支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 878人
- 募集終了日
- 2020年3月19日
【募集終了まであと6日】【利用者さんご紹介 その6】近藤崇さん
今回ご紹介する近藤崇さんは「ご利用者」ではなく、「ご利用者」を目指している方です。
優秀な国立がん研究センターのドクターが脳梗塞、心肺停止という2度の命の危機を乗り越えて頑張る姿をこの機会に是非知っていただきたいと思い、お母様に記事の掲載をお願いさせていただきました。
崇さんが三たび、コミュニケーション手段を取り戻し、医師としての活動ができるようになるよう、応援していきたいと思います。
長い記事ですが、是非最後までご覧ください。
■近藤崇さん(37歳)
〜著書「僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。」より〜
1983年4月27日、東京都生まれ。国立がん研究センター中央病院で内科医として勤務していたが、2011年12月、脳梗塞に倒れる。4ヶ月間意識不明の状態。死の淵から生還し、目が覚めたとき、聴覚と声、身体の自由を失っていた。しかしリハビリによって右手が動くようになり、iPadを使って闘病記をFacebookに発表。コミュニケーションを遮断された者の孤独と苦悩が衝撃的な筆致で表現され、大きな反響を呼んでいる。
■病名:脳梗塞の後遺症
■コメント: お母様
<目次>
(1)2008年〜 国立国際医療センター、国立がん研究センターで医師として活躍
(2)2011年末 1度目の危機 脳梗塞
(3)2013年4月 回復、退院 新たな活動
(4)2015年10月2度目の危機 心肺停止
(1)2008年〜 国立国際医療センター、国立がん研究センターで医師として活躍
<お母様談>
崇は、2008年に医師国家試験に合格、国立国際医療センターで、研修医をした後、同病院の消化器内科に勤務していました。
その後、早期発見と手術が極めて難しいとされる膵臓と胆嚢(たんのう)の内視鏡医としての研鑽(けんさん)を積むために、2011年7月に国立がん研究センターに移りました。
2012年4月からは愛知県立がんセンターで、更に膵臓手術のエキスパートとなるための研鑽を積むことになっていましたので、8月には同病院に2週間派遣されて、就職準備も万端に整えていました。
2011年の年末に突然、脳梗塞で倒れました。
<お母様談>
しかし、2011年12月26日、内視鏡科の忘年会の最中に突然倒れ、がんセンターに運ばれました。
担当した脳外科医は、駆けつけた私たちに、急変したら手術すると説明しましたが、翌日、脳からの出血が始まると、がんセンターでは手術ができないので、受け入れ先を探していますとなりました。
やっと救急車で国際医療センターに運ばれたときには、27日の16時になっていました。
手術を経て、何とか一命は留めました。医療センターで、4か月後に意識を取り戻し、意思疎通を図れるようになって、検査やリハビリをしていく中で、リハビリ専門病院を紹介されました。
〜回想〜
崇が、元気だった時の様子
崇は、元来、活発で外交的な性格で、楽天家でもありました。裏表がなく、思った事を言ったりするので誤解する人もいたと思います。趣味は、スポーツ、ファッション、料理、音楽、アロマセラピーなど、多趣味で、そのどれも一流の物を好みました。
話題を提供するのが好きで、人を笑わせたり、びっくりさせて楽しんでいました。知人からは、一番医者らしくないタイプだと言われ、実際、彼を医師と当てる人はいなかっただろうと思います。
崇さんは2012年に初台リハビリテーション病院に転院、厳しいリハビリを経て回復し、ついに退院、自宅に帰ることができました。
そして、ある程度身体機能が回復、iPadでFacebookやLINEを通じて、離れた人とのコミュニケーションも取れるようになりました。2013年自分の知識を活かしてFacebook上での相談コーナー「近藤ギモンなんでもクリニック」を開設します。2015年にはこれまでの記録を一冊の本にまとめて発刊するなど、活動を拡げました。
<お母様談>
崇の著者「僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい」が、2015年6月に角川書店から出版されて、メディアに取り上げられた中に、週刊アサヒの記事があります。
その中で、崇は、
「命を救われた者は、生き続ける使命があると思います。なので、光を失わず、希望を掲げられるのです。夢を持つことの大事さと、かなえることの素晴らしさを伝えたいです。」
と、言っています。
又、「BEST BOOK」12月号に取り上げられた記事の中で、崇は、
「読者の方の人生を、よりカラフルなものにできれば幸いです」
というメッセージを寄せています。
これは、今の崇にも通じると思います。崇の元を訪れる人(私も含めて)に、いつも元気玉をくれます。悩み事があるときでも、落ち込んでいるときでも、崇に癒やされて、帰ってきます。
