「電話帳を使って最初にかけた保育園でOKがでたから」

 この保育園を選んだ理由は?の問いへ、ユニークな答えが返ってきました。
 おそらく私の甥夫婦のように、実際に自分の目で、保育士や子どもたち、保育園を見て「ここに決めた!」という人が多かったのではないでしょうか。
 認可に入所できなくて空きのあったこの保育園へという人も多いと思います。私もその一人でした。

 

 「4月生まれで良かった!?」
 産休が明けた時期、当然認可保育所入所は無理な話。知人が保育士をしていたという理由でこの保育園を滑り止めにしていました。
 生まれたばかりの息子(現在27歳)に居心地はどう?と聞くことはできませんでしたが、私はすっかりこの保育園にはまってしまいました。

 

 補助金が出ない時期、保育料が高く、「お金持ちね」と、我が家の経済状況を知っている友人に軽口をたたかれたりもしたけれど、お金に代えられない物がこの保育園にはたくさんありました。
 その後認可を申し込むこともなく、3人ともお世話になりました。

 

 年度当初に園児がたったの14人というときもありました。保護者も協力しないと存続できるかどうかもわからない困難の時期が何度も訪れ、そのたびに知恵と力を出し合い乗り越えてきました。
 当時からの「保護者と保育者が子どもを真ん中に手をつなごう」という合言葉と行動が、28年経った今でも脈々と続いていることを嬉しく思います。
 現在の保護者は私たちの年代では思いつかなかったことを提案し、そして実行に移しています。とっても頼もしい存在です。

 

 保育園のためにおやじたちもできることをやろうと結成された「おやじの会」、バザーに出す大根を掘ったり、保育園の大掃除をしたりと大活躍。
 一方、保護者会で日頃から中心で活動しているのは母ちゃんたち、家でも職場でも保育園でも頑張っている母ちゃんたちの息抜きの場が必要ね!ということで結成された「かあちゃんの会」。
 「かあちゃんの会」から生まれたマラソンクラブ「朝市ほいくえんず」。オリジナルのTシャツを着て、いろいろな大会に参加してきました。トレーニング後や大会後の打ち上げは、応援団も含め懇親を深めるいい機会となりました。
 さらに、卒業してもこの保育園と関わっていたいというたくさんの人の願いから結成された「同窓会」。同窓会主催の行事や朝市商店街の収穫祭は、OB保護者と現役保護者の交流の場ともなっています。

 

 これまでも全国の皆さんからたくさんの支援をいただいてきました。今回のクラウドファンディングの取り組みもそうです。保育園のことを知り、支援を寄せてくださった方々のなんと多いことか。この温かい気持ちに応えるために、もっともっと素敵な保育園にしていきましょう。OB保護者として協力していくことを約束します。

 

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