支援総額
目標金額 1,500,000円
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- 2020年6月30日
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プロジェクト本文
新型コロナウイルスの感染拡大により、
世界中が医療恐慌を来たしています。
誰も想像すらできなかった災厄が、
いま現実になってしまっているという恐怖。
いつ自分ごとになるかわからない。
その切実さが、
この新しいウィルスを一層恐ろしい存在にしています。
でも、私たちに想像もできない医療崩壊は、
実はすぐ近くでずっと続いています。
引用: Google マップ
日本に最も近い東南アジアの国フィリピン。
領土として2,000kmと離れていないこの国は、
現在急速な経済発展を遂げてはいますが、
それでも日本に匹敵する医療を受けられる層は
10%に過ぎないという報告があります。
健康保険制度が整備されていないこの国では、
多くの貧困層が「まともな治療は富裕層のもの」と考えており、
受診できるのはボランティアに近い市民病院などの公立病院のみ。
しかしその市民病院は、常に医療スタッフや設備が不足しており、
多くは私たちが想像できないほどの困窮状態にあります。
引用: https://careerngs.exblog.jp/26084406/
レントゲンも、超音波機器も、いい薬も、まともなベッドすらない。
病気になったら、事故にあったら、即命にかかわる。
そういう恐怖が、ずっと切実な自分ごとである隣国フィリピン。
今回のように世界が初めて経験する災厄のもとでは、
なおさら切実な問題です。
この5月、日本では、
とある地域の民間基幹病院が閉院となることが決まりました。
そして、フィリピンの市民病院に医療機器を多数寄贈したいという
奇跡的な申し出がありました。
この篤い志に、心から敬意を表したいと思います。
しかし、これらの医療機器は、
6月中にフィリピンに輸送する目処が立たないと
廃棄処分になってしまいます。
せっかくのこの機会を絶対に無駄にしたくない。
その思いから、高額な輸送費をなんとか捻出したいのです。
みなさんのサポートで、隣国フィリピンの人々に
どうか「あたりまえの医療」を届けさせてください。
▼挨拶
船橋市在住の26歳、山崎直宣と申します。
私はフィリピン人を母に持つ、いわゆるジャピーノです。
大学時代までをフィリピンで過ごし、現在は日本で通訳や外国企業との連携作業を中心にフリーランスとして活動しています。
この度、同じ千葉県の民間基幹病院が閉院となることを知りました。
そして同時に、
110台以上のベッドや手術台、
レントゲンなどの多くの医療機器・機材を、
医療設備に困窮するフィリピンに寄贈したい
という意向があることも知りました。
(寄贈という行為を殊更にひけらかしたくないので、
病院名を出すことは遠慮したい、という病院側の意向を汲んで、
記事ではあえて匿名とします)
日本ではこうした医療機器や機材は病院の装備品として当然のものと思われているでしょうし、
命にかかわるものだから、古くなったら引退してあたりまえと思う方も多いでしょう。
しかし、私はたいへん奇特な志に胸を打たれました。
なぜなら、フィリピンで育った私には、
フィリピンこそ、このような医療機器を世界で最も必要としている
場所のひとつだと身に染みてわかっているからです。
時を同じくして、私は偶然フィリピンのラグーナ州ビニヤン市の市長から、
同市の市民病院の改築にあたって医療機器が圧倒的に不足しているという
悩みを聞く機会がありました。
▼フィリピン医療の光と影
このところフィリピンは、
アキノ~ドゥテルテ政権の元で輝かしい経済発展の道を歩んでいます。
ここ数年のGDP成長率はほぼ毎年7%を超え、
かつて「アジアの病人」とまで呼ばれた貧困の時代は
過ぎ去ったかのように見えます。
ですが、フィリピンの医療実態は、
いまも変わらず「アジアの病人」そのものです。
健康保険などの制度が整備されていないため、いい医療はひと握りの富裕層のもの。
彼らはまるで5つ星ホテルのような2間続きの豪華な病室で、
至れり尽くせりの手厚い医療を受けることができます。
一方で、いまだ解決されない大きな経済格差の下位に属する多くの人々は、
健康保険制度が整備されていない中、まともな医療と縁遠い状態にあります。
現に私の幼少期の知人も、日本ならごく普通の治療を受けることができずに
命を落としています。
そんな貧困層がかかれる唯一の病院は、市民病院などの公的な病院のみです。
引用:フィリピンの医療制度
▼貧困層でも受診できる市民病院の実態とは
市民病院と聞けば、馴染みやすいお助け病院を連想するかもしれません。
確かに、市民病院は原則無料か低料金で受診することができます。
しかし、道路や上下水道といった
基本的なインフラさえ整備されていないフィリピンでは、
