プロジェクト概要

 

「その人らしさ」に寛容な場を大切に。

 

0歳から18歳までの子どもたちへ

児童発達支援や放課後デイサービスを届ける複合施設、新設へ!

 

 

 

僕らの世界には、「ニューロティピカル(定型発達)」と呼ばれる障害がある

 

 「普通」とはなにか、「その人らしく生きること」を支援するSHOUBU STYLEのはじまり

 

みなさん、こんにちは。福森伸です。

 

突然ですが、みなさんは「ニューロティピカル(定型発達)」という障害を知っていますか?

 

「時として自分の都合によって真実をゆがめて嘘をつく」

「流行に左右される」

 

といった特徴を持つこの障害は、自閉症スペクトラムを持つ人と比較して、非常に高い発生率を持ち、悲劇的にも1万人に対して9624人と言われます。

 

実はこれ、自閉症のアスペルガーというグループの人たちから見た「一般人のことを指した呼び名」なんです。

 

日本語では「定型発達」と訳されていますが、非定型発達(Atypical)の 彼らから見ると、僕らは「時々うそをつく」「自分の都合によって真実を曲げる」「流行に左右される」などといった特徴があるそうです。

 

あちらから見れば、これも「障害」。

僕やあなたも障害を持った一人なのかもしれないんですね。

 

 

だけど、今の福祉業界は、僕らが当たり前の基準だから、基準からズレているのは「向こう」に決まっているとなってしまう。

 

でも、本当は基準からズレているのは、僕らの方かもしれない。

だって僕らは、どんどん戦争もしているし、どんどんおかしなことをし始めているんだから。

 

だけど彼らは、人の賞賛を求めて自分のやることを変えたりしないし、そもそも賞賛の意味が分からない。僕らよりもよっぽど自立しているとも思える。

 

そう思いはじまったのが、「教えない」その人らしく生きることを支援する、「SHOUBU STYLE」です。

 

 

 

一人一人の感性をそのまま肯定し、歩み寄っていく

 

ー 「できること」と「できること」を掛け合わせ、完成させるスタイルとは

 

「しょうぶ学園」は今から44年前、鹿児島市内北部の郊外で僕の両親がはじめた知的障害者支援施設です。

 

現在は、自立支援事業(ささえあうくらし)/文化創造事業(つくりだすくらし)/地域交流事業(つながりあうくらし)の3つの分野で、グループホームや就労支援事業など、さまざまなプログラムを提供しています。

 

入所されている方や自宅・グループホームから通園する方も含めると、130名近くの利用者がおり、職員は90名以上に上ります。

 

 

そして、僕らしょうぶ学園は、入り口に門扉はなく、近隣の方々は自由に入ることができるのも特徴の一つです。

 

中に入っていくと、森のように緑が溢れる園内に、寮やグループホーム・デイサービスセンターに加え、そば屋・パン工房・レストランをはじめ、ツリーハウスや学園の工房でつくられた作品が見られるギャラリー・ショップが点々と並んでいます。

 

 

これらの施設は誰でも利用することができて、施設の利用者が何か制作に励む傍ら、訪れた方がコーヒーを飲んで休んでいたり、近所の子どもたちが園内で飼われているロバや羊と遊んだり、穏やかな時間が流れています。

 

 

 

僕がこの施設の施設長になったのは、2004年のことです。

1985年に入職して、はじめのうちは僕自身、彼らに「正しさ」を求める人でした。

 

学園内に工房があるのですが、利用者の中には、器に穴があくまで彫ってしまったり、「加減」がわからず、すべて木くずにしてしまってから、「終わった!」と言う方もいて。

 

だから、個々の進度に合わせてタイマーをセットし、彫り過ぎないところでアラームが鳴るような仕組みを作ったりしたこともあります。

 

そんなことをしているうちに、「まるで機械みたいだ」と思い、本人と離れたところで、僕らは一体何をやっているのだろうと、むなしくなってきました。

 

僕たち職員は器を作るつもりでも、本人たちは器を作ると思っているのかわからない。だから、僕らの正解の中で「彫り過ぎだ」と注意をしても、本人はまだ彫り足りないのかもしれない。

 

「相手を尊重しない不本意の押しつけを、僕らはしているのではないか」

そう悩み、ようやく今のスタイルへと辿り着いたんです。

 

 

「障がいの程度に合わせてできることをしてもらう」

 

ある人には、のこぎりやハンマーで板にキズをつけてもらい、キズの痕跡は「装飾」として、形成部分は職員が担当し、最終的にお盆に仕上げていく。

 

細かな譜面はなく、時折ズレながらも一人一人が自由に奏でる音とダンス、そして叫び声が加わり創りあげる「otto&orabu」のパフォーマンス。

 

