世界自然遺産のまち知床の芸術祭「葦の芸術原野祭」をご支援ください!
支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 151人
- 募集終了日
- 2024年9月1日
自意識過剰な私が、「あしげい」で取り組んでいること
こんにちは。数あるクラウドファンディングのプロジェクトの中から、知床半島 斜里町「葦の芸術原野祭」(以下「あしげい」)を見つけてくださりまして、ありがとうございます。きょうの活動報告は、北見市を拠点にアナウンサーとして活動している、斜里町出身の伊藤ゆりかが担当します。
きょうの活動報告は、「あしげい」の会期の前後も含め、会期中も、斜里町にあまり身を置かない私が、どんなことを思い、具体的にどのような活動で携わっているかを記します。結論としましては、「『自意識過剰な私』が取り組んでいることは、いろんなところに足を運んで、『あしげい』を知ってもらうこと」ということ書いています。
私が住む北見市と故郷の斜里町は、およそ90キロの距離があり、車で2時間弱かかります。この距離と時間を超えて、私はしばしば「帰省」しています。会いたい人や、関わりたいことが、たくさんできたからです。私の「帰省」には、もはや情緒も旅情もありません。故郷に帰りすぎているため、ある斜里町民から「伊藤ゆりかは2人いる(北見市と斜里町に1人ずついる)」と冗談を言われるほどです。
さすがに、私は2人といません。家族の理解を得ながら(得られているかは不明)、なんとかバランスを取りながら(取れているかは不明)、私が2人いるかのような生活(?)を送っています。
去年の「あしげい」の会期後に書いたnoteの記事に、私は、こう書きました。
(注釈:記事リンク→https://note.com/ashigei/n/nbed65dfea2c4)
“お客さんとして好きなときに見に行くのと、実行委員として参加するとでは、北見~斜里の距離感が大きく変わってくるもので、なかなか責任を果たすことができなかったと思います。催しを作り上げる過程では一筋縄ではいかない場面もあることは常ですが、その荷物を持つことができないまま、上澄みのおいしいところだけを食べてしまったなあと感じています。”
この気持ちは、ことしも少なからず持っています。ことしも、私は会期中に、朗読会「日々」をAirda氏とともに催すことによって「表現者」として「あしげい」に存在する予定ではあるものの、その行為をもって「私が表現者である」かどうかは、わからないままです。
一方で私は、「あしげい」に一度でも触れた人は、「訪れる人/訪れられる人」に関わらず「全員が表現者」だとも思っています。毎年実施している「おもいでうろうろプロジェクト」に参加した/する人や、それこそ朗読会「日々」で私に読ませたい文書を書いて投稿した/する人、それ以外の人も全員、「『あしげい』に触れた時点で『表現者』」だと思います。
私が、私自身を「表現者かどうかわからない」と思うのは、私の自意識の問題です。
やや自意識過剰です。
でも、そう思ってしまっていることはもう仕方のないこととして、私は、自意識過剰な私を受け入れようとしています。受け入れようとする過程の私の行動が、「いろんなところに足を運んで、『あしげい』を知ってもらうこと」です。具体的には、「ポスターの掲示やタブロイドの設置をお願いしに行くこと」です。
大前提として、私は、
故郷で、故郷の一世紀を知っている建物で、
同じ故郷の人もそうでない人も、
「皆等しく」、
町を見つめ、
街を歩き、
人に会い、
地層をすくい取り、
表現をする、しようとする、
この「葦の芸術原野祭」と、それを構成する人が、大好きだから、
この動きが続いてほしいから、
これをまずはたくさんの人に知ってほしいという気持ちを強く持っています。
「ゲイジュツ」と見聞きしただけで「難しくて私にはわからない……」と反射的に思う人が少なからずいることも知っています。ですから、粘り強く、知ってもらうことが大切だという気持ちがあります。
それらの気持ちと、「自意識過剰な私」を掛け合わせた先にある行動が、「ポスターの掲示やタブロイドの設置をお願いしに行くこと」なのです。
200枚以上のポスターと、その倍の部数はあるだろうタブロイド(書いていて気付いた。タブロイドの枚数を知らないということに)。
「あしげい」は、まずは斜里町内のみなさんと一緒に紡いでいきたいという想いから、大半は斜里町内のお店や施設のみなさんにご協力いただいています。それは町内在住の仲間たちが主に活動している部分です。私は、より広く「あしげい」を知っていただくために、日常の活動範囲である北見市や網走市、そのほか斜里町外のみなさんにご協力をお願いしに伺っています。加えて、斜里町内のみなさんのところにも、2人といない私の心身が許す限り伺っています。