「そこに建物がある」「地図に載っている」という言い訳のような
貧弱な器にすぎないことも多いのです。
当然スタッフも慢性的に不足し、
病人は廊下に雑魚寝して日をまたいで順番を待ったりしています。
そのようにして順番が来ても、結局問診程度で診察が終わることもしばしばです。
設備や機器は高額で市の財政の手におえず、
そもそも手術室自体がなかったりします。
薬も高額なものは庶民には手が出ません。
・注射をしてほしければ、注射器は持参があたりまえ
・ベッドが足りず、廊下に雑魚寝もあたりまえ
・レントゲン撮影は別診療のため、低料金での検査は不可
このように必要な物資がいっさい揃っておらず、
日本で「あたりまえ」と思われている医療を
現地の人々は目にすることさえありません。
そのため、
・ちゃんとした病院に通えるのはわずか人口の10%
・市民病院に通えるのは、人口の80%
その他の10%の人たちは、
診療に必要な物資も自前で揃えることができず、
落とさなくていい命を落としてしまっています。
引用:unusual
※現に1歳未満の乳幼児1,000人のうち22.5人は、命を落としています。
(日本では1,000人のうち1.8人)
▼「あたりまえ」の医療設備で、救える命がある。
私の知人は事故で脚を複雑骨折し、
適切な検査や手術を受けられず、やむなく脚を切断。
しかしその後、切断箇所から感染症を引き起こし命を落としました。
もし病院に、体の内部を調べて状態を知ることのできるレントゲンや超音波の設備があり、清潔な手術室や器具、手術照明、まともな入院用のベッドがあれば、
今もあたりまえに笑って生きていられたかもしれない。
日本では遠い遠い昔にあったような悲惨な話です。
しかしフィリピンでは、いまこれが日常なのです。
ちゃんとした医療機器があるだけで救える命がある。
▼偶然、だが必然のプロジェクト立上げ
ビニヤン市の悩みは、まさにその市民病院を救ってくれる方策はないか、というものでした。
私は、市民の命を案じるこの行政の態度に強く心を打たれました。
私自身は父の国日本でごく普通に生きていられる幸運に恵まれている。
しかし母の国では、今日も体のどこがどう悪いのか検査もできず、
手術もできず、入院もできず、死んでいく人がいる。
名前を与えられる前に死んでいく子供がいる。
そして、この状態を何とかしたいと悩むリーダーが、
いるところにはちゃんといる。
私は、思いを同じくする仲間と
「フィリピンに医療機器を送る会」を立ち上げました。
命がかかった需要があり、実態を理解し、協力したいという供給元がある。
このタイミングがピタリと合ったことは偶然にすぎないのかもしれません。
しかし、両国で生きた私の胸には、
近くて遠い2つの国に何とか橋を架けたいという思いがずっとたぎっていました。
何とか、いまここで役に立ちたい。
その思いで、私は日本の病院側・ビニヤン市側と連絡を取り、双方と打合せを重ねました。
いま、双方の思いは一致しています。
しかし、最後のハードルは、時間がなく、輸送費が足りないという現実。
私や仲間の力だけでは、どうしても短時間で費用を用意することができません。
どうか、みなさんのご協力で、
この奇跡のタイミングといえる
医療機器リサイクルを実現させてください。
▼日本側の総合病院前院長 小林司氏からのご挨拶
私は、この4月までこの病院の院長をしておりました。
現在は諸事情あって別の病院に移っています。
私の妻はフィリピン人で、この縁もあって私はフィリピン医療の実態を知るに至り、
かねてより心を痛めていました。
今回このような機会が訪れたことは非常に喜ばしいことであり、
多少なりとも隣国フィリピンの医療事情の向上、
人命救助のお役に立てればと願ってやみません。
仲介の労をとって下さった山崎さんにも改めて感謝いたします。
しかし、残念ながら多額に上る輸送費までを捻出することは難しく、
みなさまのご厚意に頼るしか道がないことがわかりました。
みなさま、どうぞフィリピンの医療事情に鑑みて、
また日本の恵まれた医療体制を顧みていただいて、ご協力をよろしくお願いいたします。
この場をお借りして、フィリピンと日本の関係について
ひとこと言わせてください。
戦前、困窮した日本人はフィリピンに移民し、
現地の人々に助けられながら絆が生まれていきました。
しかしその後、戦争によって両国の間には深い傷が残りました。
国際的には、いまでも日本は反省が足りないという厳しい論調があります。
当時のキリノ大統領は、日本軍の被害にあって自身の家族を失いましたが、
大統領権限で日本兵に恩赦を与え帰国させました。
私たち日本人は、このようにフィリピン人の寛大さ、やさしさに
救われてきたことを忘れてはいけないと個人的に考えています。
どうかこの素晴らしい隣人に、恩義を返す機会をいただければと願います。
▼フィリピン ラグーナ州ビニヤン市長 Arman Dimguila氏 からのご挨拶
Good day!
