~ケアラーと地域をつなぐプロジェクト~実施終了のご報告
10月23日より実施いたしました、「介護する人を孤立させない」~ケアラーと地域をつなぐプロジェクト~に、ご支援を賜りまして誠にありがとうございました。皆さまの温かい応援、ご支援に心より感謝しております。
【支援についてのご報告】
ネクストゴールには届かなかったものの、介護を一人で抱え孤立するケアラーの存在を多くの方に知っていただいたことは大きな成果と思っております。
また、当初の目標金額1,200,000円で「ケアラーつながりセット」を製作できる数は500個でしたが、1,565,000円のご支援をいただいたことにより、800個製作することができました。しかし、この「ケアラーつながりセット」を、ケアラーに届けると参加表明してくださった15団体の希望数の合計730セットにはリターンを含めると足りず、ご協力団体へは約8割の数でお届けさせていただきました。
ご協力団体の方々へは、そのお届け数の説明と、そして「ケアラーつながりセット」が、実際にどのようにケアラーへ届いたのか等の、その後のご報告についての提案を目的に、発送前には、ご協力団体の方々へオンラインと対面で説明会を開催いたしました。
その後のご報告としては
〇どのように(どこに)ケアラーへセットをお渡ししたか
〇セットをお渡ししたケアラーの感想は
〇介護者の会など何らかの形で地域とつながったか
などをご協力団体へ記載いただくアンケートを作成し、フィードバックいただくことにいたしました。
また、その説明会では、「どうしたら孤立しているケアラーとつながることができるのか」を考え意見を出し合いました。
そこで、ご協力団体の方から「新聞に掲載していただけたら」との案があり、中日新聞の記者の方へご連絡していただき、先週取材を受けています。(掲載日は現在未定です)
ご協力団体の方々への「ケアラーつながりセット」の発送は、年内に終了いたしました。
団体の方々からは
〇ケアラーにとって必要な情報が1冊にまとめられる在宅介護者手帖は大変便利。
〇ケアラーのバトンは、介護する人の不安解消の一助になる。記入しやすい点も良い。
〇持ち歩きたくなる素敵なカード&ホルダーでケアラーへ届けることが楽しみ。
などの声が届いています。
そして現在、緊急事態宣言下とあり動くことが難しい状況ながら、地域の各方面へ話してくださったり、地域包括支援センター等へ届けていただいたりと、団体の皆さまは熱意をもって動いてくださっています。お届けいただいた先では、ブログに書いてくださったという報告もいただいています。
【収支についてのご報告】
皆さまからご支援いただきました資金は、「ケアラーつながりセット」の製作(800セット)に82万円、「ケアラーつながりセット」の発送(参加団体、リターン/梱包資材含む)に6万円、参加団体とスタッフ活動費に30万円、クラウドファンディング手数料に38万円を使用させていただきました。
【リターンの発送状況について】
ご支援いただいた際にお選びいただきました返礼品につきましては、1月30日に発送をすべて完了いたしました。
ケアラーのバトン、カード&ホルダーをお選びいただいた方の中から、「両親を一人で自宅で介護している元職場の男性へプレゼントします」とのメッセージをいただきました。そのように孤立するケアラーへ届けていただけることは、なにより嬉しく感激いたしました。ご自分のため、大切なひとのためにご活用いただけたら幸いです。
【今後について】
クラウドファンディングによるプロジェクト期間は区切りとなりましたが、このプロジェクトはこれで終了ではなく、「これから」と思っています。
「孤立するケアラーとどのようにつながることができたのか」その成功例はもとより、困難な事例も含め、掴み伝えていくことが、ケアラー支援にとって大事なことと考えています。
このREADYFORの新着記事、私たち団体のHPやFacebookに、引き続き掲載してまいります。今後とも応援をどうぞよろしくお願いいたします。
心より感謝を込めて。
NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン
クラウドファンディングプロジェクトチーム一同