Fukushima→46プロジェクト:福島の教訓を日本中に届けたい

支援総額

4,655,000

目標金額 1,070,000円

支援者
192人
募集終了日
2022年4月28日

    https://readyfor.jp/projects/fukushima46project?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

終了報告を読む

 

達成のお礼と次の目標に関しまして



皆さまの温かいご支援のお陰で、第2目標の280万円に到達することができました!
本当にありがとうございます。


第2目標を達成することができたので、冊子を全国の市町村に届けることができます。また、災害関連紙シンポジウム特設サイトも、いただいた費用で運用して参ります。

 

温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして、次の第3目標を645万円と設定させていただきます。

 

今後いただいたご支援で、

① 「東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故後『10年間のあゆみ』の印刷費用および送料
② 「地域防災EXPO(2022年6月末に東京ビッグサイトで開催)」への出展等を通し、災害対策の知見を今後さらに広めるための費用

を実行したいと思います。


どうか変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

 


坪倉正治
(2022年4月1日追記)

 

 

東日本大震災で福島が得た教訓の数々をまとめた冊子制作を通じて、
次の災害から、ひとりひとりの「未来」を守りたい。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。医療・健康社会研究所の坪倉正治です。

 

震災後、福島県の浜通りにある原子力発電所から10〜40km離れた南相馬市で、白血病を専門とする医者として働き始め、2020年から福島県立医科大学 放射線健康管理学講座 主任教授を務めています。

 

一番左が坪倉です

 

このプロジェクトは、福島の「復興」のためのプロジェクトではありません。世界的に災害はどんどん増えてきています。これから、例えば、南海トラフ巨大地震のような日本に何らかの災害が訪れた時に、東日本大震災と同じことが繰り返されることを防ぎたいと考えています。

 

そのために、少しでも早く、次の災害が起こる前に、東日本大震災で福島が得た教訓の数々を日本中のひとりひとりに届けたいとの想いでこのプロジェクトを立ち上げました。

 

 

福島原発事故から、これまでの11年間の経験から学んだ2つの教訓

 

2011年4月から、福島県の被災地での活動を続けてきました。そこから約11年間、地域での診療を始め、住民の方へ健康診断や診療を始め、健康診断や放射線の説明会を継続的に行ってきました。

 

このような活動を今も継続できているのは、地元の住民の方々をはじめ、私たちの活動を支えてくださる多くの皆さまのおかげに他なりません。改めて心から感謝申し上げます。

 

放射線に関する住民説明会の依頼を受け、小学校や公民館を回ることも

 

福島原発事故からこれまでの11年間の経験から、次の2点が大きな教訓であると考えています。

 

①高齢者や弱者と言われるような人たちにおいて、災害直後の環境変化(特に避難)の影響が非常に大きいということ *1


②放射線被ばくという中心的な影響以外の、社会や環境変化に伴う、長期的な二次的影響が大きいこと *2

 

これらの教訓は、昨年、米学術誌SCIENCEでも大きく紹介されました。

 

 

東日本大震災において、特に福島では災害関連死が直接の災害で亡くなった方よりもその数が多かったことが知られています*3 それは、災害後に繰り返される環境変化(=私たちはこれを「ゆさぶり」と呼んでいます)の影響で起こりました。

 

今回の新型コロナウイルス感染症の流行でも、コロナうつや受診控えなど、コロナそのものではないことから影響を受けてしまっていることは皆さまにも感じられるのではないでしょうか。残念ながら、東日本大震災の教訓が十分に生かされていないように感じています。

 

福島の浜通りの現場で働く弁護士と医療者で、
7年以上続く震災関連死に関する事例検討や勉強会から得た教訓を冊子に。

 

今回のプロジェクトの目標は、福島で得られた教訓をまとめた冊子を作成することです。そして、ゆくゆくは日本全国の1,741の市町村に届けたいと思っています。

 

まずはこのクラウドファンディングで皆さまからいただくご支援で、冊子の出版費用を集めたいと考えています。

 

冊子は、2月2日(火)に実施した「災害関連死の本質―現場で感じるこれからの課題」というシンポジウムの内容をもとに作成します。

 

この冊子の元になったシンポジウムは、弁護士と医療者の勉強会がスタートでした。これまで福島の浜通りの現場で働く弁護士と医療者で、震災関連死に関する事例検討や勉強会を、7年以上続けてきました。その中から得られた教訓やエッセンスをまとめたものになります。

 

そういった情報をしっかりまとめてアーカイブ化することが、南海トラフ巨大地震やこれからきっと起こるであろう他の何らかの災害に対してプラスになると確信しています。

 

記録集の目次

—演題—   p.2-57

p.2-3 開会の挨拶(坪倉正治)

p.4-10 医療者からみた災害関連死の歴史と変遷(坪井基浩)

p.11-17 弁護士からみた災害関連死の認定手続きの問題(宇都彰浩)

p.18-26 災害関連死の事例集積、分析の必要性とその現状—訴訟で災害関連死と認定された具体的事例からの考察—(在間文康)

p.27-33 原発事故関連死事案における実務と課題—医師と弁護士との勉強会を通じて考えたこと—(渡辺淑彦)

p.34-40 原発事故に伴う二次的な健康影響について(坪倉正治)

p.41-49 福島第一原発事故における医療施設での災害関連死(澤野豊明)

p.50-51 閉会の挨拶(坪倉正治・渡辺淑彦)

 

—寄稿文—   p.58-61

東日本大震災・原発事故が地域住民のメンタルヘルスに与えた影響について(堀有伸)

