【その後物語】ナンシーさんからの伝言と共に

ご支援いただきましたみなさま、お世話になっています。

 

愛媛県の大洲市から伊予市双海町という海辺の町へ移転いたしました

カトラッチャ珈琲焙煎所の今井にございます。

移転に伴い、２０ ２３年５月、ホンジュラスよりナンシーさんたち３名が来日されました。

 

「あなたはファミリーだからお祝いするのは当然」との嬉しい言葉と共に４年ぶりの再会でした。

せっかくの来日、会ってほしい方はたくさんいました。 

 

お世話になっている店舗さま、ご贔屓にしてくださっているお客さま、いつも応援してくださるみなさま、

１２日間という限られた時間では到底収まり切りそうもありませんでした。

 

中でも、真っ先に思い浮かんだのは、やっぱり天盃さん。

コロナ禍で輸入も経営も困難になった時、ホンジュラスからのSOSに応えることができず、

非力さを痛感していた私に、希望の光を与えてくれた天盃さんでした。

 

ゴールデンウィーク明け、ナンシーさんたちと一緒に福岡は朝倉の天盃さんへ向かいました。

 

ちょうどスペシャリテの原料である麦が黄金色に煌めく時期でした。

 

 

天盃さんに着けば、４代目社長の格さんや５代目社長の匠さん、従業員のみなさまが

あたたかく迎えてくださりました。

 

ナンシーさんがホンジュラスで生産、輸出し、日本で彼女自らが焙煎したコーヒー豆を

４代目社長の格さんに直接手渡しするシーンには、それはもう胸が熱くなりました。

 

今回、天盃さんにて、ナンシーさん来日時のスペシャルなコーヒースペシャリテが

数本限定出来上がりました。

今回の特別なスペシャリテには、天盃さんから生産者さんへのあたたかな想いが満ち溢れています。 

Nancy Hernandezと多田匠と今井英里の３者連名入る商品でございます。 

 

まずはみなさまのお手元まで輪が広がればと願い投稿させていただます。

詳細は、次の天盃さんの投稿をご覧くださいませ。

 

最後に、ナンシーさんから、みなさまへの伝言も賜りましたのでお届けいたします。

 

　「このプロジェクトは、生産者たちへの希望の一つになりました。

　　消費者から設備や資金を送られたことは初めての経験でした。

　　支援した彼らの中には、そのおかげでコーヒー品評会で受賞した人もいました。

　　私たちにとっては夢のような出来事でした。

　　世界は、コロナや紛争で、まだまだ苦しい状況が続きますが

　　今は我慢の時だと思います。みなさんのような暖かな人たちがいる限り、

　　この世界はもっともっと美しくなると信じています」

 

この場にて改めてお礼申し上げます。

 

いつも本当にありがとうございます。

まだまだ続くスペシャリテ物語にわくわくしつつ、

心からの感謝を込めて。

 

カトラッチャ珈琲焙煎所 今井英里