続くプロジェクト#2 ~家族にはナイショ~

今日は、ゆきさん(仮名)について。

私達のところにご相談下さる妊婦さんって、自分のご家族との関係が良くない方が非常に多いです。ご家族と同居していても意思疎通がうまく出来ていなくて、妊娠をご家族にナイショにしていらっしゃる方も少なくないのです。

 

 

「大きなお腹でナイショって・・・そんな事出来るの?」って思われるでしょうけれど、コミュニケーションって不思議なもので、「ちょっと様子がおかしいな・・・」と思っても突っ込んで質問出来なかったり、普段から家庭内でもあまり顔を合わせず生活している方もいらっしゃったりして、意外に同居家族に内緒で出産という事もあるのです。

 

ゆきさんは、ちょっとした事でご家族との関係を継続するのがつらくなり、何年も家を出たきり家族に連絡をとっていません。家族もゆきさんの居場所を知らないだろうと言います。

 

ゆきさんのような女性の場合、出産を受け入れて下さる病院を見つけるのが非常に困難になります。医療機関でいざという時に処置を行う場合、本人の同意だけでなく、家族の同意が必要な場合が多いですよね。成人である本人が同意しているのに、なぜ家族の同意も必要なの?と思ってしまいますが、いざという時に家族の同意が取れない事を理由に、受け入れしていただけない事はしょっ中です。そんな時は、正直本当に困ってしまいます・・・。

 

ただ非常に有難い事に、普段からベアホープの活動を理解して、妊婦さんを受け入れて下さる病院というのもあります。ですから、本当にどうしようもない時には、ゆきさんのような女性はその病院の近くに住居をうつし、そこで出産することになります。

 

きっと心細く、不安な事だと思います。ベアホープのチームは、ご本人が希望してくださる時には、出来るだけ出産にも立ち会って、一緒にベビーちゃんの誕生を喜びます。

「心配な事が多くても大丈夫。周りの手助けを得れば、どうにかなるのだ」と、出産に向き合った女性にとって、ベアホープと一緒に経験したすべての事が、彼女たちの人生の力となる事を、私達は願っています。

 

家族との関係も悪く、相談する友人もいなかったゆきさん。誰かとの関係を築く事で、人と繋がってみようと思って下さったら嬉しいですね。

 

 下の写真は私が帝王切開に立ち会った赤ちゃん。ちょっと心配な場面もあったけど、元気に過ごしています。良かった!

この子のママについては、また別の機会にご報告させて下さいね。

 

 

 

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