再び体調が悪化し、一時心肺停止に陥ります。幸い一命は取り留めるものの、未だコミュニケーションは取れるまでに回復できていません。しかし、崇さんは今も必死に病気と闘っています。
<お母様談>
自宅で、自身のライフワークとして掲げていた「近藤ギモンなんでもクリニック」を開設して、相談に乗り始めたばかりの2015年10月23日、未明から熱があったので、在宅医に連絡しました。
在宅医は、インフルエンザの流行期なので、インフルエンザを疑って、検査をしました。その結果が出るまで、(夕方5時まで)抗生剤も解熱剤も投与できないまま、ただアイスノンで身体を冷やし続けました。
抗生剤を飲んで、しばらくして、意識状態が悪くなり、嘔吐をして、熱も42度になりました。救急車で、カルテの揃っている医療センターに行きました。
敗血性ショックという、命が危険な状態で、病院で一夜を明かしました。その後も、予断を許さない状態が続いていましたが、高カリウム血症となり、横紋筋融解症となりました。
原因究明のために髄液を採取したり、PETを撮ったりと、身体に負担のかかる検査をされ、呼吸は、元々、肺胞が壊れていて換気量が少ない上に、これらのダメージから11月3日に、心臓が停止しました。
心臓マッサージで一命を取り留めたものの、脳に酸素が送り込まれなくなったことによって、低酸素脳症となり、その後の脳波の検査では脳波は、フラットでした。
<お母様談>
2015年11月6日には、医師により、今回の心停止を機に、脳の活動はなくなった。まだ脳死にはいたっていないが、意識は戻らない。余命は1〜2か月と言われました。
さすがの私も、医師にそこまで言われて、崇の死を覚悟しました。
でも、まだ生きている。
体が暖かい。
脳は死んだと言われても、崇の魂は生きている。
だから、死が訪れる瞬間まで、「自分は愛されていた。自分の人生は、幸福だったと感じてほしい。」と願って、毎日、病院に通い、毎日、オイルドレナージュやマッサージをし続けました。
皮膚から愛情を感じてほしかったからです。
死の宣告の当初、崇は死んだ人のように、目を見開いていました。自分で目を閉じることもできませんでした。
それが、日が経つにつれて、目を閉じることができるようになり、私が病室に行くと、にっこりするようになりました。
ある日、首が動いたので、担当医師に話すと、崇の顔を見もせずに、「反射です」の一言を返しました。
人から忘れられることか、本当の死だと思い、崇の意志を継ぎたい一心で、その後、私は崇に代わって、Facebookから崇の近況を発信するようになりました。
あれから4年半が経ちました。
今では口角を動かして、松尾さんが開発した機器(レッツ・リモコン)でテレビのチャンネルを替えたり、TV画面でFacebookやLINEを見せることができるようになって、その内容によって、嬉しそうにニッコリします。
次は、このクラウドファンディングで開発されるレッツ・チャット(の代替機)が使えるようになることを目標に、ゆっくりとリハビリをしていきたいと思っています。
近藤崇さんのFacebook :https://www.facebook.com/yoko.kondo.547
近藤崇さんの闘病記 :僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DWLS9WZ/ref=oh_aui_d_detailpage_o00_?ie=UTF8&psc=1&fbclid=IwAR2sT2Y08ENUIJbEdlioI1LiASl9fx7HHcV4-WzAPIPvdGAzbkPQlSy3lMA
〜松尾から最後に〜
「人生一度きり」
近藤崇さんの好きな言葉だそうです。
彼の人生はまだ終わっていません。
彼は希望を捨てていません。
彼がコミュニケーション手段を取り戻す日を待っていてください!
リターン
3,000円
プロジェクト応援コース
◉お礼メール
- 申込数
- 278
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
5,000円
プロジェクト応援コース
◉お礼メール
◉製品カタログ+成果報告レポート
- 申込数
- 268
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
3,000円
プロジェクト応援コース
◉お礼メール
- 申込数
- 278
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
5,000円
プロジェクト応援コース
◉お礼メール
◉製品カタログ+成果報告レポート
- 申込数
- 268
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
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