにぎり「あいとうむすび」の開発、それに付随する漬物などの加工販売をしたいと考えています。 そのために必要な施設の改修資金が足りずプロジェクトをスタートさせました。

 

改修費用総額240万円の内120万円が不足しています。拠点も人材も準備済みで、あとは改修工事だけなんです!皆様のご支援、どうかよろしくお願い致します。

 

 

ほんなら屋

 

 

 暮らしの安心拠点 「あいとうふくしモール」

 

2013年4月、多く人の想いと努力によって「夢をカタチに、安心をカタチに」するための議論と実践の場「あいとうふくしモール」を、鈴鹿山麓に位置する滋賀県東近江市小倉町に開設しました。それぞれの目的を持った3つの事業所が集り、各々が持つ機能を発揮しながら誰もが安心と生きがいのある暮らしを創造する場を目指しています。

 

後列左 : あいとうふるさと工房 代表  野村正次、後列中 : 島村恒平、後列右:NPO法人 結の家 代表 太田清蔵     前列左 : NPO法人 あいとう和楽 川副きよ子、前列右:事務局 丸山紗千代                    

 

 

 

農業を守り続けてきた愛東地区で作られる"近江米・みずかがみ"、進む高齢化が課題となっています。

 

少子高齢化の進む愛東地区では、昔から農業を大切にしており、 お米や野菜をはじめ梨やぶどう、メロンなどの果物まで四季に合わせて多品目の作物を栽培しています。なかでも近年開発された"近江米•みずかがみ"は、炊き上がりはもちろん冷めても美味しく、航空会社の機内食に採用されるなど、おにぎりやお弁当に相性ぴったりのお米です。

 

そんな地区では、今でも昔ながらの作り方で梅干しや味噌、漬物などの伝統食を作って、日々の暮らしを豊かに過ごすおばあちゃんたちがたくさんいます。

 

地域が大切に守ってきた農業、昔ながらの豊かな暮らしがある反面で、少子高齢化による地域課題は年々増えてきています。日々の暮らしを維持することが困難な一人暮らし世帯や高齢者世帯の増加。また、空き家問題、農地の後継者不足、集落内の自治機能の低下などが深刻な問題となってきています。

 

愛東地区で培われてきた伝統や文化が日に日に失われ始めています。そのためにも地域の中で若者が活躍できる場所を作り、ゆくゆくはその若者が地域を担える存在として育つことができる地域づくりをこのプロジェクトを通して、行っていきたいと考えています。

 

ほんなら屋に集まる地域のおばあちゃんたち 撮影:國森康弘

 

愛東地区の田園風景 撮影: 撮影:國森康弘

 

 

必要なのは、安心していられる居場所や仲間、地域の中で活躍できる(必要とされる)仕事です。

 

ニート・ひきこもり状態にある若者は、よく「普通になりたい」と言います。30才だったら正社員、40才だったら結婚して子どもがいてもいい、子どもの頃から「きっとそういう風に生きていくだろうな」と思っていた人生のイメージ。「みんなは順調に歩んでいっているのに、自分だけがそのレールから外れてしまった」そんな疎外感と、そこに戻ろうと戻ろうと思ってもやっぱり戻れない自分自身を責め続けています。

 

非正規雇用の増加などにより、かれらの言う「普通」な生き方は近年減ってきています。しかし、まだまだ多くの人はその「普通」の生き方が当たり前だと思っています。かれらにとってはそのギャップがしんどいのです。

 

誰もがつまづきやすくなった今の社会、「普通」じゃないことがもはや「普通」になってきています。必要なのは、その人が「普通」かどうかで判断されない、「普通」じゃない自分だって別にいいやと思える「安心」のある空間の中でもう一度自分が今後どう生きていきたいかを仲間と共に模索できる場所が必要となってきています。

 

そんな想いを抱える若者が活躍できる場を、この地と結びつけ、形にしたいと考え、今回のプロジェクトをスタートしました。

 

あいとう和楽と共同で芋掘り
ほんならFARMLAB作業風景 撮影:國森康弘

 

 

ほんなら屋のキッチンスペースを加工品の製造販売ができるように改修します。

 

「あいとうむすび」やそれに付随する漬物などのレシピは地元のおばあちゃんが作ってきた伝統食をベースに、食の専門家などのアドバイスを聞きながら、商品化し次世代へ受け継ぐことができます。

 

愛東産の近江米を使うことで、地域の農家さんたちと顔の見える関係をつくることができます。消費者は安心して食べられ、その顔を見て地元の農家の人たちは一層やりがいを持つことができます。

 

あいとうむすびやそれに付随する漬物などの加工品を製造販売できるように、施設の改修費用と必要な機材の購入費用にします。

 

近江米  撮影:國森康弘

 

 

農家、高齢者、若者の三者が持った長所をむすび、これからの地域での暮らし方を模索したい。

 

社会に出ることに不安を感じている若者たちがその仕事を通して、実際に働きながら“働くこと”を学び、スタッフや地域住民とともに新たな一歩を踏み出せる拠点を作りたいと思っています。

 

家族、地域住民、生活と仕事、お金と幸せ、かつて地域の中にあった暮らしの要素がひとつひとつ分断され、その中で息苦しさを感じているのは若者だけではありません。地域での暮らしをもう一度新たにむすびなおす「あいとうむすび」で、地域の人が地域の中で安心して生きていける場を新たに作り直していかなければいけません。

 

このプロジェクトは、地域課題を解決するような仕事の中で、若者たちが仲間と共に働く自信を取り戻し、新しい一歩を踏み出したり、ゆくゆくは地域を支える存在になれるように応援していきたいと考えています。

 

 

 

最後に、、、

 

私は25歳の頃から若者支援の現場で働いてきました。私自身、若者のひとりとして今後の将来に悩み、不安になることもあります。ニート・ひきこもり状態にある若者たちの悩み、不安と本質的には何も変わらないと考えています。

 

非正規雇用の増加、労働環境の悪化など若者を取り巻く状況は日に日に悪くなっています。かつては地域や社会を背負ってきた働き盛りの若者たちが、いまや社会的弱者に追い込まれてきています。

 

若者の非正規雇用率は半数近くに達し、将来の展望を持てないまま明日明後日の生活を維持するためだけに働いている若者たちが多くいます。また過酷な労働環境の中で心身ともにすり減らし働く気力を奪われてしまった若者たちもいます。

 

若者たちの働けなさは、社会構造が変化する中で、かつてのように将来に展望を持ち、安心できる家族や仲間たちの中で働き暮らす、そんな生き方のモデルの消失(あるいはモデルと若者の乖離)にあります。

 

必要なのは「働きたいけど、働けない」と話す若者たちの、それでも日々もがいて生きているその姿に寄り添い、共に模索すること。誰もがつまずきやすくなった今の社会の中で、もう一度時間をかけて何度でも、今後の自分の人生を見つめ直すことができる時間・場所・仲間、そしてそれを保障する社会や地域のあり方が必要となっています。

 

 


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