こんにちは、矢口です。

今日は、ジョイセフのガーナでのこれまでについてと、これからについて紹介したいと思います。

 

ガーナでのこれまで

これまでジョイセフは、ガーナで何十年も支援を行ってきました。

地域をかえ、内容も少しずつ各コミュニティのニーズに合わせて、支援を行ってきています。

 

これは、現地で長い間一緒に活動してきたIPPFガーナ(ガーナ家族計画協会)の50周年記念(2017年)の際に出てきた、古い写真の写真です。

 

ジョイセフの現事務局長が写っています。

 

 

90年代半ばのこの当時は、IP(インテグレーションプロジェクト)と言って、寄生虫予防を入口に、栄養と家族計画を統合させたプロジェクトを実施していました。

家族計画はなかなか受け入れられにくいトピックで、理解を促進して、コミュニティの人々のこれまでの行動を変えていくのは難しいものがありました。

 

そこで、その当時問題が大きかった寄生虫を切り口にしたことで、

駆虫薬を飲むと体が楽になり、

健康に投資することの重要性を体感することができ、

健康に対するコミュニティの人たちの意識が変わりやすくなりました。

そこから栄養や家族計画を取り入れると、家族計画だけを前面に押し出して実施するより、はるかにうまく受け入れられるようになっていきました。

 

女性が、産みたい時に安全に子どもを産むことができる環境を作る、

ということでジョイセフは家族計画を推進し、母子保健活動を実施していますが、

家族計画を実施するか否か、は母子の健康に大きな影響を与えます。

家族計画をしないまま、妊娠したら産む、ということを続けると、

母体には負担がかかり、妊娠・出産時に母も子も、

死亡するまたは合併症を起こすリスクは高まってしまうのです。

 

また、90年代に入り、HIV/エイズの問題も大きくなってきたため、

2000年代にHIV/エイズに取り組むプロジェクトも開始されます。

これまでコミュニティの人々を巻き込んで、ニーズに沿った形で保健の向上を行ってきた経験を活用し、HIV/エイズをテーマに、啓発活動の取り組みを始めます。差別や偏見により、検査を受ける人がなかなか増えない状況があり、自分が感染していることを知らないまま他の人に感染が広がっていくことを予防しようという努力です。

 

母子保健の現状と取り組み

そういう新たな課題にも直面しつつ、母子の状況もなかなか良くなってはおらず、ガーナの妊産婦死亡率は未だ出生10万件に対し319です(世界人口白書2017)。

それに対し日本の妊産婦死亡率は、出生10万件に対し、なんと5です!

戦後、妊産婦死亡率および乳幼児死亡率を激減させた経験をもつ日本ができることはまだまだあります。ジョイセフは日本の経験を活かし、特にコミュニティの巻き込み、官民の連携を促進し、ガーナも含めた各地域でプロジェクトを実施してきています。

 

現在活動しているガーナのコウ・イースト郡で、まず保健医療施設を整えるためのプロジェクトを実施しました。

2012年から2014年までの3年間で、比較的大きなリプロダクティブ・ヘルスセンターをひとつ、CHPS(Community Based Health Planning and Services)と呼ばれる小さな保健施設を4つ建設しました。

 

今、なにを?

現在は、保健スタッフやコミュニティで保健サービスの利用を促す保健ボランティアの人材育成を行っています。

 

今まさに、日本の制度から学んだ母子保健推進員を養成するための研修を実施しているところです。

 

また、今週末の3月4日に日本のお台場で開催される「ホワイトリボンラン2018 走ろう自分のため。誰かのために」のエントリー費の一部は、ガーナのこの地域の保健施設の基礎的な医療機材の購入にあてられます。

 

妊婦さんが、必要な時に必要な保健サービスにアクセスできるようになるためには、保健施設、医療機材、保健医療人材、サービスを受けようという意志、

それからアクセスそのものが必要です。

 

Missing piece

今、欠けているピースはアクセスです。

オート三輪が、そのアクセスの部分に該当するので、今回もしオート三輪が購入できれば、みなさまのご支援で、パズルのピースが埋まる地域が増えていくことになります。

 

プロジェクトの概要にもあるように、プロジェクトサイトは、山間地域で起伏が激しく、道路の整備もままならない状況です。

 

車で5分の道を、私も一度歩いてみたことがあります。

炎天下、ガタゴト道を、さらに結構急な坂道を登って下って、30分もかかりました。滝のように汗が流れ、フラフラになって脱水症状を起こしかけました…。

 

実はこの斜面、かなりの負担です。

 

そんなところを、身重の妊婦さんが保健施設にアクセスするのは本当にどんなにか大変なことだろう、といつも思います。

 

みなさまのご支援でオート三輪が購入できれば、

こんな思いをしなくても、保健施設に行ける妊婦さんが増えます

自宅でリスクを抱えて産むということをしなくても済む妊婦さんが増えます。

 

引き続き応援、どうぞ宜しくお願いします!

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