クワベナ・アクワ村の村長(前列中央)とともに、村長なのにとてもフレンドリー!
クワベナ・アクワ村の村長(前列中央)とともに、村長なのにとてもフレンドリー!

 

みなさん、こんにちは、ACEガーナプロジェクトマネジャーの近藤です。

 

2012年、私が事務局長の白木からガーナのプロジェクト担当を引き継いでから、4年半が過ぎました。今ではさまざまなところに講演に行ったりして、児童労働をどうやってなくすことができるかをいろいろな人に話しています。

 

そんな私も、実際にスタッフになる前は「本当に児童労働をなくすなんて可能なのか?」と半信半疑でした。そんな私に「可能である」ということを教えてくれたのが、ACEがガーナで最初にプロジェクトを開始した小さな村、クワベナ・アクワ村でした。

 

アクワ村の子どもたちとともに
アクワ村の子どもたちとともに

 

児童労働は本当になくせるの?

 

私はACEのスタッフになる以前も、国際協力関係の仕事をしていました。そこでは、援助をしてもなかなか相手の態度が変わらないケースをいくつも見てきました。外国人を見たとたん「おれに何をくれるんだ?」としか言わない人、講習やワークショップをやっても、食事と日当だけをもらって帰る人、etc・・・。「国際協力なんて意味があるのか?」と何度も自問自答していました。

 

そんな様子を目の当たりにしたことがある私が、白木からスマイル・ガーナ プロジェクトの説明を最初に受けた時、こんなことが本当にできるのか正直信じられませんでした。児童労働をしている子どもを説得し、学校に行けるようにし、さらに農家の人々の生活を良くしようとする、それを「住民が自発的に」おこなう・・・本当にそんなこと可能なのか・・・

 

クワベナ・アクワ村では、村長(中央)を中心に自発的な活動が行われています
クワベナ・アクワ村では、村長(中央)を中心に自発的な活動が行われています

 

しかしながら、私が見たクワベナ・アクワ村は、その「不可能を可能にする」ことが本当に行われていました。住民は自発的にミーティングをし、学校環境を良くするために人々が積極的に子どもたちを見回り、学校に行くのが困難な子どもの家庭をサポートしたりしていました。住民の人々は、自ら「児童労働はいけない」「子どもは学校に行かなければいけない」と口にする姿を見て、最初は驚いて茫然としたのを覚えています。

 

白木によると、2009年にプロジェクトを開始したばかりのころは、この村もACEの活動に対して懐疑的だったそうです。しかしながら白木がパートナーNGOのスタッフとともに真摯に村の人たちと向き合い続けるうちに、徐々にACEの活動を理解し、自発的に行動をするようになったそうです。

 

児童労働をなくす活動の先頭に立つ、村長の存在

 

村長自ら、児童労働をなくす活動の先頭に立っています
村長自ら、児童労働をなくす活動の先頭に立っています

 

なかでもこのクワベナ・アクワ村は村長が非常に協力的だったのが印象的でした。本来ガーナの村長はとても権威的で、なかなか「よそ者」が話しかけたりすることは難しいのですが、クワベナ・アクワの村長は「よそ者」であるはずの我々に、フレンドリーに話しかけ、困った時には助けてくれます。また村長が積極的にミーティングなどでリーダーシップをとり、学校環境を良くするために行政などに働きかけてくれたりもします。村長を中心に、校長先生、長老会のメンバーたちが、児童労働をなくすため、子どもを学校に行かせるために、積極的に意見を交わしています。

 

児童労働をやめて学校に戻った子どもたちのその後

 

2012年、クワベナ・アクワの中学校の3年生の生徒たちは、全国共通の中学卒業試験に全員合格し、さらにその成績が郡(District)にあるすべての中学校の中で一番でした。僻地の公立中学校が、郡で一番の成績をとると言うことは、ガーナでは前代未聞のことです。なかでもかつてカカオ畑で働いていたゴッドフレッド君が郡で一番の成績をとり、高校に進学しました。「奇跡」としか思えないことが、目の前で起こって言ったのです。

 

一同に会した、かつての子どもたち。いまわそれぞれの夢に向かって邁進中!
一同に会した、かつての子どもたち。いまわそれぞれの夢に向かって邁進中!

 

その時中学校を卒業した子どもたちが、今回のモニタリングの時に一堂に集まり、私たちに夢を語ってくれました。そして力強く「児童労働をなくし、夢を実現できる」と行ってくれました。

 

「児童労働をなくせることを教えてくれたTomokoには本当に感謝している」。今年村を訪れた白木を村長はそう言って抱きしめました。

 

村長と白木は硬いきずなで結ばれています
村長と白木は硬いきずなで結ばれています

 

「クワナベ・アクワ村の奇跡」を世界中のカカオ生産地に!

 

2012年にクワベナ・アクワ村のプロジェクトが終了した後、私たちは周辺の村に活動地を広げ、児童労働をなくすための取り組みを続けています。そんな村の人々にとって、このクワベナ・アクワ村はまさに「モデルケース」となっています。

 

クワベナ・アクワのような村を、ガーナ中、いや世界中のカカオ生産地に広めたい!!そう思って我々は、この「児童労働のないガーナ産カカオを使ったチョコレートを広めたい!」プロジェクトを始めました。

 

このたび、ついに450万円を突破しました!!プロジェクト終了まで後4日、是非成立させたいと思います。ガーナ、そして世界のカカオ生産地に「クワベナ・アクワ村」を増やすために、みなさま、どうかご協力をお願いいたします!!!!

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