せっかくつくった中学数学辞典を紙ゴミにはしたくない!(Ⅱ期)
5月19日にクラウドファンディングが成立しました「せっかくつくった中学数学辞典を紙ゴミにはしたくない!(Ⅱ期)」、7月6日に全寄贈分の発送を完了、7月12日に寄付型でご支援いただいた方にお礼の手紙の投函しましたので、ここで「せっかくつくった中学数学辞典を紙ゴミにはしたくない!(Ⅱ期)」の終了報告を行いたいと存じます。
ご支援いただいた内容は
購入分(23口) 30冊
寄付分(14口) 52冊
ご支援のタイプ
購入型 17
寄付型 8
購入+寄付型 6
寄贈先は
北海道 13
宮城県 3
福島県 1
東京都 2
静岡県 4
大阪府 6
岡山県 1
島根県 1
鹿児島県 23
沖縄県 2
計56校
うち、夜間中学2 支援学校5 民間施設2となりました。
購入分に関しましてはクラウドファンディング成立時から順次発送し完了しました。
寄贈作業は前回以上に難航しました。中学生向けの数学事典の寄贈であれば諸手を挙げて受け入れてもらえるものと当初考えていましたが、前回Ⅰ期(2023/11/27~2023/3/6)では、寄贈受け入れの打診に対する受け入れは29.9%でしたが、今回Ⅱ期は20%を割り込み、寄贈受け入れの難しさを実感しました。周囲の学校が受け入れているかどうかが受け入れ率に影響(連鎖)しているように思えましたし、今回、簡単に分析したところ、A県で全校生徒数30人以下の学校は受け入れ率18%、50人以下の学校18%、60人以下の学校18%でしたが、100人以下の学校(全体)では15%となり、61人~100人の学校に限ると11%でした。B県では全校生徒数は10人以下の学校では受け入れ率32%、30人以下では40%、60人以下では36%でしたが、61~100人の学校では15%でした。小規模校の概念を100人以下と設定していましたが、今後、寄贈作業の効率性を考え、寄贈の打診は生徒数60人以下の学校に絞ろうと考えています。
なお、今回の寄贈打診に対する回答率は、前回Ⅰ期と学校における年度が異なるため人事異動等で学校の受け入れが状況変わるかもと考え、前回Ⅰ期に返信がなかった学校にメールで再々打診を行ったところ複数の学校から寄贈受け入れの回答があったり、また、今回Ⅱ期では、数回に分けて298校に郵送で寄贈を打診し、その約10日にFAXまたはメールで再打診行っていましたが、最後に郵送した80校にFAXやメールでの再打診を行う前にオーバーブッキング状態になった(寄贈受け入れ冊数が寄付額に達した)ため、正確な寄贈打診に対する受け入れ率は現時点では算出していません。
今回、寄贈打診に対しておよそ8割の学校が無回答で、寄贈対象校をリストアップし郵便での打診、その後、メールアドレスやFAX番号を調べての再打診など、経済効率や作業効率のみで考えると、クラウドファンディングなど行わずに、『中学数学用語と公式 スーパーサポート』を断裁処理した方が楽だったのかもしれませんが、経済効率・作業効率は非常に悪いものの、確実に『中学数学用語と公式 スーパーサポート』が中学生の目に留まるところ、読者の手に渡っていったことを考えると、やはりクラウドファンディングでお力添えいただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。また、引き続き経済効率や作業効率は抜きにして『中学数学用語と公式スーパーサポート』を断裁処理せずにすむように努力したいと思います。
今回のクラウドファンディングにご支援いただいた方々、エールをいただいた方に、ここで改めてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
今後、引き続き近日中にⅢ期のクラウドファンディングを展開し、『中学数学用語と公式スーパーサポート』を一歩ずつ断裁処理から救っていくことができればと考えております。ふたたびクラウドファンディングを立ち上げました際には、情報の拡散にお力添えをいただきたく存じます。