クリスマス！子どもたちに栄養価の高い食事と、本を届けよう！

　私は2011年にエンチャイルドの活動を知り、支援を開始しました。最初は知り合いが一生懸命活動しているので自分もできることをしたいと思うくらいの動機でしたが、内容を詳しく知る中で、いつかは現地に行ってみたいと思うようになりました。そして2013年からスタディーツアーに参加するようになり、このプロジェクトに対する気持ちが一層強くなっていきました。

　日本に住んでいると、ご飯が食べることができるのが当たり前。学校に行くのが当たり前。給食があるのが当たり前。その反面、経済的な事情や環境を言い訳にして、夢に向かって挑戦する若者が少ないことを残念に思っていました。テレビで見ていたフィリピンのストリートチルドレンはごみを拾ってその日の食費を稼ぐのがやっと。自分の将来のために何かをできる状況ではないと感じていました。

　このプロジェクトを通してフィリピンの生活環境や経済事情、学校教育事情を知った時に、自分の中の当たり前が崩れ落ちていきました。ただ、現地で出会った子どもたちは違いました。お金がなくても学校に行ってどうにかして勉強して自分の夢を叶えたい。キラキラした目をしている子どもたちでいっぱいでした。その夢も、ただ自分がそうなりたいだけでなく、地域のため、家族のため、国のためと、利他的な思いを持った夢であったことに衝撃を受けました。どうにかしてこの子たちが勉強できる環境を整えてあげたい。一つでも多くの夢を叶える助けになりたい。国境を超えて、兄弟姉妹としての友愛を深めたい。そう強く思って活動を続けています。

　エンチャイルドの活動は単なる経済的な支援活動ではなく、目に見える支援であり、体と心で絆を実感することのできる活動です。12月はクリスマスを迎えます。そこで、フィリピンの子どもたちにクリスマスプレゼントとして勉強をできる環境を拡充させてあげたいのです。

　単なるお金の支援ではなく、日本からの「心」の支援をしてあげたい。そう思っています。そこで今回、Readyfoによるプロジェクトを通して一人でも多くのかたに支援をお願いしたいと思います。

猪谷 祐介