寄付総額
目標金額 4,000,000円
- 寄付者
- 151人
- 募集終了日
- 2023年12月21日
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#まちづくり
- 現在
- 42,047,000円
- 支援者
- 2,026人
- 残り
- 26日
盲導犬ユーザーに笑顔を届け続けたい|EJGDAーサポーター募集中!
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- 29人
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- 57人
車いすユーザーの社会参加を応援する!WheeLog!サポーター
#観光
- 総計
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若年性認知症の克服に向けた研究を推進し、治療や早期診断へつなげたい
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- 寄付者
- 97人
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- 12日
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#医療・福祉
- 現在
- 8,734,000円
- 寄付者
- 444人
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若い世代にもっと届け。生活に取り入れてほしい、どどメシプロジェクト
#医療・福祉
- 現在
- 2,791,000円
- 寄付者
- 122人
- 残り
- 33日
プロジェクト本文
このプロジェクトのポイント
✔︎ がんを早期発見ができた場合は約90%の患者さんが5年以上生きることができており早期発見が重要。
✔︎しかし、現在のがん検診受診率は40%と高くない状況にあり、国として60%を目指している。
✔︎「唾液」を用いることで、より手軽に受診できること。併せて心の状態の把握も同時に行うことで検査の精度を高めていきたい。
全ての人が、がんの早期発見により健康寿命を延伸するために
このプロジェクトを立ち上げ動機は、私の親しい友人が末期がんと戦いながら若くして亡くなった経験に根ざしています。彼の早すぎる死は、私の中で深い悲しみと無念さを残しました。
私たちの目的は、「誰もががんを早期に発見し、健康寿命を延ばすことができる社会を築くこと」です。私たちは国(JST)の競争的資金による研究成果から、幸福度という心理要因が唾液中のがんマーカーを変化させる可能性を見出しました(投稿準備中)。このことは、幸福度を加味すれば、がんリスク検査の精度を上げることができる可能性を示しています。
彼のように、がんの早期発見ができずに苦しむ人々を救いたいという強い願いから、私たちはこのプロジェクトを進めています。私たちの目標は、唾液によるがんリスク検査の精度向上を通じて、多くの人々の命を救い、家族や友人との幸せな時間をもたらすことです。
早期がんリスク検査の革新的な方法を開発し、がんの早期発見の精度を向上させるとともに、がん検診率をアップさせることを目指します。 皆さんのご支援と協力により、私たちの使命を達成する手助けをしていただければ幸いです。
東京医科歯科大学の青木和広です。
本大学の「人々の幸福に貢献する」という理念を形にしたく、1995年から研究を行ってきました。
そしてこの度、社会貢献プロジェクトとして文京区のがん検診率を上げるための提案が採択されました。
「がんの検診率を上げて、末期がんで手遅れになる前に助かる人を1人でも増やしたい!」
私自身も昨年偶然がんが見つかりましたが、1年間治療を行うことでがんは転移することなく落ち着いており、検診の有り難さを身をもって感じているひとりです。
昨今、唾液からがんリスクをある程度予測できる時代となりました。
しかし、唾液の成分は色々な要因で変化しやすいことが知られています。私たちは研究を進める中で、病は気からと言われるように、唾液の成分も人の心で変化する可能性を見つけました。そこで、唾液検査からわかるがんリスクに、心理的アプローチと組み合わせることを考えました。
がんと関連するという報告がある口腔内細菌も併せて唾液から調べることにより、がんリスク検査の精度をあげ、がんの早期発見に繋げたいと考えております。
是非、応援のほどお願いいたします!
