障害者の可能性を閉ざさない フィリピンたった1つの盲学校の挑戦
寄付総額
目標金額 8,000,000円
- 寄付者
- 195人
- 募集終了日
- 2017年2月15日
視覚障害児の可能性を信じたいーー地方の特別支援学級にて
その後、大学の長期休みを利用してフィリピンを3度訪れました。
ドゥマゲッティという地方にある視覚障害児学級を訪れた時、まるで保育所のような雰囲気に愕然としたのです。5歳から14歳までの視力も学力も異なる生徒に対して先生はたった一人で、点字の教科書もないので授業が成り立つわけもなく、子どもたちはただ歌を歌って、手遊びをして過ごしているのです。
先生は、子どもたちにテレビを見させておいて自分は廊下で他の先生と話していたり、子どもたちにおやつを買ってくると言って出掛けたっきり、1時間くらい帰ってこなかったりします。 先生も親も、子どもたちの能力や可能性を認めず、手間のかかる無力な存在として子どもたちに接します。誰も、視覚障害のある子どもたちを本気で教育しようとは思っていないようです。
弱視の子はそれでも一人で絵本を読んだりしていましたが、全盲の子どもたちは、一人で教室内を歩き回るなと言われ、壊すと困るから何にも触るなと言われ、誰かが声をかけたり物を与えたりするまで、ただじっと座っているだけなのです。 この子たちに能力がないのではなくて、何もできない存在に育てているのは周囲なのにと思えてなりません。邪魔者呼ばわりされている子どもたちと、高校生の時の自分の状況が重なります。
なぜ、どうして周囲は、やってもみないうちから、視覚障害児の可能性を否定し、努力する機会を奪おうとするのでしょう?
その夜から、寝ることも忘れて教材を準備しました。フェルトのコインを使って1桁の足し算・引き算を教え、点字を読む前に指で正しく線を辿る練習をするため、紙に毛糸を貼り付けて迷路を作りました。1週間たつころには年長の生徒たちは一桁の足し算・引き算を習得し、年少の子どもたちも新しいものに好奇心を示すようになっていきました。誰かが教え方を工夫し、個人のニーズに合った指導をしていれば、この子たちはそれぞれの能力を伸ばせるのにと歯がゆく思い、その体験からフィリピンにおける障害児教育に興味を持ち始めました。
(次回に続きます)
ギフト
5,000円
5,000円寄付コース
■ サンクスメール
■ ニュースレター
■ 領収書
- 申込数
- 95
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
10,000円
10,000円寄付コース
■ サンクスメール
■ ニュースレター
■ 領収書
- 申込数
- 76
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
5,000円
5,000円寄付コース
■ サンクスメール
■ ニュースレター
■ 領収書
- 申込数
- 95
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
10,000円
10,000円寄付コース
■ サンクスメール
■ ニュースレター
■ 領収書
- 申込数
- 76
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月

【大船渡 山林火災】3.11の被災地が再び被災. 緊急支援を開始!

- 現在
- 3,621,000円
- 寄付者
- 397人
- 残り
- 3日

岐路に立つシリア。平和な社会をつくるための人材育成としくみづくりを

- 現在
- 2,620,000円
- 寄付者
- 116人
- 残り
- 47日

ミャンマー地震緊急支援 -被災した方に寄り添う支援を-

- 現在
- 1,295,000円
- 寄付者
- 143人
- 残り
- 34日

緊急支援|岩手県大船渡 山火事被害へのご支援を

- 現在
- 7,654,000円
- 寄付者
- 810人
- 残り
- 3日

【能登半島地震】液状化被害!ゼロからのスタート(石川県/内灘町)

- 現在
- 75,000円
- 支援者
- 7人
- 残り
- 51日

ARUN15周年|社会起業家を応援し、ネイチャーポジティブな社会へ

- 現在
- 730,000円
- 支援者
- 41人
- 残り
- 55日

山口県初、平生町が災害派遣トイレ網に参加、町民の命と尊厳を守る!

- 現在
- 1,300,000円
- 寄付者
- 28人
- 残り
- 34日