サンモール一番町アーケードの、ほぼ真ん中に位置する路地裏商店街。昭和の香りが色濃く残り、昔ながらの商店や飲食店や雑貨屋さんが立ち並ぶ不思議な空間。ここも、朝市っ子の散歩道。昼間だけどちょっと薄暗くて静か。“何か、いそう・・・”と子どもたちの想像力がかき立てられ、言葉では言い表せない何か不思議な空気を感じます。そのノスタルジックな雰囲気は、朝市商店街育ちの朝市っ子にとってはどこか懐かしく落ち着く場所でもあるようです。

 

 老舗のお茶屋さんの店先に並ぶアニメキャラクターのマスコット、小料理屋さんの前には鈴虫が、鶏肉専門店では金魚が飼われていたりと子どもたちの興味を引くものがいっぱい。2歳児クラスの子どもたちも「みせて、みせて」と体を寄せ合いぐいぐい入っていって、静かな空間は一気ににぎやかに。そして、いろは横町の名物、現役の古井戸へ足を進ませます。子どもたちで手押しポンプを動かすと、竜が描かれたタイル張りの洗い場に冷たい井戸水が勢いよく流れ出て、子どもたちはもちろん手を差し出し、井戸水に触れては歓声をあげます。

 

 先日、いつものように井戸の周りで手押しポンプの順番めぐってけんかしたり、冷たい井戸水に触れキャッキャッと騒いでいると、いろは横丁商店街の事務局の方が来て、「どこからきたの~?」と話しかけてきてくれました。「仙台朝市です。」と答えると、「えらいごど~、よぐ歩いてきたっちゃね~。」と子どもたちの歩く力に驚いていました。保育士は内心、あまりにも賑やか過ぎたかな・・・と注意をされるのではとドキドキしておりましたが、暖かく子どもたちを見守って頂いていたようです。

 

 横丁のお店の方も気さくに話しかけてくれたり、子どもたちの姿を見て笑顔で受け入れてくれたり、近所のおんちゃん、おばちゃんのような存在に見守られているという安心感、それは、子どもが育つ上でなくてはならない存在かもしれません。新しいビルが立ち並ぶ、仙台中心部の街中にも、こんな、人と人とのつながりや関わりがもてるいろは横丁、子どもも大人も気持ちがほっこりします。お休みの日にでも、昼間のいろは横丁を探検してみるのも楽しいかもしれませんよ?!

 

 

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