みなさま

 

お世話になっております。

台風も近づき、じめじめとした湿度の高い一日。道を歩くと濃厚な花の香りが鼻腔をくすぐります。本日所沢航空公園で開催する予定だった、ネパールチャリティーフリーマーケットは、今朝の連絡で中止になってしまいました。残念です。

 

さて、カトマンズも本格的な雨季に入った模様です。

プリティビからは、雨季が明けるまで子供たちの絵画教室は中止だとの連絡が入りました。郊外への道に地すべりの危険があるためとのことです。是非、秋に雨季が明けたあとの第一弾の絵画教室を支援したいです。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。 

     

 

ユニセフの情報でネパールでの人身売買の危険性が増加することを懸念する。

とあります。人身売買の実態は、明らかになっているのは、氷山の一角で、雨季が明けてプリティビ達が村の小学校を再訪したら、数人がいなくなっていた。などどいうことがないように祈るばかりです。プリティビは、「支援の届きにくい郊外に小学校を建ててあげたい。」と願っていましたが、雨季が来ても屋根のある避難所となる学校がないのが現状です。ユニセフでも各地に「子供に優しい空間」をつくって、子供たちのこころのケアばかりではなく、人身売買に巻き込まれそうな子供に気をつける等の活動を行っているようですが、

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000506.000005176.html

 

こういう活動は、多ければ多いほどよいと思います。とりわけ、「芸術家のためのビンドゥー空間」の活動は、現地の将来を担う若いアーティストたちの手で行われる活動というところに意義があると思います。 

 

さて、今日はプリティビの奥さんでもある、サウールの作品を少し紹介したいと思います。

 

http://www.theartofencouraging.com/project/saurganga-darshandari/

 

(プリティビの油彩とサウール)

 

2年前に来日したサウールは版画家で、カトマンズの二つの大学で版画を教えています。私は、メールで話したことしかありませんが、プリティビとはおしどり夫婦のようです。

 

 

                  (版画を制作するサウール)

                   (サウールとプリティビ)

 

彼らが現在「芸術家のためのビンドゥー空間」の被災者支援活動の中心的役割を担っています。そして、皆様からいただいた義捐金で、画材を調達したり、お土産のアイテムを選んでくれたりします。

 

これは、サウールが作ったインスタレーションです。

 

昨年、プリティビのお兄さんが営む三鷹のヒマラヤ料理店「ヒマラヤ」でおいしいカレーを戴きながら、東京で開催されている芸術家のワークショップを探していたときに、プリティビが「やった!サウールのインスタレーションが賞をとったんだ!」と、知らせを聞いて大喜びしていました。

 

「ファーストファッション」が、東南アジアでの過酷な労働に支えられている現状が世界的な問題になっていますが、さまざまな色の糸を巻いた人形が巨大なドレスを形作るさまは、ファッションの作り手からの視点を喚起したり、「どうして女性の服なんだろう?」という疑問を抱かせます。また、これだけの数の人形が集積すると国家とか、コミュニティのあり方について考えさせられます。私は、この写真を見たとき、暖かくて、女性らしい優しさのようなものを感じました。

 

これだけ素晴らしい作品を生み出すネパールのアートシーンが、今や壊滅的な打撃を受けています。サウールの教える美大は内部倒壊し、休校。ギャラリーや美術館も多くが倒壊したといいます。亡くなったアーティストや、家や家族を失った仲間もいるといいます。ただでさえ、助成金が少なかったアートの活動です。今後はさらに苦しい状況で制作を強いられ、不安な未来を生きなくてはならなくなるのではないでしょうか?また、ボランティアの仲間は、「サウールが美大の生徒を心配していた。」といっていましたが、現地の美術を志す学生も、将来が不安に違いありません。

 

(6月にカトマンズでパフォーマンスを披露するサウール)

(山の小学校でパフォーマンスを披露すうサウール)

 

困難にもめげず、被災地で活動する彼らをなんとしても応援したいです。

 

 

 

                                  

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