【自身初オンラインアート個展】絵を通して壮大なお節介を仕掛けたい。

こんにちは。
杉本渓です。

このクラウドファンディングも
残すところあと4日となりました。

本当に皆さんのご支援のおかげで、
ネクストゴールも達成できる。。かな？
あと少し、ですね。

支援は目で見るとお金という形ですが、
きっと私への「信頼、信用、期待」が
目に見えて、手にとれる形にしてあるだけ
なのかなと思います。

こんなに恵まれて、本当に感謝しか
ありません。ありがとうございます。
人を応援するってなかなかできることじゃ
ないと思います。
しかも、お金というものを使うハードル。

ありがとうございます。
後は、私がひたすらにやるだけだと思います。


そして、今回のタイトルにありますように
私の画風がここ5ヶ月間（もっと短いかな？）でとても変わりました。

私自身もその変化に
戸惑いながら、
葛藤しながら、
もがきながら、
現在も書き進めています。

描き始めは、とにかく絵が楽しい！
絵の具を触る時間最高！！
と思っていました。

絵の具と戯れる感覚ですね。
混ざり合って出てきた色が
こんなにも美しいのか、
と目をキラキラさせていました。

それ故、出来上がると
かわいい、フワフワしている、
キラキラしている
ような絵が出来上がっていました。

しかも描く時間も非常に短くて、
せっかく綺麗なのにこれ以上混ぜたら
色がくすんでしまう。。
とそちらが気になり、
描いてもせいぜい2.3時間くらいでした。

それでもその絵を見せると、
「やっぱり色が綺麗だね〜！」と
言ってもらえる事が嬉しくて
このまま描き続けよう♪なんて
思っていました。

次のフェーズは、暗闇。
まず黒、濃紺、深緑、オレンジ、赤等の色が
とっっっても苦手でした。

だって、色が強すぎる！！！！笑
あなた達がいると、私の大好きな
フワフワした色がくすんで
見えなくなってしまう。

と、それらの色を使うことを
とっても躊躇していました。

今思うとこの現象って、
今まで心の奥底に隠していた出来事や
感情を見なくて良いように、
フワフワした色達でベールをかけて
隠していたのでは、と。

まず行ったのが、苦手な色達と
強制的に出会うこと。

黒や赤やオレンジを背景にして、
絵を描き始める。

この作業がすんごくしんどくて。

何をしてもくすんでしまう事に
絶望を覚えたり、自分の好きなスタイルで
自由に描けないことが苦しかった。
（なんなら好きなパールとかラメとか
使えないように隠されてた）

でも段々と慣れるんです。
むしろここには真紅がなければ
この絵は完成しない。
とまでなることができました。

それでも、これは絵のメンターに
「この子達とも仲良くしなさいね」
と言われて仲良くしているだけであって、
心の底から仲良くできている訳ではない。
という意識が強くありました。

人間関係に置き換えると、
表面上は誰とでも仲良く、
相手に合わせられてしまう私。でしょうか。

心はとても疲弊しているし、
すぐにでも1人になりたい！
と絵でも思うもんだなぁとしみじみ。

きっと家に帰って一人で絵を描いたら
真っ先にフワフワしたものを
描くのだろう。と思っていました。

しかし、いざ一人で描き始めると
今までのフワフワだけだと
きっとダメなんだろう。
どこかしらに黒や青や緑を入れないと
メンターにダメ出しをくらうのだろう。

と、半ば強迫観念で暗い色を使っていました。笑

そうすると、大体ロシア（と私が勝手に
名付けている寒々しい画風）が現れます。

グレー、白、黒、時々赤、青、
まるで雪の中の荒野に見えるんです。

どうしたものか、と頭を抱えて
好きなパステルカラーを救いとして
入れてみる。
「これできっと私の大好きな画風に
なるだろう！ラメも使っちゃおう♪」

なんてウキウキしながら、完成！
すると、全然好きな画風じゃなく、
オドロオドロシイ絵がいるのです。

まるで本当は怖いグリム童話みたいな。

「なんで、、
好きな色を使って描いたのに！！
どうしてこんな苦しそうな絵しか
描けないんだ。」

本当に絵を描くのが怖くなりました。
以前の絵はどうやって描いていたっけ？
もうあのフワフワした絵は描けないのかな。

葛藤。

うすうすこの絵達は
私が見ないようにしていた感情たちでは？
だから嫌悪感がするのでは。
と思ってはいましたが、
すぐにはその絵も感情も受け入れられなかったです。

そして、次のフェーズ、対極と融合。

そんな中メンター主催の
2泊3日アート合宿がありました。

ここでは何としてでも、
描きたいのに描けない現象を
消化しなければ、と思っていました。

以下noteからの抜粋です。


『

感情をもっと出しても良いんじゃな〜い？
とメンターに再三言われていて、
その度に
「だから！
感情をだしたところで！
起こった事実は変わらないし！
他人は他人！
私がいくら怒ったり悲しんだりしても！
周りにはどうでも良いことで！
そんなものをぶつけたって！
仕方ないやろ！！！！！！オラー！」

と、ブチギレながら
絵を描くという。
いつもの構図に。笑

でもね、分かったんです。　
私は感情を誰かにぶつけるもの
だと思っていたこと。
感情は誰かのために抑えるものではないこと。
自分で自分の感情を無きものにしていたこと。

「物事をあまりに俯瞰、客観視
しすぎている気がしているよ。」

確かにそうなのです。』



合宿最終日に参加者みんなで
絵を囲んで感想を渡し合う時間がありました。

そこでほぼ全員に言われたこと

「人間だもん。
こういう葛藤ってあるよね。

そしてそれをありのまま
さらけ出して良いんだ、
って思えた。」

いやー、泣きますよね。笑

私もどちらかというと
過集中気味な人間でありながら、
周りの空気感を気にしながら
集中している。（？）

言葉にするとよく分からないけど、
こんな風に悩んでいるのは
きっと私だけだ、と思ってしまう。

もっと皆んなを信頼して感情を
さらけ出しても良いものなのに、
周りの空気を読んで我慢してしまう。

そんな自分をそっと包んでくれた。
色んなものに立ち向かってる
私を愛おしいと言ってくれた。

自分が一番自分を認められて
なかったのかもしれません。

絵ってやっぱり最強です。
対極の感情、人格の扱い方が
なんとなく分かった気がしました。


長くなってしまいましたが、
そんな葛藤をしながら
描いた絵達も個展で展示します。

皆さんは何を感じるでしょうか。


6月からの個展をお楽しみに！