プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

子どもの頃よく通った「町の本屋さん」はありますか。

学校の帰りにひとりで立ち寄り、お小遣いで本を買った本屋さん。

お店の人が気さくに声をかけてくれた、居心地のいい本屋さん。

そんな「町の本屋さん」がどんどん姿を消している今、静岡県三島市在住の絵本作家が、三島に新たな絵本専門店「えほんやさん」を設立します。

えほんやさん

みなさまのおかげで、ネクストゴールを到達することができました!本当にありがとうございます!(2018.9.4 更新)

 

これまでみなさまにいただいたご支援は、工事と、購入を諦めていた設備
・エアコン3台やシーリングファンの購入
・シャッターの修理
・その他インテリア類の購入
などにあてさせていただきます。

 

街の中でそっと寄り添う「えほんやさん」としてありつづけるために、より多くの方に知っていただければと思います。

 

募集終了まで、応援をどうかよろしくお願いいたします!

 

 

▼ごあいさつ

はじめまして。このたびは、私たちのプロジェクトに興味をもってくださってありがとうございます。プロジェクト発起人の、えがしらみちこ(@ega_michi)と申します。

 

 

幼稚園年長の娘を育てながら、絵本作家、イラストレーターとして活動しています。代表作に『あめふりさんぽ』(講談社)や『せんそうしない』(文・谷川俊太郎、講談社)、『なきごえバス』(白泉社)、『あなたのことが だいすき』(原案・西原理恵子、KADOKAWA)などがあります。

 

代表の絵本

 

私は今、静岡県三島市に住んでいます。新幹線で東京から約1時間。伊豆半島の根っこにある小さな街です。ここに、絵本を介して人と人、人と文化が繋がれる場所「えほんやさん」(http://tenkiame.com/ehonyasan/)をつくりたい、そして、それをきっかけに三島を「本の街」にしたいと思い、はじめてクラウドファンディングに挑戦することにしました。

 

えほんやさんイメージパース
えほんやさん イメージイラスト

 

少し長くなりますが、プロジェクト立ち上げへの想いを説明させていただけたらと思います。

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▼目次

【1】赤ちゃんを抱えて、九州から三島に移住

【2】絵本作家になってから見えてきた世界

【3】宮西達也さんのギャラリーの隣が空き店舗に

【4】「えほんやさん」設立に向けて始動

【5】資金の使い道

【6】リターンについて

【7】いっしょに未来を

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【1】赤ちゃんを抱えて、九州から三島に移住

私は九州で生まれ育ったのですが、2012年、娘が生まれて間もない頃に、主人の仕事の関係で縁もゆかりもない三島に引っ越してきました。

 

三島駅南口

 

三島の街並み

 

オムツはどこに売っているのか、病院はどこがいいのか、土地勘もなく、アドバイスしてくれる知り合いもいないなか、とりあえず近くの食器屋さんに入ってお皿を探していたときのことです。普段使いのお皿を探している様子から察したのか、レジでお会計をしているとき、お店のおばちゃんが「越してきたの? また遊びにおいで」と、さらっと声をかけてくれました。

 

その後、頻繁にお店に遊びに行ったわけではないのですが、そういう場所ができたことは、赤ちゃんを抱えて新しい土地に来たばかりだった当時の私にとって、心の支えになっていたなと今になって思います。

 

白滝公園の通り
白滝公園

 

「頻繁に会うわけではないけれど、同級生が近くに住んでいる」とか、「同じ九州出身の人が近くにいる」など、その気になればいつでも寄り添うことのできる場所があるというのは、とても心強いものです。このことをきっかけに、子育て中のお母さんお父さんやその子どもが気軽に立ち寄れるような、拠りどころとなる場所がもっとあったらいいのにな、と思うようになりました。

 

三嶋大社
 

【2】絵本作家になってから見えてきた世界

 

右も左もわからないままスタートした三島での暮らしでしたが、2014年に出版された絵本『あめふりさんぽ』を三島市立図書館に寄贈したことをきっかけに、本関連の知り合いが増えていきます。図書館や学校の司書さん、読み聞かせや人形劇のボランティアの方々とつながり、絵本原画展やワークショップを開催するうちに、他県からも声をかけていただくようになりました。

 

そんななか出会ったのが、福岡の「子どもの本の専門店エルマー」さんや、東京・三鷹の「よもぎBOOKS」さんです。どちらも地域密着型の絵本専門店。子連れのお母さんがよく出入りして、絵本選びについて店員さんに相談したり、お子さんの興味に合いそうな絵本を手にとってみたりと、本を挟んで大人も子どもも一緒に会話を楽しむことができる空間です。