いま初めて数えました。
この活動報告を書いている時点で、私は、55か所にポスターやタブロイドを持って伺いました。
そして、そのすべての場所のみなさんは、お忙しいところ、私の話を聞いてくださいます。
「掲示場所が限られているので空き次第貼りますね」と気遣ってくださる人、「持ってきてくれたものはなんでも貼るよ」と気前良くおっしゃる人、「待っていたよ」と声をかけてくださる人……。いろんな人に出会います。
私は、お相手が「『あしげい』を知らない」、「『ゲイジュツ』に関心がない(かもしれない)」という前提で話を切り出します。私の肌感覚として、多くの人は、私の話を聞いて初めて「あしげい」を知りますし、「ゲイジュツ」に関心がない(かもしれない)人もいます。先述したとおり私は、「あしげい」を「粘り強く、知ってもらうことが大切」だと考えています。ですから、そういった場合でも、いま知ってもらえたのだから良い、と思いながら会話します。また、お会いする人の中には、「ああ!『あしげい』ね~!」と反応してくださる人や、初めて知ったと同時に深く興味を持ってくださる人もいます。それはそれで大きなモチベーションになることは言うまでもありません。
去年お願いした人のところにはことしも出向き、ことし初めての人にも会いに行き、「知らせた/知った」という名のご縁をつながせていただこうとします。このご縁の糸は、最初は細い細い1本かもしれません。糸を1本また1本とより合わせて太くなっていくように、「知った状態」から、「認知」、「共感」……になっていくことを願いながら、私は、人に会いに行っています。これが、「自意識過剰で、『あしげい』を大好きな私が、取り組んでいること」です。協力してくださっている各所のみなさんに、改めてお礼を申し上げます。心から、ありがとうございます。
あ、もちろん、掲示や設置をお願いしに行く以外のこともします。8月26日(月)の夜、Airda氏と朗読会「日々」をします。「あしげい」以外の場でも去年から継続開催していて、今回で10回目です。「日々」のことは、Airda氏が書いた活動報告をご覧ください。私より深く深く「日々」に向き合っている様子がわかります。
最後に。
日々更新しているこれらの活動報告は、目的をもって書かれています。一つは、「葦の芸術原野祭」が掲げる理念に共感する人と出会うためです。もう一つは、掲げた理念を具体的な方法や表現をもって未来につなげていくため、共感の気持ちを資金という形で支援してくださる人と出会うため……です。こう書くと一気に現実に引き戻されるような感じがしますが、理念を形にするための必要最低限のものです。会場での募金も受け付けていますので、どうぞご無理のない範囲でお気に留めてくださいますと幸いです。
実際に寄付される/されないに関わらず、ここに掲載しているどの活動報告も、「葦の芸術原野祭」のどのプログラムも、興味深い内容です。お一人でも多くの人にそれらに触れていただき、ご縁の糸が紡がれますことを願っています。
伊藤ゆりか アナウンサー/斜里町出身
リターン
1,000円+システム利用料
あしげい応援コース
メンバーからの感謝のメッセージ
このクラウドファンディングに協力してくださった方に、感謝の気持ちを込めたメールをお送りいたします。
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
3,000円+システム利用料
あしげい応援コース2
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ウェブサイトにお名前掲載
このクラウドファンディングに協力してくださった方に、感謝の気持ちを込めたメールをお送りいたします。
さらにあしげい2024ウェブサイトに協力者としてお名前を掲載させていただきます。(掲載を希望されない方はご連絡ください)
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
語り継ぎたい知床の女性の歴史「リーディング公演の音源CD」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・リーディング公演のCD
あしげい会期中に上演する『語り継ぐ女の歴史』リーディング公演のCDをお届けします。明治・大正・昭和と激動の知床斜里を生きた女性たちの人生の物語が、今を生きる老若男女の声で立ち上がる場の臨場感をぜひ体感してみてください!