「できること」と「できること」を掛け合わせ完成させていくことで、一人一人の感性を尊重することができる。

 

そんな「一般社会よりも少しだけ、ニューロティピカル(定型発達)とエイティピカル(非定型発達)の境界域があいまいな環境」があっても良いと、僕は思うんです。

 

 

 

「その人らしさ」を尊重することができる環境を子どもたちへ

 

ー ほんの少し違った視点で、個性に寛容である場を広げたい

 

現代社会は、ニューロティピカルな考え方が軸になっていて、その特性が善くも悪くも世界を動かしています。でも、しょうぶ学園では、その軸が一般社会より、もう少し両者の中間的なところにあります。

 

「こうした環境を子どもたちにも届けたい」そう思い、45年目への挑戦として、今回僕たちは0歳から18歳までの子どもたちを対象に、児童発達支援や放課後デイサービスを届ける複合施設新設プロジェクト」を立ち上げました。

 

その名も、「しょうぶ文化芸術支援センター Bushland HOUSE」

 

現在、しょうぶ学園がある場所から徒歩1分程度。

道路を挟んだ向かい側に、2018年4月の完成を目指し、3階建てとなる複合施設を新設予定です。

 

 

 

3階建てとなる複合施設の全貌は、

 

‖1階:

多目的ホール(200名収容)

 

 

‖2階:

児童発達支援事業(定員10名)

放課後デイサービス事業(定員25名)

生活介護事業 (定員15名)

就労継続支援事業B型事業(定員10名)

相談支援事業所<2階 合計定員60名>

 

 

 

 

‖3階:

多目的室 / 更衣室

 

 

となります。

 

今現在、全国にはおよそ16万人の知的障害を持った子どもたちがいると言われ、大人を合わせるとその数は74万人程です。

 

これまでしょうぶ学園にも、多くのお問い合わせをいただいていますが、限られた施設機能によりお応えすることができなかったものも多くあります。

 

そうした方々の切実な願いに応えるとともに、必要な時に必要な福祉サービスを受ける権利を保障していけるように多様な選択肢を提供できる環境を整備したい、そう考えています。

 

どうかみなさま、僕らのチャレンジを応援していただけないでしょうか。

 

 

 

「地域とともに発展していくことを考えた」地域と福祉の新しいカタチ

 

ー 社会福祉施設が担う「地域づくり」としての役割とは

 

少子高齢化時代の今、総人口は減少し、急速に高齢化が進み、労働力人口も大幅に減少することで、社会福祉法人は地域づくりの担い手としての役割が期待されています。

 

そこで僕らは今後、福祉サービスの充実を図ると同時に、吉野町を中心にしたまちづくりと人づくり構想を基に、開設から44年、障がい者福祉と共に理念のひとつとして推進してきた芸術文化活動を生かした「地域活性化の拠点」になっていきたいと考えています。

 

数年前からは、より地域に開かれた場になるよう、施設の利用者が働く食の工房を充実させたり、誰もが気軽に立ち寄れるおいしいそば屋さんをオープンさせたりとしてきました。

 

こうした取り組みをはじめた結果、平日、地域の方々にご利用いただくことや、県外から「しょうぶ学園に行ってみたい」と足を運んでくださる方々も増えています。

 

 

 

 

こうして、僕らは「一人一人のその人らしさ」に寛容な場を守りながら、文化芸術活動を軸に、地域とともに発展していく道をつくっていきたいと思います。

 

地域福祉の大枠を再編し、障がい者、子供、高齢者、貧困者の問題を直視し支え合う関係性づくりを目指して。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

みなさま、応援どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

本プロジェクトについて

 

完成予定時期:2018年4月1日

※工事状況により遅れる可能性がございますこと、予めご了承いただけますと幸いです。

住所:鹿児島市吉野町4022-1

施設の大きさ:敷地面積:2724㎡/建築面積:824㎡/延床面積:1632㎡

   

 

支援金使途について

 

本プロジェクトで集まった資金は、新施設建設の資金の一部に充てさせていただきます。

 

※その他必要資金は、国及び、鹿児島市の補助金ならびに、自己負担(鹿児島相互信用金庫からの借り入れ)にて補塡いたします。

 

 

リターンについて

 

しょうぶ学園は2018年に開設から45年を迎えます。

長い時間をかけて辿り着いた「SHOBU STYLE」。

 

「その人らしさ」に寛容である場を広げていきたい、そう思い立ち上げた今回のプロジェクトでは、ご支援いただいた方々に「一口園長」の称号をお渡ししたいと考えています。

 

「一口園長」の輪が広がることを願って。応援どうぞよろしくお願いします!

 


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