日本人の2人に1人が がん になっている
がんは現在、日本の死亡率第一位であり、さらに年々増加しています。
図:健康づくりポータルサイトより引用
出典:厚生労働省 人口動態統計(概数)
男女ともに日本人の2人に1人は生涯がんにかかり、3人に1人はがんが原因で亡くなっています。
図:厚生労働省 広報誌「厚生労働」2021年6月号より引用
がんは早期発見により、生存率が大幅に向上する
疾患の予後を示す医学的な指標の1つであり、癌と診断され5年が経った時に生存している患者の比率を示す「5年生存率」では、多くのがんにおいて、早期発見ができた場合は約90%の患者さんが5年以上生きることができています。一方で、がんの発見が遅れ転移をしてしまうと、5年生存率は大幅に下がってしまいます。
出典:院内がん登録 2013-2014年生存率集計
国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 がん登録センター 令和3年12月
がん検診の受診は、がんの早期発見のために非常に重要
現在では、国を挙げてがん検診受診率60%達成を目指しています。
毎年10月は「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」です。
しかし、国が定めている5つのがん検診(胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がん)の受診率の全国平均は、現在40%台とあまり芳しくなく、60%を達成している都道府県は全国で5つ未満であるのが現状です。
文京区でのがん検診の現状
文京区においても、がん検診の受診率は4割程度にとどまってしまっています。
文京区が実施した調査により、がん検診を受けない理由としては以下のような要因が挙げられました。
①時間がとれなかったから 23.8%
②必要性を感じないから 21.5%
③面倒だから 19.0%出典:令和4年度文京区健康に関するニーズ調査
より多くの人の健康のために、がん検診をさらに多くの方々に受診していただきたいと私たちは考えております。
唾液検査と幸福度検診の組み合わせで、新たな検査方法を模索する
がん検診の受診率を上げる方法の一つとして、がん検診の受診が必要と感じない方々やがん検診を受ける時間の無い多忙な方々へ、風邪やむし歯等の通院のついでに手軽に短時間で自身の健康について把握でき、病気が無い時から自身の健康に興味を持っていただくことが重要です。
手軽に短時間で自分のがんリスクを把握するための、新たな検査の方法を模索しています。
1. 短時間で簡便にできる唾液を使った検査を行う
2. 幸福度(心の状態の)検診というあらたな切り口で検診に興味を持っていただく
唾液を使った検査とは?
唾液による検査は、検査を受ける方への体の侵襲がなく、手軽に短時間で検査を実施することができます。最近では、新型コロナウイルスのPCR検査により、人々の唾液検査への馴染みが増えました。歯周病検査などをはじめとした唾液検査のサービスも近年多く見られるようになってきています。その他にも、唾液からはがんリスクや口腔内細菌も調べることができるようになってきています。
体には常在している菌が様々おり、そのうち口腔内には700種以上の細菌がいると言われています。この口腔内の多種多様な細菌の集まりを口腔内細菌叢(こうくうないさいきんそう)と言います。
出典:医学書院 標準微生物学 第14版
口腔内細菌叢はむし歯や歯周病だけでなく、近年では様々ながんとの関連も報告されています。口腔内細菌が発がんに関係があるという報告*1)*2)*3)や、口腔内細菌叢が乱れ歯周病を発症している人はがんの発症リスクが2~5倍高くなるという報告*4)もされています。
このため、口腔内細菌叢の解析をがんリスク検査の指標に加えることで、がんリスク検査の精度が上がると予想し、口腔内細菌と唾液中のがんマーカーとの関連を研究していきます。
心と体の健康の繋がりとは?
人の心と体(健康)は、「病は気から」と言うように、密接に関係しています。例えば、患者には伝えずに偽の治療薬などを患者に与えた際、患者が症状の緩和などを経験する「プラセボ効果」や、糖尿病と抑うつの関係、治療に前向きな人ほど治療効果が高いと言われていることなどからも、心の健康がどれほど体の健康に関わっているのかが示されています。しかし現段階で自らの幸福度を知る方法は、心理学で用いられるアンケートによる主観的な幸福度の調査であり、個人の幸福度を客観的に計測できる方法が確立されていないため、心の状態(幸福度)を科学や医学に応用することはできていません。
また、幸福度はがんリスクにも関係しているといわれています。心のバランスを整える「ハピネスホルモン」には、エンドルフィン、オキシトシン、ドーパミン、セロトニンなどがあり、例えば、βエンドルフィンは癌の発生を抑える働きがあることが報告されており*5)、オキシトシンは癌増殖抑制作用があると分かっています*6)。
参考文献
*1) Fan X et al., Gut. 2018;67:120-127
*2) Mascitti M et al., Frontiers Cell Infect Microbiol. 10.3389/fcimb2019. 00232
*3) Gholizadeh P et al., Biomed Pharmacother. 2017;89:918–25.
