活動報告

 

ご支援をいただきました皆様、ありがとうございました。

治安の悪化から事業に遅れが生じ、また、当団体のレディーフォーアカウント不調からご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 

 

2018年2月に計4回の攻撃を受け、病院の地上部分は大きく破壊されてしまいました。幸いにして、前日までに患者さんの転送などを終了しており、患者さん、スタッフには大きな怪我は発生しませんでした。

爆撃の瞬間、またその被害などはこちらの動画から確認いただけます。

建物の地上部分は天井から1階部分まで貫通弾を受け、全壊状態となり、救急車、医療機器にも大きな被害が出ました。

幸い、WHOを始めとしたドナーから緊急支援を受け、損失した医療機器などを提供いただき、業務を再開することができました。

 

地上部分は閉鎖となり、地下病院の換気装置の取り付けが終了し、病院は治療を再開することができました。皆様からのご寄付は、換気装置の購入に使わせていただきました。

こちらの銅製プレートを病院内に設置いたしました。

ご希望された個人の方のお名前と共に、「この病院はシリアの方々の安全と平和な将来を願う約70人の日本にゆかりのある方々からのご支援を受けました」と記してあります。

 

今年度は現在までに、

  • 200件を超える大規模手術
  • 120件の小規模手術
  • 1,500件の外傷措置
  • 3,500人の外来患者
  • 毎月50人の透析患者

を実施いたしました。

病院スタッフからの動画を近日中に翻訳、掲載予定です。

 

 

現在のシリアでは、停戦合意が継続し、非武装地域が設置されるなど、治安状況には大きな動きがありました。政治的な解決への道のりは遠いですが、少なくとも「爆弾が降ってくる心配はない」という状態が続いております。

それでも、まだキャンプや仮住まいから戻れないでいる方々が大多数です。

当団体では巡回医療サービスも行っており、キャンプなどに訪問医療を提供しております(活動の様子はこちらからご覧頂けます。キャンプの俯瞰映像などがあり、生活されている状況が良くご覧いただけるかと思います)。こういった巡回医療にて「必要あり」とされた患者さんをプライマリーヘルスケアクリニック、あるいはより設備の整った病院へと紹介し、通院のためのバスも毎週走らせております。

 

今回ご支援いただいた地下病院は半径60キロ圏にある唯一の外傷病院であり、巡回医療チームより複雑な患者さんを受け入れる拠点病院となっております。

 

シリアの将来がどういったプロセスを経て、終戦となり復興へと進むのか、先行きはまだまだ不透明です。その一方、推定だけでも約290万人の方々が身体的な障害を負ったとされており、紛争が集結しても、シリアはこれからも大きな、かつ長期的な課題に直面することになります。医療支援のみならず、精神的なサポート、家計支援、雇用促進・創出、教育機会の確保、バリアフリーなまちづくりなど、紛争にて障害を負ってしまった方達を「取り残さない」復興のあり方も重要となってきます。

当団体は、障害を負った方達への支援も提供しております。ぜひ、下記の動画もご覧ください。

障害者支援、訪問医療プロジェクト紹介

下半身麻痺となった若い男性のケース

 

 

日本からは遠いシリアですが、「家族や友人と一緒に暮らせる幸せ」に東西の違いはないと感じます。そして、どんなに過酷な状況に置かれても、人には立ち上がる強い底力が備わっているのも同じではないかと感じます。

 

毎年大きな災害に見舞われる日本の方々も、同じような強い底力が備わっていると信じます。そんな日本から、引き続き応援をいただければと思います。

 

 

ご支援ありがとうございました。

 

 

なお、リターンのご報告については、該当の皆様に後日ご連絡させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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