里山から始まる これからの『衣食住』をみんなでつくろう!

支援総額

2,550,000

目標金額 2,000,000円

支援者
116人
募集終了日
2020年7月17日

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2020年08月24日 20:41

8月 スタッフインタビュー(その3)

お久しぶりです!フォークロアのエリカです。

私たちのクラウドファンディング終了から約1ヶ月が経過しました。

 

長雨が明けてからは酷暑続きですが、皆さま健やかにお過ごしでしょうか。

 

私たちは、木工や草木染めの工房施工や商品開発に邁進中です。今後の新着情報でも、折に触れて経過をご報告できればと思います。

 

今回は、クラウドファンディング期間中に載せきれなかった、ゲストハウス休業後の数ヶ月を振り返ってのスタッフインタビューの第3弾を掲載いたします。

 

*   *   *

 

まさとさん

地元の農家出身で、フォークロア草創期からの最古参メンバー。結い庵の田んぼと畑を一任されている、農業チームのリーダーです。農作業以外にも草刈りや薪割り、農機の手入れなど、結い庵の周辺の環境を整え続けてくれている、頼もしい縁の下の力持ちでもあります。

 

耕運機の操縦もお手のもの

 

「自分にできることはなんだろうってずっと考えていた」

コロナの話が出始めた頃、こんなものが日本に徐々に広がってしまうのかと思っていたら、あっという間に世界に広がってしまった。結い庵は世界中の人を相手にしている宿だから、一緒に住んでいる家族は大丈夫かなって心配していた。フォークロアも当初は、来る人たちのシェルターになろうって粘っていたし。

 

そんな状況だったけど、来る人たちが少しでも山の景色とかに癒されるように、自分はとにかく田んぼの周りの草刈りをがんばって、景観を整えようと思った。だけども緊急事態宣言も出されて(宿もその直前から休業に入り)「自分にできることはなんだろう」ってずっと考えていた。

 

「このことがあったから、野菜や米作りを一層がんばろうという気持ちに」

そうしていたら、これまで当たり前のように毎年やってきた野菜づくりをクラウドファンディングのリターンにするというので、例年以上にたくさんやらなきゃという話になった。その頃からちょうど新しいメンバーが増えたもんで、いっぱい力を貸してもらった。でもその分、今までやったことのなかった指示出しをすることにもなったり。

 

ただ、結い庵があることで自分も町の人も安心しているというか、フォークロアは町の受け皿として期待されているところがあると思う。

 

というのも、実は自分は前の仕事を辞めてしばらく働けない期間があったもんで…でもこの会社はそういう働きづらい人のためにも柔軟にやってくれているので、将来的には、自分みたいな人も働ける場所になるんじゃないかと思っている。

 

だから「この会社があり続けるために役立つことならば頑張ろう」と思った。(COVID−19の感染拡大下で)どうしようもなくなってしまったこともあるけれど、このことがあったから、野菜や米作りを一層がんばろうという気持ちになれた。

 

ちなみにクラウドファンディングをやるって聞いた時には、新聞やネットで見たことがあるから言葉としては知っていたけれど、かけ離れた世界のことだと思っていたもんで、目標金額もそんな(大きな)金額で大丈夫かっていう。まさか自分たちがやるとはって感じだったし、そして実際にやってみたら成功するんだってびっくりした。

 

ただ、自分が外で畑や田んぼに取り組んでいる間に、自分とは違う持ち場でがんばってくれていた人たちがいて、クラウドファンディングの準備が進んで、出来上がったプロジェクトページを見たときには、意欲が伝わる感じがして、ちょっとはうまくいくんじゃないかって思った。

 

「自分の責任をしっかり持たせてもらえたのが嬉しかった」

目標金額を達成した時には、ホッとしたと同時に、自分は今からやることがいっぱいあるぞって思った。リターンのための野菜やお米を育てるっていう、こんな責任のある立場に就くとは思っていなかったけど、自分の責任をしっかり持たせてもらえたのが嬉しかった。

 

今回のクラウドファンディングはみんなで協力してできたのが良かった。成功したのも、このスタッフさんたちがいたからだからこそだと思う。すごく大変な期間だったけれど、たくさんの人から支援してもらったというありがたさの方が大きい。

 

それに何より、クラウドファンディングのことで新聞に取り上げられて、地元の人たちからたくさん応援してもらえた。それは熊さん(=代表の熊谷洋さんの愛称)が今までに地道に色んな人のところに顔を出して、名前を知ってもらって、フォークロアっていうものを運んでいたからこそだと思う。これからは、こういう広報を通じてもフォークロアのことを広げていければいい。

 

クラウドファンディングに挑戦したことで、これまであやふやだった一人一人の役割を再認識できた。できないところは補い合いながら、これからも一緒にやっていきたいと思う。

 

 