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
流氷やクジラのクリック音などの貴重な音源も聴ける!松本一哉の「知床録音集 2020-2024」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・知床録音集 2020-2024 音源
あしげい立ち上げからのメンバーで音楽家の松本一哉が、2020年に石川直樹と吉開菜央の映画「shari」の製作で来て以来、縁が出来た知床で録音してきた未発表の音源です。知床だけではなく、道東のあちこちで録音してきた春夏秋冬の音源になります。
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
川村芽惟の「知床でみつけた宝物と手紙!」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・お楽しみの宝物とエピソードと手紙
川村芽惟が知床の森や海で見つけた宝もの1~2点&その思い出エピソード、あなたに向けた手紙をお送りします。どんな宝ものが届くかはお楽しみ!
例えば、こんなもの…つやつやの木片、めずらしい小石、貝がらなど
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 15
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
泥炭
・メンバーからの感謝のメッセージ
・泥炭のかけら
泥炭は、植物が堆積してできた土です。あしげい開催地である知床斜里町の、ヤチ(谷地=湿地)に積み重なった土壌、そのかけらをお送りします。
泥炭は火をつけると燃えるという特性があり、その煙には独特の芳香があります。スコッチウイスキーの香り付けにも泥炭が使われているんだとか…!
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料
ハズレなし!「あしげいグッズ福袋」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・あしげいグッズ福袋
大人気のあしげいオリジナルグッズをセットにしてお届け!川村芽惟による刺繍を元にした図案の手ぬぐいやステッカーなどなど、あしげいのオリジナル雑貨が盛り沢山!なにが届くかは開けてみてのおたのしみ♡
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 16
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料
Siwnin + α
・メンバーからの感謝のメッセージ
・情報誌siwnin(シウニン)
小林大祐・川村喜一が製作した個人出版誌『siwnin』。「siwnin(シウニン)」とは「青い/緑色の」を意味するアイヌ語。北海道知床から北方の表情を発信する情報誌です。
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 22
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料
橋本和加子のおもてなし!「解説付きあしげいツアー」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・メンバーの解説付きあしげいツアー
あしげいに来てくれる人限定!橋本和加子による解説付きでご紹介します。ツアーの最後には会場である旧役場庁舎をバックにメンバーと記念写真を撮影。
写真をプリントしたものに、メンバーのコメントを添えてお届けします。
※開催は8月中旬-下旬です。詳細は8月上旬までにメッセージでご連絡します。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 18
- 発送完了予定月
- 2024年8月
10,000円+システム利用料
レシピ付き!「平賀さんのじゃがいも(5kg)」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・じゃがいも5kg岩村の家の大家平賀さんがつくるじゃがいもです
あしげいメンバーの胃袋を鷲掴みにしてきた岩村朋佳。彼女の大家さんは、じゃがいも農家さん!王道の名ジャガ「インカのめざめ」をはじめ、ほくほく甘い「レッドムーン」や、ジャガイモ界の影なる女王「シャドークイーン」など、なかなか手に入らないお芋をお届けします。さらに、それぞれの美味しさが際立つスペシャルレシピを岩村朋佳が考案し、このリターンを選んでくださった方限定でお教えします!
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2025年8月
10,000円+システム利用料
小林大祐の「絵本 小冊子」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・絵本 小冊子
2023年の展示から何枚か削除し、何枚か追加した、モノトーンの絵本です。鮭、と誰かが壁に書いた文字が目に入り、遠い鮭、鮭の形や色や味、あるいは鮭の暮らす川、川の行き着く海、海の底の石、石のくだけた砂、砂原、砂嵐と嵐、山と風、風の揺らす草原や熊の毛のことなど考えていると熊はズイズイ進んで、熊、その匂いや色、気配、形が前に前に、中に中に進んでいき、収束して、まとまっていると思うと外に発散していて、幾つもの沈んだ気持ちが浮遊して、鳥のように飛んでいたらいいのにと、思いながら壁の上に鮭と書いた。そんな人が迷子になった時の話のような何かを絵本にしました。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 47
- 発送完了予定月
- 2024年12月
15,000円+システム利用料
あしげいの全ての公演が何度でも観れる!「公演フリーパスチケット」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・公演フリーパスチケット
あしげいに来てくれる人限定!『葦の波』をはじめ会期中に上演される有料のパフォーマンス・ライブを何度でもご覧いただけるフリーパスチケットをプレゼント!