 

子どもの本の店 エルマー
こどもの本専門店 エルマーさん

 

「エルマー」代表の前園さん(@EhonElmer)は、育児ノイローゼになりかけたことが書店設立のきっかけになったとおっしゃっています。絵本に助けられたというご自身の経験から、絵本で親子を支援しようと、保育園や幼稚園、小学校、公民館、図書館などで講師もされています。

 

「よもぎBOOKS」代表の辰巳さん(@Yomogibooks)も、慣れない育児の中で絵本に救われたことが書店設立のきっかけ。子どもたちに豊かな体験をさせたいという思いから、原画展や関連ワークショップを積極的に企画されています。

 

絵本と本と人生の出逢いを 蓬BOOKS
よもぎBOOKSさん

 

小さな書店を拠点に、少しづつ文化の伝達や子育て支援をされている―― その姿勢にとても感銘を受け、「私もいつか絵本屋さんをつくれたらいいな」と思うようになりました。とはいえ最初は「今は絵本制作が優先なので、老後にでも……」と漠然と夢を描いていただけでした。

 

よもぎBOOKSさんの店舗内写真

 

【3】宮西達也さんのギャラリーの隣が空き店舗に

そんな私のぼんやりとした夢が、あることをきっかけに急に現実味を帯びてきました。『おまえうまそうだな』『おとうさんはウルトラマン』などの作品で知られる三島市在住の人気絵本作家・宮西達也さんが、2017年5月、三島の商店街にギャラリーをオープンされたのです。

 

TATU'S GALLERY
TATU'S GALLERYと宮西達也さん

 

華々しくオープンしたTATSU'S GALLERY(タッズ ギャラリー)を目の当たりにして、私はふと、自分の未来について思いを巡らせました。

 

私は何歳までにどうなっていたいのかな? こんなにハイペースで絵本をつくり続けて、一体どこに向かっているのだろう? 老後に絵本屋さんをって、具体的にいつ……?

 

「いつか」と考えていても何も進まないので、「今」できることは何かないか考えるようになりました。「もっと若いときにやっておけばよかった」と後悔したくなかったのです。けれど、私には絵本の仕事が……。そう迷っているとき、妹が出産して母となり、絵本への興味が芽生えてきて、「お店をやるなら手伝いたい!」と声をかけてくれました。そしてその後、TATSU'S GALLERYの隣が空き店舗に。こ…これは…もう、やるしかない! 私の中で覚悟が決まりました。

 

えほんやさん予定店舗

 

【4】「えほんやさん」設立に向けて始動

 

さっそく不動産会社に連絡をして、物件を見学させてもらいました。外から見ると窓がかわいくていい感じだったのですが、長年放置したままだったため、2階の畳や壁はボロボロ。耐震性も低く、地震が来たらアウトの状態です。

 

改装前店舗。2階の様子

 

業者さんに見積もりをお願いしたところ、解体工事で60万円近く、電気工事や水洗トイレの設置工事で100万円、そのほか諸々の工事も含めると、普通に使える状態にするだけで700万円かかるとのことでした。

 

内装や外装などの大掛かりな工事だけでなく、照明・空調などの設備や、インターネット・電話などの通信環境の整備に加えて、本の仕入れや、機材、備品の購入を含めると、全部で1,000万円以上の初期費用になる計算です。

 

お店の改装前写真
改装前店舗。1階の様子

 

この場所でないとだめなのか、違う場所を探してみてはどうか、ということも考えました。でも、もしここにお店ができたら、絵本作家のお店が2軒並ぶことになります。それをきっかけに、三島を「本の街」として盛り上げていくことができるかもしれません。

 

三島はかつて正岡子規や島崎藤村をはじめ、多くの文豪が訪れたことでも知られています。もともと文学や本とゆかりのあった街なのです。そんな三島を今また、「本の街」として活性化することができたら……三島を拠点に活動する絵本作家のひとりとして、いつしかそんな目標も持つようになりました。

 

水辺の文学碑

 

【5】資金の使い道

三島市の空き店舗対策の補助金を申請したりして、なんとか初期費用1000万円は用意することができましたが、運転資金やプラスアルファの雑費がギリギリな状態です。

 

70万円集まると……

●支援総額の18.36%がプラットホームへの手数料(約13万円)

●返礼品の費用・送料(約7万円)

 

残り約57万円を資金として使うことができます。みなさんに応援していただいた資金で、このようなことができればと考えています。

 

