世界自然遺産のまち知床の芸術祭「葦の芸術原野祭」をご支援ください!
支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 151人
- 募集終了日
- 2024年9月1日
今年もありがとうございました!展示について振り返ります
こんにちは、実行委の岩村朋佳です。
葦の芸術原野祭2024が無事終了いたしました。一緒に動き続けた人も、来てくれた人も、すごく熱意を持っていてくれた人も、遠くから応援してくれた人も、皆様ほんとうにありがとうございました。
2年前からふらふらとした立場で参加していたあしげいでしたが、今年は斜里町立図書館で働きながらの参加になりました。図書館での展示、会場の什器作り、作品作りなど、あまり会場にいられない自分ができることを考えながら動いていました。
また、せっかくこっちにいるから迎え入れる側になってみようと思い、東京組の人々を家に迎えてみました。試行錯誤の4年目だったので、何が何やらと体が時間に追いついていませんが、あしげいはやっぱりすごい場所だと実感しています。
あらゆることに疑い深い私でも、いつの間にかその人に惹かれていたり、ものに好意を抱いていたりと、自分ごとではなくても、人伝にそのことを感じたりします。
また、時間をかけてそのことが分かったりと、あしげいはその場限りの盛り上がりではない、確かな思いと行動が生まれる、地続きの生活があります。ここに引っ越してから、そのことがよく分かりました。
また、昨年までは、こんな自分がその地続きの一部になって良いものかという後ろめたさを感じていましたが、今は、どんな転び方をしようとも今ここで生きていることに向き合おうと思っています。
前置きが長くなりましたが、ここでは「作品展示」について記述しようと思います。
私は、今年の展示グループで進行役をしていました。色々と力不足でご迷惑をおかけした方もいらっしゃると思いますが、ひとりひとり、それぞれの熱量であしげいと向き合っていました。
○ 外では、川村喜一さんと山田涼子さんが展示をしていました。
・喜一さんは、オホーツク土器という看板を掲げ、いつでも誰でも土器作りを体験できる場を作っていました。例年あまり手をつけれずにいた前庭が賑わっていている光景は気持ちの良いものでした。
・涼子さんは、駐輪場デコろうよ!とお誘いした結果、「あしげい」と言葉が縫われた布たちをたくさん吊って、風抜けの良い休憩所を作っていました。天気の良い日、その下でカレーを食べている人や話しこんでいる人がいて、当たり前のようだけど当たり前ではない景色だったと思います。
○ 1階では黒木麻衣さん、アルプ美術館、私(岩村朋佳)がそれぞれ点々とありました。
・入り口に立つと、色鮮やかなねぷたのコーナーがあり、その角で黒木さんが様々な眼差しと向き合おうとする展示を行っていました。作風は優しいのに、手法はとても根気強いもので、黒木さんの力強さを感じました。
・図書館時代は暗くて怖いと有名だった廊下は、北のアルプ美術館と真摯に向き合う小泉くんと喜一さんによって、たくさんの山や森の気配で彩られていました。
・私は、廊下にある暗い一部屋を使わせていただき、この土地に引っ越してからのことを展示しました。自分が拾ったものと人からもらったものが点在する空間は、川の中の水たまりみたいだと思っています。
○ 2階ではあかしのぶこさん、佐々木恒雄さん、真青果てなさん、川村芽惟さん、砂山琴子さん、塩川裕子さん、小泉柊介&船木大資さん、今野裕一郎さん、佐伯雅視さん、森亨さんが、広い空間にそれぞれの存在をもちながら混ざり合っていました。
・あかしのぶこさんは、今年は展示場所変えてみますか?と聞いたところ、去年と変わらない場所が良いと階段を上がってすぐの踊り場で絵本や原画の展示をされていました。ここに、のぶこさんの絵があると、知らない図書館時代のことを想像したりして落ち着きます。
・恒雄さんは、5年間毎日描き続けたドローイングの集大成が現れていました。5年の歳月がアニメーションのように似たり離れたりしながら動き続けていて、波のようでした。
・果てなさんは、故郷への想いを込めた白いオブジェで、2階を横断していました。黒っぽい山々があったり、白いつばさがあったりと、自由かつ丁寧な作品で、心があたたまりました。
・芽惟さんは、刈ったイラクサを天井から吊り下げ、服を編む準備をしていました。作品を出すかギリギリまで悩んでいましたが、時間をかけて始めることをしようと体を動かしていました。
・琴子さんは、今年東京から戻ってきて、斜里の町の捉え直しを少しずつ行っていました。木炭を使ったデッサンはとても力強く、2階の空気を引き締めていました。個人的には、女性の絵が印象的です。
・裕子さんは、斜里の怖いと思うものの絵を3点展示されていました。会期中、掛け替えたいと運んできたのはロロルーという生き物の絵で、その目を覗き込むように見入りました。みなさん、惹きつけられたと思います。
・小泉柊介&船木大資さんは、2人で静かなやり取りをするように、うろうろ文庫を展開していました。昨年まであった「ふなっきー文庫」を忘れたくないという思いの形です。引き継ぐことができて、良かったと思います。
・今野さんは、犬の顔や馬の瞳、羅臼の観音岩など、知らない目線だけれど、グッと近くに感じるような絵を展示していました。アルプ美術館に感化されて描いたという絵たちは、等身大の今野さんを見つめているようでした。
・佐伯さんは、会場の前に住む方から胡桃の丸太をもらって、翌日、作品にして持ってきてくれました。制作途中に出た木屑も丸め、全てを作品にしてしまうすごいパワーを持った方です。いつも私たちを元気にしてくれます。
・森さんは、図書館時代からあった絵「野生の頃〜part2〜」の横に、今年描いたという新作「2124年」という絵を展示されていました。過去と未来を自由に行き来する森さんがここにいてくださると、すごく安心します。
○ 3階では川村喜一さんのワークショップで生まれたものたちが少しずつ増えていました。
・ひっそりと確かに、ここに入る熱と風を浴びながら、焼かれるのを待っている様子は可愛らしかったです。これからどんな姿になって、みなさんのもとに戻るのかワクワクします。
以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました!