Our community hospital is undergoing expansion to enhance and improve the hospital's services. To effectively serve the demands of our patients and to enable our medical professionals to assess patient's diagnostics and therapeutic conditions, we will need medical equipment.
Thank you very much and we hope for your favorable response as the medical equipment will provide the optimal and best possible medical care for our constituents.
【和訳】
こんにちは!
私たちの市民病院は、市民への医療サービスをより充実させるために現在増設中です。患者さん方の需要に応えることと医療スタッフによる診断・経過観察の質の向上のため、医療器具を必要としています。
この度のお話に、心から感謝します。みなさまのあたたかいサポートで医療機器を贈っていただくことによって、市民へ最適かつ最良の医療を提供できるようになることを期待しています。
▼資金の使い道
▽輸送予定のベッド
▽輸送予定の大型レントゲン+ポータブルレントゲン
▽その他輸送予定の医療機器の一例
▼最後に
救える命を救うチャンスがあるなら、その機会をみすみす捨てるわけにはいかない。
病院は5月に閉院しました。
6月中に医療機器類を撤去できなければ、廃棄処分とせざるをえません。
機器が大量のため、倉庫などに保管しておくにもどんどん費用がかかっていくので、
少しでも早くフィリピンに輸送できるメドを立てなければなりません。
みなさまのお力を貸してください。
フィリピンの、亡くさなくてもいいはずの命を、少しでも助けたいです。
引用:It’s more fun in the Philippines
▼Request to all Filipino and friends around the world
Request to all Filipino and friends around the world
Thank you for all your wonderful contributions to our project!
Your help gives the children a brighter future!
Any country cannot stand alone to improve their country, so what I'm doing is to give supports from Japan as Japan and the Philippines are close country and it is possible to do so.
If we cannot provide the medical equipment given by the hospital, these will be disposed even these are still in good condition, and we must not waste any resources especially when some people are in need.
Not only us but also the people from the hospital are willing to donate their medical equipment as we all have the same heart to help people.
But we are facing the large shipping cost of the medical equipment as these are a precision machinery and big size.
Please help us accomplish this mission and help the children's future,
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プロジェクト終了要項
・寄贈するもの
医療用ベッド、レントゲン機器、エコー等の医療機器
・寄贈個数
医療用ベッド:110台
レントゲン機器:2機
エコー:最低3機
・寄贈完了予定日
2020年07月15日
・寄贈先
Ospital ng Binan(フィリピン、ビニヤン市の市民病院)
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プロフィール
フィリピン人を母に持つ、ジャピーノ。 大学時代までをフィリピンで過ごし、現在は日本で通訳や外国企業との連携作業を中心にフリーランスとして活動中。
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リターン
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・輸送された医療機器の使い道や病院の変化のデータをメール送付
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- 25
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
10,000円
10,000円
・BINAN市から感謝を伝えるメール
・輸送された医療機器の使い道や病院の変化のデータをメール送付
- 申込数
- 17
- 在庫数
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- 2020年7月
3,000円
3,000円
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・輸送された医療機器の使い道や病院の変化のデータをメール送付
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10,000円
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