つよしさん

DIYチームのつよしさんは、ユーモアに溢れたトークで楽しませてくれる皆の兄貴分。ものづくりへの熱意と器用さから、新ゲストハウスMOUNTAinn Nagisoにも、こだわりの詰まったDIY家具をたくさん設置してくれました。

 

古材の色味のバランスも吟味

 

「道行く町の人からよく声をかけてもらって、オープンを楽しみにされているんだなって肌で感じていた」

自分は2020年1月から、熊谷さんに色々と教わりながら、MOUNTAinnの床板を張るところからDIYチームに加わったんだけど、駅前のMOUNTAinnで作業している間、町営バスが南木曽駅前と(地元の観光地である)妻籠宿を空っぽのまま行って帰ってしているのを見て、ニュースで言われているような出来事を一層リアルに感じた。駅に電車が来ても誰も乗らないし降りないし、不要不急の外出は控えてって町内放送でずっと呼びかけているし……この世の終わりかよ!みたいな雰囲気で、ちょっと怖かったよね。

 

そんな中でもものを作っている時間はすごく楽しかったし、一緒に作業している大工さんたちがどんどん仕上げていくのを見ているのも楽しかった。駅前で作業していたから、行道行く町の人からよく声をかけてもらって、オープンを楽しみにされているんだなって肌で感じていた。

 

「チームとして得るものもいっぱいあったと思う」

それで迎えた4月、これからっていうときにやっぱり今は開業できないって話になって、ついにここまで来たんだなと。もしも単に製造業だとしたら思わなかったことかもしれないけれど、MOUNTAinnはインバウンドのお客さんも相手にしている宿だから、影響を身近に感じたね。

 

そのときは夏になれば収まるだろうって思っていたけれど、どうやらすぐにはどうこうならない感じだし、その間に物を売っていこうという方針が立った。その辺の決断が早かったのは良かった。

 

特に古材を使った椅子をつくるのは楽しかったな。スタッフの皆も染め物やなんやかんやと苦労していたけど、新しいチャレンジが形になって、チームとして得るものもいっぱいあったのではないかと思う。


 

えりさん

南木曽のお隣・大桑村に移住前、東京のフレンチレストラン、カフェ、ベーカリー、ビストロを10年かけて渡り歩き、料理人として修行を積んできたえりさん。ゲストハウス休業中のスタッフを励まそうと、ソロプロジェクトで社食「えりめし」を立ち上げました。地元の野菜やハーブがふんだんに使われた創意工夫と情熱あふれるランチは、今やスタッフたちの心身の元気の源です。

 

スタッフからのメニューリクエストに応えてくれることも多い

 

「スタッフにお昼ごはんを届けることならばできるかもしれない」

もともと結い庵では、パートタイマーとしてお掃除やベットメイキングなど、ゲストをお迎えする準備をしてお昼で帰る、という働き方だったので、ゲストに接客をしたりスタッフの皆とやり取りしたり、もしくは(代表の)洋さんがやっていることや考えていることを聞いたりする機会はほとんどありませんでした。

 

休業すると聞いたときは、じゃあ私が結い庵でできることはもうないのかな…と思っていました。そのときも、「自分の仕事が断たれるかも」ということより、ゲストハウスを興した洋さんや理絵さん、この会社でやっていきたいと移住してきたスタッフたちのことが心配でした。

 

そんな中で、料理の経験を活かしスタッフにお昼ごはんを届けることならばできるかもしれない、と思い立って、結い庵の厨房を借りて「えりめし」を始めました。スタッフには一人暮らしの人も多いけど、近くに飲食店もそんなにないし、食べることに困っているんじゃないかと思って。ならばせめて、週に1〜2回、野菜たっぷり栄養たっぷりの値段も手頃なお昼ごはんを出せたらと考えました。

 

「スタッフ一人一人のことをよく考えるように」

大変な時期だけど、皆で食事をすれば雰囲気も和らぐ。食べることを通して少しでも楽しい気持ちになってもらえればいいなという想いでやっています。

 

「えりめし」を始めてから、スタッフ一人一人のことをよく考えるようになりました。どうしたら喜ばれるかな、この時期なら何がいいかなって、それぞれの顔を思い浮かべながら作っているので、尋常じゃない気持ちがお料理にこもっています。一週間が終わると、次は何にしようかずっと考えているので、今は、頭の中の半分が子育て、残り半分はえりめし!って感じです(笑)。

 

「今の状況だからできたこと」

私のお料理は、西洋料理、特にフレンチの経験をベースに派生させていっているのですが、「えりめし」を食べて私のお料理を知って、このレシピを今後は宿でも出したいねって言ってもらえたことが、自分としてはガッツポーズが出るくらい嬉しかったです。

 