人それぞれの個がありながらも、会場でゆるやかに共鳴し合っているのは、この旧役場庁舎で行われるあしげいの特徴と不思議だと思っています。今年も本当にありがとうございました。
(写真:川村喜一)
リターン
1,000円+システム利用料
あしげい応援コース
メンバーからの感謝のメッセージ
このクラウドファンディングに協力してくださった方に、感謝の気持ちを込めたメールをお送りいたします。
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
3,000円+システム利用料
あしげい応援コース2
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ウェブサイトにお名前掲載
このクラウドファンディングに協力してくださった方に、感謝の気持ちを込めたメールをお送りいたします。
さらにあしげい2024ウェブサイトに協力者としてお名前を掲載させていただきます。(掲載を希望されない方はご連絡ください)
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
語り継ぎたい知床の女性の歴史「リーディング公演の音源CD」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・リーディング公演のCD
あしげい会期中に上演する『語り継ぐ女の歴史』リーディング公演のCDをお届けします。明治・大正・昭和と激動の知床斜里を生きた女性たちの人生の物語が、今を生きる老若男女の声で立ち上がる場の臨場感をぜひ体感してみてください!
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
流氷やクジラのクリック音などの貴重な音源も聴ける!松本一哉の「知床録音集 2020-2024」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・知床録音集 2020-2024 音源
あしげい立ち上げからのメンバーで音楽家の松本一哉が、2020年に石川直樹と吉開菜央の映画「shari」の製作で来て以来、縁が出来た知床で録音してきた未発表の音源です。知床だけではなく、道東のあちこちで録音してきた春夏秋冬の音源になります。
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
川村芽惟の「知床でみつけた宝物と手紙!」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・お楽しみの宝物とエピソードと手紙
川村芽惟が知床の森や海で見つけた宝もの1~2点&その思い出エピソード、あなたに向けた手紙をお送りします。どんな宝ものが届くかはお楽しみ!
例えば、こんなもの…つやつやの木片、めずらしい小石、貝がらなど
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 15
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
泥炭
・メンバーからの感謝のメッセージ
・泥炭のかけら
泥炭は、植物が堆積してできた土です。あしげい開催地である知床斜里町の、ヤチ(谷地=湿地)に積み重なった土壌、そのかけらをお送りします。
泥炭は火をつけると燃えるという特性があり、その煙には独特の芳香があります。スコッチウイスキーの香り付けにも泥炭が使われているんだとか…!
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料
ハズレなし!「あしげいグッズ福袋」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・あしげいグッズ福袋
大人気のあしげいオリジナルグッズをセットにしてお届け!川村芽惟による刺繍を元にした図案の手ぬぐいやステッカーなどなど、あしげいのオリジナル雑貨が盛り沢山!なにが届くかは開けてみてのおたのしみ♡
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 16
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料
Siwnin + α
・メンバーからの感謝のメッセージ
・情報誌siwnin(シウニン)
小林大祐・川村喜一が製作した個人出版誌『siwnin』。「siwnin(シウニン)」とは「青い/緑色の」を意味するアイヌ語。北海道知床から北方の表情を発信する情報誌です。
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 22
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料
橋本和加子のおもてなし!「解説付きあしげいツアー」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・メンバーの解説付きあしげいツアー
あしげいに来てくれる人限定!橋本和加子による解説付きでご紹介します。ツアーの最後には会場である旧役場庁舎をバックにメンバーと記念写真を撮影。
写真をプリントしたものに、メンバーのコメントを添えてお届けします。
※開催は8月中旬-下旬です。詳細は8月上旬までにメッセージでご連絡します。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 18
- 発送完了予定月
- 2024年8月
10,000円+システム利用料
レシピ付き!「平賀さんのじゃがいも(5kg)」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・じゃがいも5kg岩村の家の大家平賀さんがつくるじゃがいもです
あしげいメンバーの胃袋を鷲掴みにしてきた岩村朋佳。彼女の大家さんは、じゃがいも農家さん!王道の名ジャガ「インカのめざめ」をはじめ、ほくほく甘い「レッドムーン」や、ジャガイモ界の影なる女王「シャドークイーン」など、なかなか手に入らないお芋をお届けします。さらに、それぞれの美味しさが際立つスペシャルレシピを岩村朋佳が考案し、このリターンを選んでくださった方限定でお教えします!
