プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

小豆島へ移住!島からはじまるつまみ細工の物語。

 

ご覧いただきありがとうございます!つまみ細工作家のあんみつゆっかです。つまみ細工と呼ばれる、薄絹を正方形に小さく切り、これをピンセットで摘んで折りたたみ、組み合わせることによって花などをつくる伝統工芸の作品を製作しております。つまみ細工は、主に和服に合わせる簪の飾りとして作られてきました。伝統工芸というと堅苦しく聞こえますが、着物だけでなくカジュアルに使えるアクセサリーなども製作しています。

 

作品づくりを進めていくなかで、単に着飾るためのアクセサリーではなく物語を大切にした作品を作っていきたいと思うようになりました。まず自身の衣食住を見直し、暮らしを整えていくなかで小豆島に出会いました。豊かな自然と芸術が共存する素晴らしい環境に身を移し、この度新たなステップを踏み出そうと思っています。

 

インターネットでの販売が中心でしたが、作品を実際に手に取っていただけるような場として、つまみ細工のお店を開くことを決意いたしました。以前から構想していた「想いの整理をするつまみ細工」というテーマの第一歩として、島で出会った着物の古布を活かした作品づくりや、小豆島の美しい風景をイメージしたオリジナル作品を製作していく予定です。この新たな一歩へ、ぜひお力をお貸しいただければ幸いです。

 

椿の花寄かんざし「ハレ」

 

芸術家の活動から衣食(職)住を見直す過程で辿りついたつまみ細工。

 

子どものころからものづくりが好きで、ファッションデザイナーに憧れて服飾の高校を卒業後、美大へ進学しました。芸術家として活動をはじめた当初は現代社会に疑問を投げかけるようなコンセプチュアルな作品を製作していました。その時に「社会、社会といいながら、一体自分は社会に何ができてるのか?」と考えるようになりました。

 

社会との関わり方を"衣食(職)住"を中心に見直していきました。まずは"食"から始まり、その後"衣"を見直していく中で、和装・和小物に興味を持ち始め「つまみ細工」に出逢いました。

 

写真:岩田貴樹
写真:岩田貴樹
写真:岩田貴樹

 

私の祖父母は生前、小さな呉服屋を営んでおり、幼い頃田舎に帰ると、祖母が美しい着物を器用に縫っている姿を尊敬の眼差しで眺めていました。贅沢にも七五三や成人式には本格的な着物を着せてもらったので、その頃から少しずつ着物への関心が築かれ、今思えば導かれるように着物に出逢ったのかもしれません。

 

そんなふうに出会ったつまみ細工を"職"としていくことで、やりがいを感じられるようになりました。自分が自信を持って取り組むことのできる仕事を持つことで、それを通して本当の意味で社会に役立ちたいと思うようになりました。

 

つまみ細工は、お正月、成人式、ひな祭り、卒入式、結婚式、浴衣、七五三と日本らしい行事に携わる機会が一年中あります。娘様の成人式、初孫様の七五三など、一生に一度の素晴らしい機会に携われることができ、つまみ細工を通して社会と関わりを持っていけることに、やりがいと喜びを感じています。

 

はじめはうまくいかないこともたくさんありましたが、試行錯誤を重ね、優しいお客様に支えられて、振り返ってみれば、おかげさまで1000件近い作品をお届けする事ができました。心から感謝しております。

 

写真:岩田貴樹

 

島ならではの一期一会に、つまみ細工の作品を。

 

そしてこの度、衣食(職)住の見直し、最後の1つ"住"についてを実行に移したいと思います。

 

私は父の転勤に伴い、引っ越しを繰り返しており、引越し先も埋立地のマンションだったため、お隣さんすらあまり知らないような環境でした。地区の祭りも歴史が浅く、田舎に帰るときに、いとこ達がお神輿を担いだり、慣れた様子で盆踊りを躍る姿が羨ましかったです。私が求めているのは人との繋がりや伝統を深く理解することなのかもしれません。

 

数年前に観光で小豆島へ訪れ、小高い丘から眺める穏やかで優しい瀬戸内海の美しい景色に感動し、島に惚れてしまいました。島で知り合った方々は皆さん優しくて、それぞれが充実して輝いていてとても素敵だと思いました。

 

