フクシマ復興応援ネットワークが発足して1年が経過しました。多くの方々のご支援、ご協力を戴きながら活動を続けてまいりましたが、まだまだその役割が十分に果たせたとは言えない状態です。というより、はるかに遠い道のりと言わざるをえません。それでも本ネットワークは、フクシマが直面している多くの課題の中から代表的な13のテーマを上げ、その現状についてできるだけ正確かつ詳細な情報の収集、発信をするよう心がけてまいりました。

 フクシマ復興には、多くの課題に同時並行的に取り組まなければなりません。しかし、初年度に何か一つでも復興のシンボルになる前向きな活動ができたらと考え、「フクシマはもともと農業県。避難生活をする被災農家の皆さんが原発被曝の悲惨さを克服し、自然と一体となった安全・安心で健康な農作物をつくる農業で、元気と誇りを取り戻してほしい」という思いを込めて、「フクシマ再生農業」の開発と導入に焦点をあてた活動に取り組んでまいりました。 
 
 特に、農水省が環境保全型と認定する「深層土壌加温方式」と硫安等の化学肥料や農薬を使わない「自然有機栽培」を一体化した農法を「環境保全型フクシマハウス有機農法」と命名し、当農法による有機JAS認証野菜の省力、高生産性栽培を実証するプロジェクトを立ち上げる資金の支援公募を行ってきました。これまで皆さんからお寄せいただいた支援金を原資として、今後、当農法の原発被災農家の当農法へのさらなる普及拡大を図ってまいります。
 
 もちろん、これ一つで地域の産業と雇用問題が解決できるものではありませんが、フクシマの復興は先ず、第一次産業からと考え、風評被害で苦しむ「フクシマ農業」の再生を最優先課題としました。地域に根付いた農業が復活すれば、人も戻り、商店など2次、3次産業と地域コミュニティの復活へと結びつくことを期待しています。あらためて、今後の皆様のご支援を宜しくお願い致します。


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