1. 日よけの繰り出しテントを設置したい(約20万円)

2. 遠くから見えやすいようフラッグサインを付けたい(約1万円)

3. カフェスペースの食器やコーヒーマシーンなどの備品を購入したい(約15万円)

4. 授乳室やおむつ交換台を設置したい(約10万円)

5. トークイベントなどに使用するプロジェクターやスクリーンを購入・設置したい(約5万円)

 

 

完成予定パース
店舗完成予定図。入り口
完成予定パース(店舗内)
店舗完成予定図。内装

Design by 市橋穂南(@honami.ichihashi

 

【6】リターンについて

 

リターンは、クラウドファンディング限定のトートバックをはじめとしたオリジナルのグッズや店舗のカフェスペースにあるタイルにお名前を記載する一口オーナーなどを組み合わせて、3000円〜5万円までの様々なラインナップをご用意しています。

 

 

リターンイメージ写真


 

ブログにもアップしていますが、えほんやさんをオープンするまでのきっかけや調べたこと、さらに工事の見積もりや事業計画書などを掲載した小冊子『えほんやさんができるまで(仮)』を作成し、2019年の5月に送付するコースもご用意しています。

みなさまにご支援いただくことで、更なる飛躍を目指します!ご協力・応援をよろしくお願い致します!!

 

* 企業様向けにも、新しい書店のスペースを活用したプランをご提案できればと考えています。それぞれのニーズに合わせてご相談させていただければ幸いです。

 

 

【7】いっしょに未来を

 

源平側のほとり

 

「絵本は子どもが最初に出会う文化」と言われています。そして、絵本を通じて子ども時代に味わった感情や感覚は、大人になってもずっと残っていきます。さまざまな絵本との出会いが、その人の基盤を築いていくのです。

 

絵本を手にとって選ぶときの気持ち、読み聞かせの声を楽しむ感覚、絵をじっくり見て本の世界に入り込む体験、さらに、そこから広がる絵画や文学、音楽など、さまざまな文化に対する興味をたくさん味わってほしい。そして、そのきっかけとなる場所として、大人にとっても子どもにとっても心の拠りどころとなるような、居心地のいいお店をつくりたい―― 私を突き動かす原動力になっているのは、そんな思いです。

 

志のある方の参考になるよう、「えほんやさん」を設立するにあたっての企画書や資金・運営状況などは、できる限り公開していくつもりです。私の経験を土台にして、全国各地で同じような試みが行われるようになったらいいな、そして日本がもっと、絵本や文化・芸術に理解のある国になっていったらいいなと、壮大な夢を抱いています。

 

まだまだ力不足な点や不安もたくさんありますが、私の夢に賛同していただけましたら、どうかお力添えください。いっしょに「えほんやさん」の未来を想像し体験していただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

代表:えがしらみちこ (@egamichi)

店長:福江寛子(@hiroko.egashira.9

Photo by 植田隆太(@ueda.ryuta

 

▼応援メッセージ

 

長倉一正長倉書店サントムーン店facebookページ

長倉書店代表取締役

私は本屋に生まれ本屋に育ち本屋をやっています。 だから本屋の良さもつらさも知っています。 本屋さんになりたい人はたくさんいます。 本に囲まれて仕事をしたい。本が好きだから。 本を売って儲けたい。 でも、実情をありのままにお話しすると まず、あきらめます。 それは、利益を出すことが難しい現実があるからです。 えがしらさんからも相談を受けたとき 「やめたほうがいいですよ」から始まりました。 でも、よく話を聞くと えがしらさんのライフワークの思いが 伝わってきました。 それは 小さいお子さんのを持つお母さん方の集まれる場所 絵本の大切さを知る場所 三島を絵本の街としてにぎわいができること そんな思いを実現できるなら 全面協力したいと思いました。 それは本屋として、親として、ひとりの人間として。 そして絵本専門店は自分の夢でもありましたから。

 

岡村秀一

三島市文化振興課 課長 (三島市役所Facebookページ)

三島市では文化振興基本計画に基づき「創造力あふれる人とまち・みしま」の実現にむけ市民、芸術家クリエイター、企業、市、文化団体等が協働で文化振興事業に取り組んでおります。

昨年、宮西先生が中心市街地の空き店舗にTATSU'S GALLERYをオープンしていただき、今回その隣の空き店舗にえがしらみちこさんが「えほんやさん」を出店していただけるということは中心市街地の活性化や三島の文化振興に寄与することであり、大変ありがたい事であります。

このプロジェクトが成功するよう微力ではありますが全力で支援して参りますので、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 


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