これまで長年、お店のシェフの指示を受けながら働いてきましたが、「えりめし」はすべて自分で一から作り上げるオリジナル。日々メニューを考え、試作をし、一週間の集大成をスタッフたちに食べてもらい、またすぐに次週のメニューを考えることの繰り返しです。おかげで自分の経験値も上がりました。

 

それもある意味、今の状況でだからこそできたこと。この活動を快く受け入れてくれた会社にとても感謝しています。南木曽にお客さまが戻ったときに、今までスタッフのために心を込めて作ってきたお料理を、今度はゲストに向けて提供できたら…そのときがきたら、今までの料理の引き出しを全部開いて、そこからさらに美味しいお料理を作りたい。そんなチャンスが来るといいなと思っています。


 

えいこさん

夫婦で南木曽に移住してきたえいこさんは、笑顔と割烹着の似合う素敵な女性。英語が堪能であるだけでなく、パリ仕込みの洋裁スキルを有する、プロのパタンナーであり、ニッター(編み手)でもあります。現在製作中の草木染めワークウェアや手編みハットなどはすべて、スタッフの意見を取り入れて調整を重ねた、えいこさんによるハンドメイドです。

 

豊富な知識とスキルで導いてくれる、頼れる存在

 

「南木曽のコミュニティに入りたい」

自分はもともと、南木曽に引っ越して来るまで宿の仕事をしたことがなかったのですが、「南木曽のコミュニティに入りたい」「この町の人たちと触れ合いたい」という思いから、結い庵で働き始めました。

 

なので休業になるって聞いた時は、結い庵に来るのはすごく良いゲストばかりだったし、そういう方たちと触れ合えないのは寂しいなって思いました。ただ、洋さんが町のこともスタッフのことも、色々なことを考えての決断だっていうのは理解できたので。

 

「恩返しじゃないけれど、今度は自分が力になりたい」

実は私は、働き始める前にゲストとして結い庵に泊まっているんですよ!たまたま移住の下見に南木曽に遊びに来た時に(同じく移住者である熊谷夫妻に)住居のこととか、移住のこととか相談したりして。

 

以前、南木曽のことをまだよく知らないのに、いきなり空き家を買う買わないみたいに話が進んでしまって、ちょっと困ってしまったことがあるのですが、移住者だかこそわかる移住者の気持ちを汲んで洋さんたちが相談に乗ってくださったのがすごく助けになりました。

 

それで結局、今住んでいる家も洋さんに探してもらったんです。だから恩返しじゃないけれど、今度は自分が力になりたいなと。

 

「自分の強みを活かして」

(クラウドファンディングで支援してもらった草木染め事業では)これまでの自分の本業というか強みを活かせるようになりました。私がこれまで培ってきた知識やスキルを使える分野なので。

 

ありきたりな言い方ですが、このピンチをチャンスにしたいです!フォークロアとしての新しい一歩が良いものになればいいなと思っています。

リターン

5,000


シンプル応援コース

シンプル応援コース

フォークロアのプロジェクトに賛同し、リターン不要でプロジェクトの実現を後押してくださる方へ、御礼の手紙と合わせて、私たちの日々の活動を記した里山ダイアリーをお送りいたします。

■工房内の古材ボードにお名前掲示(希望制)
■里山ダイアリー(PDF)
■サンクスレター

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

10,000


開墾しようぜ!〜荒野再生プロジェクト〜

開墾しようぜ!〜荒野再生プロジェクト〜

里山はフロンティア!フォークロアが取得予定のHOSTEL結い庵に隣接する耕作放棄地(約2,000㎡)について、活用方法を一緒に考え、実現させるプロジェクトに集う有志をお待ちしています!

■荒野開墾プロジェクトへの参加

■オリジナルステッカー(1枚)
■サンクスレター

*活用方法は農地、牧場、キャンプサイト、タイニーハウス、アースバッグハウスの建設地など可能性は無限大です。
*月一回はオンラインまたは現地での活動へ参加できることが条件になります。
*プロジェクトの開始時期は土地の取得状況に応じて前後することがあります。
*ご宿泊希望の場合は別途代金を申し受けます。

申込数
2
在庫数
8
発送完了予定月
2020年10月

5,000


シンプル応援コース

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フォークロアのプロジェクトに賛同し、リターン不要でプロジェクトの実現を後押してくださる方へ、御礼の手紙と合わせて、私たちの日々の活動を記した里山ダイアリーをお送りいたします。

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制限なし
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2021年7月

10,000


開墾しようぜ!〜荒野再生プロジェクト〜

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*月一回はオンラインまたは現地での活動へ参加できることが条件になります。
*プロジェクトの開始時期は土地の取得状況に応じて前後することがあります。
*ご宿泊希望の場合は別途代金を申し受けます。

申込数
2
在庫数
8
発送完了予定月
2020年10月
1 ~ 1/ 15


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