*4) Tuominen H et al., Pathobiology. 2021;88:116–126.
*5) Zhang C et al., Cancer Prevent. Res. 2015;14-0254
*6) Mehdi A et al., Personalized Medicine 2019 16:1, 25-34
■目標金額:400万円
■目標金額の使途:研究の解析費用、キットや検体、書類の輸送費用など
※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。例えば、期日までに目標金額の70%が集まった場合には、解析の種類を減らすなどの対応を行い実施します。
■実施内容
1. 唾液中の幸福度マーカー(客観的指標)の確認
主観的な幸福度を知ることができるアンケートの結果と唾液から、唾液中に人の幸福度を計測できる幸福度マーカーが存在をするのかを確かめていきます。幸福度を客観的に計測できるようになれば、その他にも心と様々な病気との関係を知ることができるようになります。
2. 幸福度とがんマーカーや口腔内細菌叢との関連解析
幸福度ががんリスクや口腔内細菌叢に関わっているのかを確かめていきます。さらに、がんリスクと口腔内細菌叢に関連があるかを調べていくことで、幸福度とがんリスクおよび口腔内細菌叢の3つの関係性が明確になる可能性があります。
今後、幸福度を客観的に計測できるようになることで、これまでできなかった人の心の状態を科学の舞台に乗せることができ、唾液検査の精度が上がったり、臨床試験で少ない対象者で薬の効果が確認できたり、様々な医学への応用が可能になることが期待できます。
今後の展望
がん検診受診率を上げる!
がん検診はがんの早期発見に非常に重要であるにもかかわらず、受診率は低水準であるのが現状です。
このプロジェクトをきっかけとして、下記の2点を目指しています。
①がん検診を、より手軽で短時間でできる簡単な方法で実施できるようにし、
通院や定期的な健康診断のついでに手軽に受けられるようなシステムに繋げていきます
②幸福度という新たな観点から自身のがんリスクを解き明かすという点で、
自分の健康について多くの人に興味を持ってもらいやすくする
また本プロジェクト以降には更なる発展として
体の健康と密接に関わりのある幸福度の計測と定量を可能にし、医学的な応用を目指していきます。
幸福度を唾液検査から測定できるようになることで可能になること
今回のプロジェクトは、文京区の「文京共創フィールドプロジェクト(B+)」の対象事業として認定されているため、主に文京区内にお住まいの方のご協力を得ることで、幸福度とがんに関する関係をより明らかにしていきたいと考えています。文京区での本プロジェクトを成功させ、将来的には全国のがん検診受診率の向上と、がん死亡率の減少に貢献したいと考えています。
東京医科歯科大学 M&Dデータ科学センター長 宮野 悟 様
幸福度と聞いてこれだと思いました。
病は気からを科学することは、新たな研究分野の創造です。是非、頑張ってください。
文京区長 成澤 廣修 様
皆さんこんにちは。文京区長の成澤 廣修です。
このプロジェクトは、スタートアップ企業等の実証の場として、「文京区」をその「フィールド」として活用していただき、民間企業等の新たな技術やサービスの普及に向けた支援を行うものです。
私たちを取り巻く社会・経済状況の変化の速度は日々増しており、多様化する行政課題やニーズに対して、様々な切り口からのスピード感をもったアプローチが必要です。そのために、民間企業等による新たな技術等の実証と文京区の行政課題の解決に向けた検証を一緒に行うことにより、本区としては、これまでの常識や既成概念にとらわれない新たな取組へとつなげることを目指しております。
事業名にある『共創』は、「民間企業等による実証事業」、「実証の場としての文京区」、「実証事業にご賛同いただけます寄付者の皆様の思い」により、従来のアプローチでは難しかった“新たな価値”を創出していきたいという思いを込めております。
文京区の取組が、様々な方の未来を変える“新たな価値”の創出へとつながることを願い、皆様の、温かなご支援と応援をよろしくお願いいたします。
本プロジェクトに対する個人様からの寄附金は「ふるさと納税」の対象となります。ふるさと納税では、寄附金のうち2,000円を超える部分について、住民税の概ね2割を上限に、所得税と合わせて全額が原則として控除・還付されます。
例えば、30,000円の寄附をした場合、還付又は住民税からの控除額は28,000円となり、実質負担額は2,000円となります。
※寄附者様の収入や家族構成に応じて、還付・所得税控除額は変わります。
※その他、ふるさと納税の詳しい内容や注意点については、総務省のホームページをご参照ください。
※この寄附には、返礼品等の特典はありません。