それからずっと小豆島に住むことを夢見てきました。移住したら自分の故郷として愛着をもって長く暮らしたいと思っています。

 

美しい自然が広がる小豆島。

 

せっかく移住するなら、島と関わりをもって仕事を進めていきたいという思いで、空き家を活用し、いままでインターネットを中心に販売してきた作品を実際にお手に取って見ていただけるようなお店を開くことを決意いたしました。

 

小豆島は瀬戸内国際芸術祭の開催地のひとつで、芸術に関心を持った方々が多く観光に来られます。海外からの観光客の方も多いため、雅で華やかなつまみ細工は目に留まりやすく、つまみ細工を通りして日本文化に興味を持っていただく良い機会になると思います。

 

「島」という特徴的な空間であるからこそ、出会うものに対して一期一会の気持ちが芽生え、作品をお選びいただく際に特別な出会いを感じてもらえるのではないかと思います。

 

小豆島の美しい景色のような、淡いブルーをメインにしたオリジナル作品も製作予定なので、ここでしか出会えない特別な作品として親しんでいただけるようになればと思います。そんな風に島と外のひとを作品やお店を通して、繋いでいきたいと考えています。

 

 

店舗詳細

 

場所: 香川県小豆郡小豆島町馬木甲881

オープン予定:2018年6月

 

暖簾や和箪笥などを配置して、日本らしい雰囲気のお店にしたいと思っています。棚や壁に作品を配置し、実際に作品づくりも見ていただけるような構造にする予定です。作品づくりでは、小豆島限定の作品も製作します。これらのつまみ細工の製作、販売と合わせて、ゆくゆくはアンティーク着物や和小物の販売、小さなスペースで喫茶などもできるようにしていければと考えています。

 

加えて、夏の時期限定で、浴衣の着付け体験と浴衣に合わせた髪飾りのレンタル、記念撮影や、一緒につまみ細工を体験できるワークショップなど、店舗ならではのコンテンツも予定しています。

 

 

ー資金の使い道についてー

 

小豆島へ訪れて空き家の見学をさせていただいたなかで、出会った方々のご協力を得て、理想に描いていたような素敵な古民家と出会うことができました!しかし、古民家ということで、トイレが水洗ではなかったり、キッチン設備がなかったり、お風呂に水が通ってなかったり、と水回りの問題を多く抱えています。

 

また畳の傷みもあるので新しい畳を敷き、お客様が過ごしやすく、作品を見やすいように、空調の整備、お店のディスプレイの棚や机などの備品を揃える必要があります。今回皆様から頂きました温かいご支援は、これらの費用の一部として充てさせていただく予定です。

 

改修は必要ですが、佇まいの素敵な古民家です。

 

 着物古布を作品に替えて、想いの整理に。

 

私は以前から「想いの整理をするつまみ細工」というテーマで作品をつくりたいと考えていました。例えば、お祖母様が亡くなって、着物が手元に残ったけれど、着る人がいない。貴重なものだし思い出もあって捨てるに捨てられない。そういった着物を譲り受けて、その生地でお孫さんの七五三の髪飾りを作る。そうすることでただ捨ててしまうより愛のエネルギーを良い形で受け継ぐことができるのではないかと思いました。

 

きちんと意向をお伺いして、システマチックにではなくそれぞれの希望に合った形に変えられればよいなぁと考えています。この構想をこの移転に合わせて実現していきたいと考えています。小豆島で出会った方に空き家から着物の古布がいくつか出てきたと教えていただきました。 出会いを感じたので第一歩として、こちらの生地を使って作品を製作してみようと思います。

 

こんなふうに、人生のいろいろな節目に関わらせてもらいながら、地域の方に「七五三といったら、あんみつゆっかのお店!」と言っていただけるような身近なお店になれたら最高です!また島の外の皆さんにも小豆島の素晴らしさを、作品を通して伝えていければと思います。

 

移住しただけで「住」が完成したとは言えません。あとは暮らしの中身が大切です。信念を持ちつつも、先輩方のアドバイスをよく聞いてよい暮らしができればいいなと思っています。まずはしっかり自分の仕事に責任をもって、喜んでいただけるようなお店にしていきたいです!精一杯頑張りますので、ぜひこの新たなチャレンジにご支援をよろしくおねがいいたします!!

 

想いのこもった着物に新たな生命を。

 


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