災害による健康の「ゆさぶり」、なぜその一般化が重要か(尾崎章彦)

 

—編集後記—   p.62-63

untitled(趙天辰)

南海トラフと僕の故郷、徳島(谷悠太)

 

画像はイメージです

 

しかし、これまで活動を手弁当で行ってきた経緯もあり、記録集を出版するための資金がありません。

冊子作成のため、皆様からのご支援を必要としております

 

何卒温かいご支援を、よろしくお願い致します。

 

<資金使途の内訳>

・「災害関連死の本質—現場で感じるこれからの課題」というシンポジウムを元に作成する、冊子2000部の作成費用

 

※無事に支援をいただき第一目標を達成できましたら、以下の通り、第二、第三目標を設定致します。

 

 

 

坪倉正治 経歴

 

福島県立医科大学医学部放射線健康管理学講座 主任教授。2006年3月東京大学医学部を卒業、東日本大震災発生以降、南相馬市立総合病院、相馬中央病院を拠点に医療支援を行っていた。血液内科を専門とし、放射線内部被ばく関連の医療にも従事している。2020年6月から現職。

 

■ 坪倉正治さん(1)風化進みながらも残る不安 6年後の現状(ヨミドクター yomiDr.)https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170306-OYTET50021/?catname=archives_interview

 

■ 坪倉正治さん(2)放射線の情報どう伝えるか 正しさだけで人は動かない(ヨミドクター yomiDr.)https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170308-OYTET50014/

 

■ 坪倉正治さん(3)医者なんてやりたくない 頭でっかちの秀才を変えた現場(ヨミドクター yomiDr.)https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170315-OYTET50025/

 

■ 坪倉正治さん(4)原発事故後の地域医療 現場からの改革を目指して(ヨミドクター yomiDr.)https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170315-OYTET50036/

 

■ 坪倉先生の放射線教室~特別版~(福島民友新聞)

 

■ 確かなデータ、健康守り続ける 坪倉正治さん(39)(産経新聞)

 

参考文献一覧

 

*1...Mortality Risk amongst Nursing Home Residents Evacuated after the Fukushima Nuclear Accident: A Retrospective Cohort Study

https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371%2Fjournal.pone.0060192 

*2...原発事故に伴う二次的な健康課題―相馬・南相馬地区での経験から―

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jniph/67/1/67_71/_article/-char/ja/ 

*3...震災関連死の死者数等について 

https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-6/20140526131634.html 

 

 

 

ご支援の前にご確認ください

 

● クラウドファンディングでのご支援は、寄附控除にはなりませんのでご注意ください。

 

● 支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの支援獲得のPRのために利用させていただく場合があります。

 

● 本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

プロジェクト実行責任者:
坪倉 正治(NPO法人医療・健康社会研究所代表)
プロジェクト実施完了日:
2022年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

全国すべての市町村に配るための「災害関連死の本質—現場で感じるこれからの課題」というシンポジウムを元に作成する冊子を制作する。資金は、2000部の作成費用および諸経費。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/fukushima46project?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/fukushima46project?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

5,000+システム利用料


alt

5,000円のご支援

・お礼のメール

ご支援いただいたことへの感謝メールをお送りします。

支援者
26人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

10,000+システム利用料


alt

10,000円のご支援

・お礼のメール
・記録集のご送付

ご支援いただいたことへの感謝メールに加え、ご自宅まで本記録集を送付いたします。

支援者
109人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

30,000+システム利用料


alt

30,000円のご支援

・お礼のメール
・記録集のご送付
・本プロジェクト特製シール

ご支援いただいたことへの感謝メールに加え、ご自宅まで本記録集と本プロジェクト特製シールを送付いたします。

支援者
26人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

50,000+システム利用料


alt

50,000円のご支援

・お礼のメール
・記録集のご送付
・本プロジェクト特製シール
・特製キーホルダー

ご支援いただいたことへの感謝メールに加え、ご自宅まで本記録集と本プロジェクト特製シールを送付いたします。

支援者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

100,000+システム利用料


alt

100,000円のご支援

・お礼のメール
・記録集のご送付
・本プロジェクト特製シール
・特製キーホルダー
・オンライン講演会にご招待


ご支援いただいたことへの感謝メールに加え、ご自宅まで本記録集と本プロジェクト特製シールを送付いたします。

オンライン講演会については、2022年7月に開催を予定しています。詳細の日時に関しましては、プロジェクト終了後の5月頃にご連絡させていただきます。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

300,000+システム利用料


alt

300,000円のご支援

・お礼のメール
・記録集のご送付
・本プロジェクト特製シール
・特製キーホルダー
・オンライン講演会にご招待

ご支援いただいたことへの感謝メールに加え、ご自宅まで本記録集と本プロジェクト特製シールを送付いたします。

オンライン講演会については、2022年7月に開催を予定しています。詳細の日時に関しましては、プロジェクト終了後の5月頃にご連絡させていただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

500,000+システム利用料


alt

500,000円のご支援

・お礼のメール
・記録集のご送付
・本プロジェクト特製シール
・特製キーホルダー
・ご支援者様のご都合に合わせ、オリジナルのオンライン講演会を実施

ご支援いただいたことへの感謝メールに加え、ご自宅まで本記録集と本プロジェクト特製シールを送付いたします。

オンライン講演会の時期は令和4年度内での実施をお願いします。テーマや詳細の日時に関しましては、プロジェクト終了後の5月頃にご連絡させていただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

プロフィール

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る