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田邑恵子です。
ファディと日本訪問中、パラリンピアンの #大西瞳 さん、義足エンジニアの #遠藤謙 さんにお会いしました。

大西さんは、NHK・Eテレの障害者のための情報バラエティー番組「バリバラ」の司会も務める義足アスリートです。

シリアでは紛争で障害を負ってしまった人が急激に増えました。HIHは彼らを支援するプロジェクトを検討しており、日本で活躍されている2人とお会いすることになりました。

大西さんが義足になった経緯を聞きました。

風邪をこじらせて心筋症になり、その治療のために足の付け根にカテーテルを入れましたが、それが原因で右脚が壊死。太ももから切断せざるを得なりましたったそうです。

交通事故や癌などの重篤な病ではなく、風邪というありふれた病気をきっかけに脚を失ってしまったというのは、本当にやるせなかったと思います。まだ23歳の時です。

大西さんが脚を失った経緯は、シリアの今の状況と重なるものがあると思いました。

シリアでも、医療へのアクセスがないために手当てが遅れ、切断に至ったケースがあります。あるいは、きちんと受傷後の手当てを受けることができれば、障害を負わずに済んだケースも多く見られます。

大西さんにも、シリアで、適切な治療が受けられないために、さらに大きな悲劇に繋がっている現状の切実さをお伝えできたかと思います。

切断直後のお写真を見せていただきましたが、「私には、家族もいたし、病院で治療も受けていた。シリアの人たちよりは恵まれた環境だったけれど、でも、とても辛かった」とおしゃっていました。そのため、治療もできないでいるシリアの方々の痛みをより想像していただけたのかな、と思います。

心筋症のため、今も心臓ペースメーカーが入っているそうですが、市役所にお勤めで、陸上選手も続け、「切断ヴィーナス」としてのモデル活動もされていらしゃり、とてもパワフルで素敵な方でした。大西さんの前向きな生き方を、シリアで将来に悲観的になっている方々に伝えることで、勇気付けたいと思います。

第2の人生を素敵に生きれおられる大西さんの生き方。シリアではこういったチャンスはまだまだ少ないです。病気、怪我をされた方が、必要以上に苦しみことのないように、病院へのご支援をお願いします。
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