▼本プロジェクトにおける寄附の流れ
本プロジェクトは、文京区の「文京共創フィールドプロジェクト(B+)」の対象事業として認定されています。
寄附金は文京区がふるさと納税として領収し、その寄附金から寄附代行手数料を除いた額を、補助金として事業者に助成します。
なお、目標金額に達成しなかった場合でも、事業は実施します。
目標金額以上に寄附をいただくことがありましたら、本プロジェクトの趣旨に沿った経費として活用させていただきます。
寄附をされた方には、後日文京区から「寄附受領書」を送付いたします。
寄附受領書名義:ご寄附時にご入力いただくギフト送付先の氏名を宛名として作成します。
寄附受領書発送先:ご寄附時にご入力いただくギフト送付先のご住所にお送りします。
寄附の受領日(領収日):READYFORへのご入金が確認できた日付となります。
寄附受領書の発送日:令和5年12月25日(月)以降を予定しています。発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。
※ワンストップ特例制度の申請をご希望の方へ
ふるさと納税制度の適用において、確定申告が不要となるワンストップ特例制度の申請をご希望される場合は、寄附申込の際に必ず希望有りを選択してください。
令和6年1月10日(水)(必着)までに、文京区に申請書等をご提出いただく必要があります。
(期日を過ぎた場合、確定申告が必要になります。)
プロジェクトが成立して寄附金額が確定した後、区から寄附受領書とともにワンストップ特例申請書の様式をお送りします。
送付は、令和5年12月25日(月)以降を予定しています。概ね14日以内で手続きいただくことになりますので、ご注意ください。申請書様式は、文京区HPからもダウンロードできますので、事前にご準備いただくことも可能です。
また、申請にあたり、マイナンバーに関する添付書類をご提出いただく必要がありますので、ご遺漏の無きようお願いいたします。
本プロジェクトは文京区の「文京共創フィールドプロジェクト(B+)」に認定されたプロジェクトであり、寄附者様の個人情報は、文京区に提供されるほか、文京区を通じて本事業者にも提供されます。この点をご了解頂いたうえで、ご寄附をお願いいたします。
- プロジェクト実行責任者:
- 青木 和広(東京医科歯科大学大学院 口腔基礎工学分野)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
東京医科歯科大学大学院 口腔基礎工学分野が、文京区で実施される文京共創フィールドプロジェクト(B+)で、主に文京区民を対象に幸福度に関するアンケート調査と口すすぎ液・唾液から、幸福度マーカー(客観的指標)の確認および、幸福度とがんリスク、口腔内細菌叢の関連を明らかにしていきます。本事業で将来は、簡便な唾液を使った検診により、がん検診の必要性を感じない人々やがん検診の受診はハードルが高いと感じている人々へ新たな検査方法の提案となる可能性があります。また、唾液を使った検査で自身の心の状態やがんリスクなどの健康状態を知り興味を持つようになり、確定診断となるがん検診の受診率向上に役立てたいと考えています。 2023年度末までにかかる運用維持費等として、ご寄付を活用してまいります。内容は主に、解析費、消耗品費などに充てさせていただきます。
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プロフィール
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
ギフト
5,000円
(A) 5千円:全ての人ががんの早期発見により健康寿命を延伸できるために
・寄付受領書
・お礼状
・ワンストップ特例申請書
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
10,000円
(B) 1万円:全ての人ががんの早期発見により健康寿命を延伸できるために
・寄付受領書
・お礼状
・ワンストップ特例申請書
- 申込数
- 60
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
5,000円
(A) 5千円:全ての人ががんの早期発見により健康寿命を延伸できるために
・寄付受領書
・お礼状
・ワンストップ特例申請書
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月
10,000円
(B) 1万円:全ての人ががんの早期発見により健康寿命を延伸できるために
・寄付受領書
・お礼状
・ワンストップ特例申請書
- 申込数
- 60
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年2月