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2024年8月
15,000円+システム利用料
川村喜一の「ネオ・オホーツク土器」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ネオ・オホーツク土器1点
斜里町在住の美術作家、川村喜一が粘土をこねて手作りする小さな動物土器。オホーツクの土を知床の薪で素焼きした100%地場産です。知床の生き物たちへの愛を込めて1つ1つファンタスティックに作ります。工芸品ではないプリミティブ(原始的)なパッション(情熱)をお求めの方に!※写真はイメージです。
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年12月
15,000円+システム利用料
あしげいの歩みを刮目せよ!「アーカイブブック3年セット」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・アーカイブブック3年セット
2021〜2023年のアーカイブブックをセットでお届け。これまでのあしげいの歩みを堪能できるセットです!
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 7
- 発送完了予定月
- 2024年12月
15,000円+システム利用料
ラストチャンス!川村喜一の「ネオ・オホーツク土器」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ネオ・オホーツク土器1点
好評につき、10個限定で在庫を追加しました!
斜里町在住の美術作家、川村喜一が粘土をこねて手作りする小さな動物土器。オホーツクの土を知床の薪で素焼きした100%地場産です。知床の生き物たちへの愛を込めて1つ1つファンタスティックに作ります。工芸品ではないプリミティブ(原始的)なパッション(情熱)をお求めの方に!※写真はイメージです。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2024年12月
20,000円+システム利用料
岩村朋佳と行く!「オーパーツツアー」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・オーパーツツアー
色々なものを拾う岩村朋佳と一緒に知床の好きな場所を散歩します。私たちだけのオーパーツをたくさん拾いましょう。
時期:応相談、有効期限:1年
(交通費はご自身でご負担ください。)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年10月
30,000円+システム利用料
あしげいまるごとコース
・あしげいアーカイブブック3年分
・録音CD2種類
(語り継ぎたい知床の女性の歴史「リーディング公演の音源CD」+流氷やクジラのクリック音などの貴重な音源も聴ける!松本一哉の「知床録音集 2020-2024」)
これまで継続してきた『葦の芸術原野祭』の3年間のアーカイブのすべて、あしげいのこれからの新たな試みが詰まった豪華アーカイブパックです。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 14
- 発送完了予定月
- 2024年12月
50,000円+システム利用料
あしげいスポンサーコース
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ウェブサイトにお名前を掲載
あしげいの活動継続にできるだけ多く寄付したいという方に!あしげい2024ウェブサイトにスポンサーとしてお名前を掲載させていただきます。(掲載を希望されない方はご連絡ください)
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
記事をシェアして応援する
沖縄北部の命の誕生を支える|妊婦さんが安心してお産ができる環境を!
- 現在
- 4,031,000円
- 支援者
- 91人
- 残り
- 56日
頑張ろうNOTO!石川&京都の子供達の音楽と元気を被災地に届けたい
- 現在
- 3,325,000円
- 寄付者
- 130人
- 残り
- 17日
最上川中流氾濫で水没した戸沢村蔵岡の心の拠り所としての長林寺を復活
- 現在
- 1,605,000円
- 支援者
- 80人
- 残り
- 47日
ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
- 総計
- 93人
戦争の記憶を守り継ぐ。戦史・戦跡資料デジタルアーカイブス構築公開へ
- 現在
- 4,140,000円
- 支援者
- 150人
- 残り
- 8日
東京都清瀬市|豪華寝台客車のパイオニア「夢空間」ともに後世へ紡ごう
- 現在
- 2,830,000円
- 支援者
- 170人
- 残り
- 26日
松竹大谷図書館|演劇・映画の宝箱、貴重資料を未来へ【第13弾】
- 現在
- 2,258,000円
- 支援者
- 162人
- 残り
- 18日