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2025年8月
10,000円+システム利用料
小林大祐の「絵本 小冊子」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・絵本 小冊子
2023年の展示から何枚か削除し、何枚か追加した、モノトーンの絵本です。鮭、と誰かが壁に書いた文字が目に入り、遠い鮭、鮭の形や色や味、あるいは鮭の暮らす川、川の行き着く海、海の底の石、石のくだけた砂、砂原、砂嵐と嵐、山と風、風の揺らす草原や熊の毛のことなど考えていると熊はズイズイ進んで、熊、その匂いや色、気配、形が前に前に、中に中に進んでいき、収束して、まとまっていると思うと外に発散していて、幾つもの沈んだ気持ちが浮遊して、鳥のように飛んでいたらいいのにと、思いながら壁の上に鮭と書いた。そんな人が迷子になった時の話のような何かを絵本にしました。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 47
- 発送完了予定月
- 2024年12月
15,000円+システム利用料
あしげいの全ての公演が何度でも観れる!「公演フリーパスチケット」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・公演フリーパスチケット
あしげいに来てくれる人限定!『葦の波』をはじめ会期中に上演される有料のパフォーマンス・ライブを何度でもご覧いただけるフリーパスチケットをプレゼント!
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2024年8月
15,000円+システム利用料
川村喜一の「ネオ・オホーツク土器」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ネオ・オホーツク土器1点
斜里町在住の美術作家、川村喜一が粘土をこねて手作りする小さな動物土器。オホーツクの土を知床の薪で素焼きした100%地場産です。知床の生き物たちへの愛を込めて1つ1つファンタスティックに作ります。工芸品ではないプリミティブ(原始的)なパッション(情熱)をお求めの方に!※写真はイメージです。
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年12月
15,000円+システム利用料
あしげいの歩みを刮目せよ!「アーカイブブック3年セット」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・アーカイブブック3年セット
2021〜2023年のアーカイブブックをセットでお届け。これまでのあしげいの歩みを堪能できるセットです!
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 7
- 発送完了予定月
- 2024年12月
15,000円+システム利用料
ラストチャンス!川村喜一の「ネオ・オホーツク土器」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ネオ・オホーツク土器1点
好評につき、10個限定で在庫を追加しました!
斜里町在住の美術作家、川村喜一が粘土をこねて手作りする小さな動物土器。オホーツクの土を知床の薪で素焼きした100%地場産です。知床の生き物たちへの愛を込めて1つ1つファンタスティックに作ります。工芸品ではないプリミティブ(原始的)なパッション(情熱)をお求めの方に!※写真はイメージです。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2024年12月
20,000円+システム利用料
岩村朋佳と行く!「オーパーツツアー」
・メンバーからの感謝のメッセージ
・オーパーツツアー
色々なものを拾う岩村朋佳と一緒に知床の好きな場所を散歩します。私たちだけのオーパーツをたくさん拾いましょう。
時期:応相談、有効期限:1年
(交通費はご自身でご負担ください。)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2024年10月
30,000円+システム利用料
あしげいまるごとコース
・あしげいアーカイブブック3年分
・録音CD2種類
(語り継ぎたい知床の女性の歴史「リーディング公演の音源CD」+流氷やクジラのクリック音などの貴重な音源も聴ける!松本一哉の「知床録音集 2020-2024」)
これまで継続してきた『葦の芸術原野祭』の3年間のアーカイブのすべて、あしげいのこれからの新たな試みが詰まった豪華アーカイブパックです。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 14
- 発送完了予定月
- 2024年12月
50,000円+システム利用料
あしげいスポンサーコース
・メンバーからの感謝のメッセージ
・ウェブサイトにお名前を掲載
あしげいの活動継続にできるだけ多く寄付したいという方に!あしげい2024ウェブサイトにスポンサーとしてお名前を掲載させていただきます。(掲載を希望されない方はご連絡ください)
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
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- 支援者
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- 支援者
- 170人
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- 2,258,000円
- 支援者
- 162人
- 残り
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