【最終報告】今年度の活動について
ご支援頂いた皆様へ
お世話になります。Daddy Support協会 代表理事の平野 翔大です。
2023年3~4月に実施させて頂いたクラウドファンディングから、早くも1年が経過しようとしています。
4月28日に約500万円の支援が確定し、我々はこの資金を元手に活動を開始いたしました。そこから1年、改めて振り返ってみると、進められた活動、進められなかった活動もあります。しかし一番の目標である「父親"が"育児を"できる"社会」、そしてそのために必要な「父親への支援の実装」には、着実に近づいていると感じています。
まだ1年であり、途上の部分も多くありますし、今後より活動を大きく、より良いものにしていく所存ではございますが、クラウドファンディングの区切りとして皆様にこの1年の成果をご報告させて頂きます。
本記事では
①今年度の事業概要
②今後の活動について
③収支報告
④リターンについて
をご報告いたします。
【①今年度の活動概要】
・「父子手帳コンパクト版」の製作・配布
10月に「父子手帳コンパクト版」をリリースし、現在までの半年で5000部超を配布いたしました。メディアで取り上げて頂いたり、多くの反響も頂き、我々の活動を代表するプロダクトとなっております。
該当コースの方には紙面もお送りしておりますが、追加や新規でご希望の方には、1部100円の印刷代+送料のみでお送りしております。こちらよりお申し込みください。
・第3回 SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞 教育の部 受賞
我々の男性育児支援活動が社会課題の解決に寄与するものとして採択頂きました。
本受賞は朝日新聞はじめメディアでも取り上げて頂き、弊社団の活動を注目頂くきっかけともなりました。
(受賞記事より抜粋)
・たまひよ 「第1回 子育てのミライ応援プロジェクト」応援投票数1位 獲得
育児情報誌として著名な「たまひよ」が、今後の子育てを担う団体をサポートする「子育てのミライ応援プロジェクト」に採択頂き、たまひよの読者投票にて第1位を頂きました。出展した「たまひよファミリーパーク」でも父親の参加者が激増しており、多くの両親にリーフレットをお届けすることができました。
(事務局よりご提供)
・企業・自治体等での講演・研修開催
クラウドファンディング実施時にはまだ興味を持って頂ける段階ではありませんでしたが、皆様のご支援・時代変化もあり、多くの企業様に興味を持って頂いております。現在
以下に講演・研修等を実施/予定している自治体・企業等を掲載しております。(法人属性・敬称略・順不同)
自由民主党/日本維新の会/都民ファーストの会/埼玉県/東京都板橋区/東京都港区/東京都立川市/神奈川県横浜市/滋賀県大津市/滋賀県東近江市/京都府/大阪府岸和田市/全国保育推進連盟/国立研究開発法人 物質・材料研究機構/JTBコミュニケーションデザイン/楽天コミュニケーションズ/IHI運搬機械/三井不動産/ワークスタイリング/ソニーピープルソリューションズ/パソナグループ/法政大学長岡研究室
(ワークショップの様子:主催者提供)
・「男性の育児課題・支援」に関するメディア掲載
男性の育児参画が増えるに連れ、多くのメディアにこの問題も認知頂き、特に最近では多数のテレビ・新聞などで取り上げて頂いております。代表がこのテーマに取り組み始めた2022年初頭には、未だ「男性の育児参画により生じる課題」はほとんど取り上げられることはなく、「育児参画させること」がまだ優勢でした。現在では育児参画に伴う課題も取り上げられるようになり、育休取得率の増加と共に支援の必要性も認知されつつあると感じております。
以下に取り上げて頂いた大手メディア掲載しております。(敬称略・順不同)
NHK/テレビ朝日/フジテレビ/TBS/朝日新聞/読売新聞/毎日新聞/日本経済新聞/週刊文春
・新メンバーの参画
理事3名で立ち上げ、助産師2名を迎えて開始したクラウドファンディング。現在は更に編集者・プロジェクトマネージャー・広報・総務などの人材にも入って頂き、9名体制で進めております。
メンバーについては後日webでご紹介し、告知させて頂きます。
今年度に完了しなかったプロジェクトは以下の通りになります。
・父子手帳の製作
現在プロジェクトとして進行しており、2024年中のリリースを予定しております。該当プランの方には、完成後PDFデータとしてお送りいたします。
・自治体等ごとにカスタマイズした父子手帳の配布
こちらも現在プロジェクトとして進行しております。配布が決まり次第、また告知させて頂きます。
・父子教室の開催
他団体が行う教室の一部を受託する形を現在は取っておりますが、今後社団としてもオンライン等で展開して参ります
今後も鋭意活動を進めてまいりますので、引き続きのお引き立て、よろしくお願い致します。
【②今後の活動について】
上記の活動・理念に共感頂き、東京都豊島区にて「妊娠期からの男性育児支援」を受託し、公民連携での育児支援活動を行うこととなりました。
(豊島区長記者会見資料より抜粋)
また本事業のキックオフイベントとして、豊島区在住の父親に対して行ったアンケート調査の結果を発表し、こちらも多くのメディアで取り上げて頂きました。
当日の様子はこちらよりご覧ください。(リンクは限定公開となります)
本事業では父子手帳や父親教室の開催も検討しており、本クラウドファンディングに伴う事業と併せ、「日本の男性育児支援」のモデルとなるような事業を目指して今後も励んで参ります。
【③収支報告】
クラウドファンディングで頂いた資金の収支報告になります。
<クラウドファンディング本体> 支援額 4,890,000円、手数料 914,575円
<返礼品> 返礼品費用 106,920円、返礼品経費 44,759円
<リーフレット・父子手帳製作> 制作費 856,936円、人件費 231,000円、印刷費 506,000円
<イベント開催経費> イベント運営費用 107,575円、イベント謝礼 27,500円
<その他経費> 旅費交通費 115,665円、広告宣伝費 169,664円、荷造運賃 32,404円、事務委託費 321,000円、税理士報酬 110,000円、支払手数料 38,639円、租税公課 131,260円
<最終損益> +1,176,103円
残金は引き続き父子手帳の製作・印刷等に使用させて頂きます。
※上記に理事個人の報酬は含まれません
【④リターン発送について】
現状、一部未了のリターンがございますので、含めてご報告させて頂きます。
<完了済みのもの>
・書籍のご提供・リーフレットのご提供・HPへのお名前掲載・プレゼン時のご紹介
・活動報告については今後も継続して参ります(※形態を変える可能性があります)
<未了のもの>
・冊子編集のヒアリングにつきましては、現在ご依頼お送りさせて頂いておりますのでご確認ください
・父子手帳が完成しましたら、該当コースの方にはデータお送りさせて頂きます
上記受け取れていない方などおられましたら、遠慮なくお申し付けください。
【終わりに】
改めてこの1年を振り返り、皆様のご支援により大きな活動をさせて頂くことができたと感じております。理事3名の想いだけで始まったこの社団、社会的に必要なテーマだとは実感しつつも、「男性の育児参画に伴う課題」が認知されていない中で継続的に資金を得るのは難しいものがありました。
その中で、初動として皆様からご支援を頂いたことで、特にリーフレットの作製・情報発信において大きく動きを加速させることができました。そして活動を進めれば進めるほど、この社会課題がリアルであること、そして取り組まなければならないことを実感していきました。
ご報告の遅さなどまだまだ至らない部分もありますが、引き続きご支援・応援の程頂ければ幸いです。
2024年4月8日
一般社団法人 Daddy Support協会
メンバー一同
代表理事 平野 翔大