感謝!【みんなで調べよう!福井県産つばめの巣】結果報告
【ご支援・ご協力、本当にありがとうございました!】
ふくい鳥の研究室「イロドリ」の出口とトリルラボの大坂です。
この度は、【みんなで調べよう!福井県産つばめの巣】プロジェクトにご支援・ご協力いただき、心より感謝申し上げます。
皆様のご支援とご協力により、8月31日をもって無事に調査を終了することができました。お寄せいただいた200件を超える情報から共に学び、発見し、そして驚きを共有することができました。調査に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。改めて心より感謝いたします。
【結果報告】
今回のプロジェクトでは、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメのつばめ類3種(以下、つばめ)を対象にし、2023年5月1日~7月31日の期間内に244件のデータをお寄せいただきました。お寄せいただいた写真を一部紹介します。




そのうち重複や種不明などを除いた有効登録データは福井県内と石川県加賀市で182件で、延べ65人と多くの方から情報をお寄せいただきました。種別ではツバメ113件、イワツバメ23件、コシアカツバメ46件で、市町別では小浜市が最も多く47件で、次に福井市52件でした。

また、本プロジェクトでは教育普及活動にも注力しました。5月には福井市内の小学生と学区内のつばめの巣の共同調査を実施し(福井市自然史博物館協力)、多くの小学生に地元で子育てするつばめに興味を持ってもらうことができました。さらに9月には石川県で開催された日本鳥学会2023年度大会では「スマートホンを用いた市民参加型ツバメ巣調査と広報メディアの効果」と題して3時間のポスター発表をいたしました。ありがたいことに、多くのお客さんにほぼ途切れることなく興味を持って見ていただき、つばめの巣の分布だけでなく、クラウドファンディングを含めた市民科学の進め方の観点でも議論もすることができました。ポスターは以下のURLからご覧いただけます。
そのほか、生き物関連の講演会や当時のツイッター(現X)のライブ配信にもゲストスピーカーとして登壇し、本プロジェクトのことを多くの方に知っていただくことができました。


【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、システム開発費に30,000円、告知に35,000円、リターン(オリジナルTシャツ・ステッカー)の製作および発送に150,000円を使用させて頂きました。今後、残り100,000円ほどは2023年度末に発刊予定の結果報告パンフレットの作製・発送に使わせていただきます。
【リターン】
リターンのオリジナルTシャツおよびステッカーは、在庫切れにより一部の発送に遅れが出てしまいましたが、全て支援者の方にお送りすることができました。遅れてリターンを受け取られた方々に改めてお詫び申し上げます。
さらに支援者皆さまには現在、取りまとめております本調査の結果を分かりやすいパンフレットにして、お送りさせていただく予定です。ご期待ください!


【これからもみんなでつばめを調べていきたい!】
この【みんなで調べよう!福井県産つばめの巣】市民調査は、今回だけでなく来年も、再来年も、この先、継続して実施していく予定です。福井のつばめは今後増えていくのか、減っていくのか、巣場所は毎年変わらないのか、様々なことを皆さんと明らかにしていきたいと思います。ぜひ、お手持ちのスマートフォンからこれからも一緒に福井のつばめを調べていきましょう!身近な生き物にやさしい誇りある街を目指して。
これからもご支援、ご協力よろしくお願いいたします!
ふくい鳥の研究室「イロドリ」代表 出口・トリルラボ代表 大坂