このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い
【報告】22年9月の活動状況について
日々、私たちの活動にご支援をいただき誠にありがとうございます。
育て上げネットのPR担当の山崎です。
本クラウドファンディングによる寄付の引き受け状況と、利用状況に関する情報をお伝えします。
痛みを感じるほどの日照りもずいぶんとゆるやかになり、高校生たちは進路を本格的に意識をはじめ、若者たちの「今年中に次のステップ」とどこか勢いがどの支援拠点からも感じられます。
私たちは進学先が決まったり、働く先がみつかることを支援の段階で「出口」と呼んでいます。この段階にきている方は社会参加の意欲も高まっていて、来所頻度を増やすニーズも高まっていくのですが、その意欲に応えることができるのがこのクラウドファンディングの重要な意義であると考えています。今回も実際に交通費を補填した方の事例をご報告します。
※個人情報の特定を避けるため、年齢・性別・支援拠点など一部改変している部分がありますことご了承ください。
―――ヒロトさん(17歳・男性)―――
ある通信制高校に通っているヒロトさんは、食費や交通費、通信費など日常生活にかかるお金をアルバイトでまかなって生活しています。あるときは妹の学費の支払いにも充てることもあり、広義では「ヤングケアラー」ともいえるような状況です。
育て上げネットのことを知ったのは学校のなかで活動するスクールソーシャルワーカーの紹介でした。学習支援など自分の時間を持てることに意味を感じてくれているものの、電車でも30分以上かかる距離の往復を「節約しないと」と自転車で通っています。
学校にアルバイトに家族のことも考えているヒロトさんはとても忙しい日々を送っており、少しでも余裕ができればと交通費分の補助を開始しました。
現在は電車・バスを使ってくることができるようになり、精神的にも気楽になったようで、学校卒業に向けた勉強にも力が入るようになりました。
10月10日現在、卒業の目途が立ち、就活の支援に移行するようになってきています。
――支援スタッフの声―――
多くの方には「通信制高校」のイメージが湧かないかもしれません。通信制の学校は毎日の通学がない分、レポートの提出が求められます。その量も質も決して余裕があるものではありません。
「在籍卒業率」というデータでは、公立の通信制高校では、卒業学年の半数程度が卒業にいたらないという報告もあります。全日制の学校では考えられないような状況が現実に起きています。
卒業のためにレポートを終わらせるためには、なによりも時間の確保が大事です。ヒロトさんは意欲充分だっただけに、移動にかかる時間によってレポート提出に遅れが出てしまうのは歯がゆさがありました。
みなさまのおかげでヒロトさんは3月の卒業目途が立ち、その先の未来を考えられるようになりました。私たちが関われる時間も短くなりましたが、みなさまのサポートのもとで彼の人生を支えたいと考えています。
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【2022年8月の活用状況と残高】
■活用可能金額: 18円
■活用した金額:38,024円
・ICカードによる補填‥‥25,000円
・個別の交通費補填‥‥13,024円(※)
※来る頻度かはっきりと決まっていないので、月末に精算する形をとっています
■受益者数:12名(9月30日時点/延べ)
■繰越金:-38,006円
【寄付の引き受け状況について】
2022年9月分(翌月25日着金)について
寄付金額:63,000円/寄付者数:35名
活用予定額:41,706円(※1)
繰越金含残高:3700円
【今後の予定】
・すでに利用を始めている若者のうち、経済的な負担を抱えている方を優先して交通費の補填についての声掛けを行います。
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※1‥‥Readyfor社への手数料およびクラウドファンディングページの運営や寄付いただいたみなさまの情報管理、調査・研究をはじめとするバックオフィス業務にかかる人件費を主なものとして、実費補填するための振込手数料、本活動に関係する広報活動の費用を事務費としてしています。
コース
1,000円 / 月
1回分の相談費相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
3,000円 / 月
週1度の相談相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
5,000円 / 月
1か月分の通信費相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
10,000円 / 月
1か月分の定期券相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません